1. まとめトップ
  2. 雑学

【深海のロマン】大王イカよりも巨大? 謎だらけの「ダイオウホウズキイカ」

深海の巨大生物、ダイオウイカをも上回るとされる超巨大なイカ、「ダイオウホウズキイカ」のまとめ。深海ってロマンに溢れてる!!

更新日: 2014年03月02日

156 お気に入り 458986 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

ダイオウイカを上回る可能性の巨大生物、ダイオウホウズキイカ

▷ ダイオウホウズキイカ(大王酸漿烏賊、Colossal squid)は、南極海に生息する世界最大級の無脊椎動物。
「ダイオウイカ」とは近縁ではない。

ダイオウイカを越える可能性を持つ世界最大級の巨大イカ

世界一巨大な無脊椎動物として広く知られているのは「ダイオウイカ」ですが、この「ダイオウホウズキイカ」は、それをも上回る可能性が指摘されています。

コロッサル・スクイッドはダイオウイカと比べて外套が幅広く、またヒレ (「イカのミミ」と呼ばれている部分)も巨大

胴の長さだけで4m。ダイオウイカに比べてはるかに巨大で全長18m以上に達する超巨大イカ

▷ ダイオウイカ(左)とダイオウホウズキイカ(右)の比較。ダイオウイカに比べ、胴体部分が遥かに大きいことがよくわかる。

目玉が「ビーチボール」ほどの大きさ

2007年に捕獲された個体の目玉は、なんと直径27cmもあったようです。

動物最大の目玉を備えており、さらに独特の発光器官を備えている

列状に並んでいる発光器官は、巨大さ故に深海では目立ってしまう目玉を外敵から隠す為に機能していると考えられています。

特徴的なダイオウイカとの違いは、触腕の鉤爪

ダイオウイカの触腕には鉤爪がなく、代わりに硬い鋸状の歯が並んだ吸盤がついています。

▷ ダイオウホウズキイカの触腕にある鉤爪。

活発に動き回る恐ろしい捕食者ではなく、非常にゆっくりしたペースで生活を送る捕食者

伝説上の生物“クラーケン”のように、凶暴で暴力的なイメージで語られることが多い巨大イカですが、ダイオウホウズキイカはエネルギー消費を最小限に抑えるため、深海をただ漂っているだけのような生活を送っているようです。

その生態は謎だらけ

▷ 青色部分が生息範囲。南極海にのみ生息していると考えられている。

2010年時点で自然な状態のダイオウホウズキイカが観測された例はなく、また巨大なイカ類を従来の方法で捕ることは困難である(ほとんど獲れない)ため、生態の全容ははっきりしていない

個体発見数の多いダイオウイカに比べ、圧倒的にサンプルが少なく、生態は謎に包まれています。

体重500kgのダイオウホオズキイカは5kgのメロ(マジェランアイナメ)を1匹食べれば、200日間生き延びることができると推測される

2010年に行われた研究によると、体重500kgのダイオウホウズキイカの個体は5kgの魚一匹で200日間もの生命活動を維持できると推定されています。これは同じ海域に棲むクジラの300-600分の1のエネルギーしか必要としないことを意味します。

これまで捕獲されてきた個体の全てはメスであり、オスの個体はいまだに発見されたことがないが、その理由についても未解明のまま

イカはメスの方がオスよりも大きいことが多く、そのことが関係しているのかも。

ダイオウホウズキイカと、その天敵とされるマッコウクジラの格闘(想像図)。

陸上で呼吸可能な呼吸器官を持たないため、水中から引き揚げるとすぐに死んでしまう。死ぬと数時間で組織の腐敗が始まり、腐敗する速度も非常に速い

発見例も少なければ、捕獲して持ち帰ることも非常に困難。なかなか生態の全容解明は進まなそうです…。

船を襲う怪物“クラーケン”のような恐ろしい海獣の伝説のもとになったのは、強力なくちばし、吸盤だらけの触腕、それにカミソリのように鋭いかぎ爪が並ぶ腕を持つダイオウホウズキイカだったのかもしれない

ダイオウホウズキイカと人間の関わりの歴史

1925年 本種が初めて発見されました

マッコウクジラの胃の中に2つの触手が発見されたことで、新種の巨大イカの存在が明らかに。

1981年 ロシアのトロール船Evricaが南極ロス海の沖、水深760mで全長4mの巨大イカを捕獲

ダイオウイカのメスの個体が初めて捕獲される。

▷ 1981年に捕獲された個体。

2003年 本種の完全な標本が海面近くで採取されました

未成熟の全長6mのメスでした。

2005年 サウスジョージア島付近のメロ漁の延縄、水深1625mメートルの深さで捕獲

海から引き揚げる際に胴体(外套膜)部分はちぎれてしまい、足のみが船上に引き揚げられました。

▷ 2007年に捕獲された個体の、捕獲時の様子。全長10mのメスで、冷凍保存されニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワに移送された。

出典wired.jp

▷ 前述の2007年に捕獲された未成熟な個体(495kg)。

Twitterの声

最近ダイオウイカの話題がよく出るけど、ダイオウイカよりもダイオウホウズキイカの方がでかいらしい。

1 2