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毎日楽しい学校生活

シトラス学園

マンガ『マシュマロ通信』『ないしょの話』で知られる著者による、ちょっぴりメルヘンで、ちょっとキツめの“毒"のコントラストが楽しめる連作集。森に囲まれた平和な国・シトラス公国にあるシトラス学園を舞台に、個性豊かな生徒たちと、不思議な動物・ウサギイヌ、さらには魔女や宇宙人なども登場する、にぎやかでファンタジックな物語。宝島社「CUTiE Comic」掲載分に加え、本書のための新規カラー描き下ろしマンガも収録!

かわいい絵柄に隠れた教訓や毒の濃さ!
これぞメルヘン!
これぞルンルンワールド! 

話の展開やオチが恐ろしかったりするので、苦手なお子さんもいるでしょうが、本当の意味で子供から大人まで楽しめる作品です。

ストーリーのおもしろさ、絵の魅力に加え、安易なエログロに走っていないことも素晴らしいですね。
安心して人にすすめられます。

いろんな作品に出てくるウサギイヌ

この作品は2000年から2001年にかけて宝島社の「CUTiE comic」に連載されたものの単行本です。
後に2002年から2003年にかけて講談社の「Vanilla」に続きのお話が連載されましたが、
この「シトラス学園 キューティ」には続きの「Vanilla」版は収録されておりません。
もちろん連載の最初からなので「CUTiE comic」版だけでも十分楽しめます。

そのかわりに、この単行本のためにオールカラーの描き下ろし新作が収録されております。
連載当時に、登場人物と同年代だった人たちには、特に感慨深いものがあるのではないでしょうか。
たいへんすてきな内容なので、この描き下ろし新作だけでも、持っている価値が十分あります。
さらに、装丁もすばらしいです。新作と思われるカバーイラストも楽しめます。
カバーでかくれてる表紙と背表紙には主要登場人物が名前入りで紹介されています。

プレミアムな完全版 こっちも復刊して欲しい…

毎日必死に頑張ってる

2002年、朝日小学生新聞で大人気だった『オリオン街』がついに登場。誰でも覚 えがあるような悩み、喜びをハイクオリティな作画で描き出すフルカラーコミッ ク。『マシュマロ通信』と併せて読めば、楽しさ倍増!!

登場人物を他人事と思っている人は、笑って読めるかもしれません。登場人物を自分と重ねた人には、目を背けたくなるかもしれません。目を背けたまま成長した人にとっては、過去をありのままに見つめなおす作業になるかもしれません。大人ですら目を背けたくなる出来事に目を向けて、子供たちに答えを与えるような作品です。ここしばらく乾ききっていた涙腺が久しぶりに潤いました。
今注目の「マシュマロ通信」の中でうかがえる懐の深い視点は、この作品を描ける作者ならではのことと実感しました。

「山本ルンルン」という作家を知らない人に向けて書きます。
なぜかって、知っている人は当然もう買って読んでいるでしょうから(笑)

山本ルンルンは、とてもジャンル分けが難しい作家です。
一応「ガロ」出身ですが、エンターテイメント性の高い作家でもあります。
(代表作の「マシュマロ通信」は子供向けアニメ化もされました)

ただ、誰でも楽しく読めるファンタジー・・・だけではありません。
こどものときにしか成立しないある種の人間関係や、世界観の良い意味での狭さ。
私たちが大人になって忘れてしまった、あの胸の痛み。
そういったものを描き出すことにかけては、当代随一の作家だと思います。

特にこの『オリオン街(ストリート)』の一巻は
ルンルン作品の中でも出色のお話だと思います。

その昔こどもだった、すべての大人たちが(涙とともに)楽しめる、良質の漫画です。
アメコミ風の絵柄で食わず嫌いをせずに、ぜひ読んでみてください!
全ページフルカラー&高級感がある装丁もポイントが高いです。

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