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経済効果100億超。「初音ミク」が伝える「人間の素晴らしさ」とは

3月9日は「ミクの日」ということで、そもそも「初音ミク」がなぜこれほど受けたのか? 今どのような岐路に立っているのか? をまとめます。キャラクターや声だけではない、本当の人気の理由を、多くの人に知ってもらえれば嬉しいです。

更新日: 2014年05月16日

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この記事は私がまとめました

RUN4Uさん

▼ここ2,3年で勢いを増してきた「初音ミク」や「ボカロ」

音声合成ソフトから生まれたバーチャルアイドル「初音ミク」が日本を代表するポップカルチャーになっている。世界各国でライブが開かれ、11月にはパリ・シャトレ座でデビューが決定した。

人形に魂を吹き込んで芸術に昇華させるのは、文楽などに見られる日本の伝統的手法。ネットで表現できる現代性とあいまって活躍の場を広げている。

その他、最近では冨田勲による宮沢賢治のミュージカル、各種雑誌やTVでの特集、アミューズメントパークやコンビニとのコラボなど、多くのところで見かける「初音ミク」。

4月には「カゲロウプロジェクト」アニメ放映が開始予定。

▼なぜ、ここまでの人気が生まれたのか?

●理由1: 【キャラクター】 バーチャルアイドルの人気

今日は3月9日で、ミクさんの日か! ぶっちゃけ、ボカロの事はよく分からないけど キャラクターとして可愛いので好き♪ 時々、グッズとかも買ってます。

発売元自らがアイドルとしての活動をさせる目的ではなく、あくまで商品のイメージ戦略としてのものであったが、初音ミクの歌声やキャラクターイメージを使用した動画がユーザーの手によりニコニコ動画に多数投稿されて人気を集めることで、初音ミクはネット上で活動するバーチャルアイドルとなる。

可愛らしいイラストは「あくまで商品のイメージ戦略」でしたが、デジタルな声の魅力とともに、「ボカロ人気」の1つの理由となっています。

●理由2: 【共感性】 ネットを通して共有する感覚

「観て聴いて、コメントして、どこかの誰かと一緒に楽しむ共有感があることが10代などにウケているのだと思います」

僕らがテレビやラジオの音楽番組、歌番組に接してきた感覚で今の中高生がニコ動やyoutubeでボカロに接してると考えると合点がいきますね。安価・無料と言うだけではなく、部屋で、あるいは携帯端末で手軽に楽しめると言う意味も込みで。

近年の「ボカロ」隆盛は、10代にも「遊び場」「音楽ポータル」として認知されたことが大きく寄与しています。

●理由3 : 【人間性】 「君だけの世界」という理念

非営利目的であればこのキャラクターを使って自由に創作することが認められている。このため一般のユーザーにより多くの曲やイラスト、映像コンテンツなどが制作され、バーチャルアイドル歌手として高い人気を得ている。

2011年、大きな話題を呼んだGoogle ChromeのCM。

CMのコピーは「Everyone, Creator」。
「教えてよ 君だけの世界」という言葉が、「ボカロ」の理念を表しています。

確かにボカロの火付けはキャラクター性だったけどそのまま続いたのは商業音楽にはない自由があったからだよな。アレはダメ、コレも売れないからダメ、そんな商業の制約が無いから自分の書きたいものを書いて歌わせて発表できる。そして気軽に投稿できる動画サイトの存在、そりゃ流行るわ。

ゲーム版の同曲のPV。様々な色の点が繋がりながら広がっていく様子が、「n次創作」「人の繋がり」を表しています。

▼デジタルの声が生み出す「個性の発見」「人との繋がり」

「ボカロファン」の内訳として、10代は「カゲプロ」や「千本桜」のような「キャラクター・ストーリー消費」の割合が大きいのに対し、20代以降は「ネット発の文化」に共感する声が大きいようです。

タイで、YouTubeで活動している「Oh Seksun」さんと、賛同した彼のファン&ミクファンが集まって作られた動画。(現在21万4000再生)
なぜ「初音ミク」がここまで受け入れられたかということが分かります。

「なんでもできる」
#マクロスのコスプレしてる人がw

「夢を信じよう」
「君の世界を教えて」

「と」が抜けてるw
日本語を書いてくれるだけでも、立派なパフォーマンスですね

物理的な状況だけを見れば、それは通信して機械的なビットデータを送り合うだけという無味乾燥なものですが、その中で起きていることは、
「人を感動させよう」、「頑張って何かに取り組もう」という、人の営みそのものです。

ミクの発売元の会社(クリプトン・フューチャー・メディア)の社長が、昨年の横浜アリーナのライブに寄せた言葉。当初からこの理念を持ち、創作活動を支援してきたからこそ、今の大ヒットがあります。

「あなたが私のひらめきの源」

そのメディアの中で、初音ミクは、「モノを作りたい」、「自己表現したい」という想いや、
表現者に対して「とても感動した」「報いたい」というような、人間なら誰しもが持っている感情、人間たる本質を表したある種の象徴的な存在、アイコンの役目を果たしています。

ボカロPは、「バーチャルアイドルの曲を作るための人」ではありません。「初音ミク」は、「誰もができる創作活動」のツールかつシンボルであり、だからこそ愛され、輝いてきました。

「ボカロ」は、キャラクター、または派生した小説やアニメなど、2次元的な要素で語られることが多い文化です。ニコニコ発の才能として一部だけが取りあげられる事も多々あります。

が、もともと「誰でも自分の曲が作れるツール」「そこから派生する面白さ」がテーマで、クリプトン(発売元)もYAMAHA(開発者)もそれを目指していることを繰り返し述べています。
ランキングだけでなく、色々な曲が、人が、それぞれに楽しいことを知ってもらえたらと思います。

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