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人間が生身で宇宙空間に出たらどうなる?命を守る宇宙服の超性能!

アカデミー賞受賞「ゼログラビティ」でも見られた船外活動。生身のままでやったらどうなるのか?続いて宇宙服の性能や秘密、気になるお値段などもまとめましたよ!

更新日: 2014年12月16日

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この記事は私がまとめました

霧生幻さん

アカデミー賞を受賞した映画「ゼログラビティ」でも劇中で見られた宇宙での船外活動。

宇宙飛行士は宇宙服を着て作業を行うが、もし生身のまま宇宙に出たら人間はどうなるだろうか?

体が爆発!?血液が沸騰!?瞬間凍結!?

(体は)爆発しないし、血液は沸騰しない、 すぐに凍りつくこともない

宇宙に投げ出された人が、爆発する、急速凍結する、血が沸騰する、というのは「都市伝説」

体内には眼球や体を破裂させるのに十分な圧力がない

地球上で私たちが生きている気圧はおよそ1気圧、これが0気圧になったとしてもその差は1気圧ぶんです。海へ潜るダイバーは、10気圧もの気圧差があっても体は大丈夫です。

宇宙は通常、非常に寒いですが、体温が一気に奪われることはありません。したがってすぐには凍りつかないのです。

宇宙空間(真空)は、真空ポット(魔法瓶)の効果を考えてもわかるように高い断熱性を持っています。体温を下げるのは水分が気化する時に起こる気化熱のみです!

(血液は)血管に覆われており、心臓が止まっても一定の圧力が存在するため(沸騰しない)

人体を流れる血液は一定の圧力があるので沸騰しないが、水分をそのまま真空に晒すと沸騰してしまう。
これは地上の気圧が低いところで水の沸点が下がるのと同じ現象で、富士山山頂では沸点が約80℃になるが真空に近い0.006気圧で水の沸点は0℃になる。

ほんとはどうなるの?

血液中に溶け込んでいる気体が泡になって血管を疲らせ、減圧症になり、深刻な障害が起こる

血液中の酸素が失われると、意識を失います。
その後1、2分で死ぬと思われますが、実際の限度はわかっていません。

呼吸困難を起こし、脳の酸素不足で意識がとぎれ窒息死する。

真空は空気が無いので、息を吐くことしか出来ません。

表面の水分が蒸発するため気化熱が奪われて凍りつき、それに伴って体内組織や細胞が破壊される。

太陽の光を直接浴びた場合、10秒ほどで日焼けが起きます。
プロテクトなしであれば、ひどい日焼けになります。

宇宙空間で太陽の光が当たるところは100℃以上の高温になります。加えて、とてつもない量の放射線も浴びることになります。

高圧環境下に身体を暴露させると血中に大気圧下に比べてより多くの窒素が血中に溶け込む。そこから急激に低圧環境に戻ると、窒素が気泡として現れた時に血栓を作ったり関節や筋肉に障害を引き起す。

通常はダイバーが潜水から浮上する際に起こるが、宇宙服の内圧は0.3気圧と大気圧よりも低く減圧症のリスクが高い為、船外活動をする前には、減圧室で徐々に減圧しなければならない。

画像は減圧作業中の星出宇宙飛行士。

宇宙の過酷な環境から命を守る「宇宙服」

いろいろな機能を持った高性能スーツで、服というよりはむしろ小さな宇宙船とも呼べるものです。

胴体や腕、下半身にパーツが分かれ、それぞれ、M・L・XLのサイズあり。

服の中は25度程度、飛行士は胸の切り替え装置で温度設定を変える事ができる。

人類史上最強の服の超性能!

宇宙服アセンブリは冷却下着の3層及び気密を保つ2層と宇宙環境からの保護を目的とした9層の全部で14層の生地で構成されています。

宇宙服に使われている素材。
ゴアテックスやケブラー、ポリウレタンなどは一般の衣類にも使われている素材。

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