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ウクライナ情勢に隠れて、報道されないベネズエラの惨状

ここ数週間、ベネズエラの暴動が激化している。ウクライナ情勢が緊迫しなければ、各国のニュースサイトはベネズエラの混乱を取り上げていたはずだ。だが、同国の惨状はほとんど認知されず、危機が看過される可能性もあるため、まとめます。

更新日: 2014年03月09日

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mizu_tamaさん

見過ごされているベネズエラ

ウクライナ情勢がなかったら、ベネズエラの混乱は世界各地のニュースサイトのホームページで報じられていただろう。

ベネズエラの問題はその代わり、見過ごされてしまう恐れがある。これは潜在的に危険な看過だ。

ベネズエラで今、何が起こっているのか?

暴力と犯罪行為の急増は長年の悪政の結果で、ベネズエラの殺人発生率は世界3位の高さだ。

――― コトの発端は・・・

強烈なカリスマ性とリーダーシップを発揮したチャベス大統領は、「21世紀の社会主義」を標榜して政治経済変革を推し進めた。

チャベス大統領は国際的に反米帝国主義の急先鋒として米国批判を繰り返し、反米諸国との連携を強めた。

その結果ベネズエラ社会は、チャベス支持派と反チャベス派に二極化し、対立を深めた。

後継者になったマドゥロ大統領

ベネズエラで2013年4月14日、反米のチャベス前大統領の死去に伴う大統領選挙が行われた。

チャベス大統領が後継指名したニコラス・マドゥロが僅差で勝利し、政権に就いた。

二極化した政治社会と危機的状況にあるマクロ経済をチャベス政権から引き継いだマドゥロ大統領は、困難な政権運営を余儀なくされた。

――― 野党派のクーデターが起き始める。

大統領選で敗れた野党候補のカプリレス氏が15日、票の再集計を求めるデモの実施を呼び掛け、支持者ら数百人が警察と衝突する事態に

カプリレス氏は、平和的な抗議活動を呼び掛けていたが、デモに参加した若者らが投石をするなどし、警察が催涙ガスを使ってデモ参加者の排除に乗り出した。

16日、南米ベネズエラで大統領選の集計結果発表を受けて暴動が発生し、少なくとも7人が死亡、61人が負傷した。

インフレの上昇

生活必需品の不足が続くベネズエラで、トイレットペーパーの供給不足が深刻化している。

トイレットペーパーをはじめ、生活必需品や食料品が品薄となり始めた。

ベネズエラでは1カ月にトイレ紙約1億2500万ロールを消費

ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を誇るが、インフレ率は年間56%に達しており、生活必需品が慢性的に不足している

政府は5千万個を緊急輸入すると表明するとともに、「モノ不足は野党の陰謀」と主張している。

ここ数週間、激化する暴動

ここ3週間の暴力的な抗議デモからわかるように、政治的にも分裂している。

インターネット接続がサンクリストバル街全体とその周辺エリアでしばらくの間シャットダウンされた。

武装していない若者たちは国家警備隊との衝突は続く。

現在ベネズエラではメディア統制と自主規制のために正確な国内情報を得ることはベネズエラ人にとってさえも非常に難しくなっている

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