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日本画用の画材・道具。岩絵具、水干、胡粉、金箔、膠、麻紙など[絵画][美術]

岩絵具をはじめとした日本画で使われる画材や道具をまとめました。

更新日: 2017年04月01日

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mog-waiさん

■日本画の画材、道具一覧

岩絵具

日本画の代表的な絵具である岩絵具には天然物と人造物があります。

岩塊状の原石を細かく砕き、それを粒子分けして絵具として使用します。

粒子の大きさは番号で表されており、大きくなるほど粒子は細かく、色は淡くなっていき、もっとも細かい所は白(ビャク)といいます。

天然物が少なくなった現在では、特に新岩絵具と呼ばれるものが主流となっています。

膠はもっとも原始的な接着剤で、古くからさまざまな国で共通して使われてきました。

古代エジプトの壁画をはじめ、世界の古典絵画のほとんどが膠を使って描かれています。日本画も同じように膠を使って描きます。そのため、「油絵」に対して「膠絵」と呼ぶ人もいます。それくらい膠は、日本画の中で大きな役割を持っています。

膠は、動物や魚類の皮・骨などに含まれるコラーゲンを加工して作られますが、魚や肉料理を置いておくとできる煮こごりと同じものです。

日本画で使われる膠には、三千本膠(一貫目が三千本になることからこの呼び名がある)、板膠、粒膠、鹿膠などがあります。

水干絵具

水干絵具(すいひえのぐ)は、天然の土、または胡粉や白土に染料を染め付けた微粒子の日本画絵具です。

伸びがよく、艶のないマットな質感が特徴です。

市販されている状態では板状のかたまりになっているものが多く、溶く前にすりつぶします。

絵具そのものに接着性はなく、膠液(にかわえき)を加えることにより支持体に接着します。「泥絵具(どろえのぐ)」とも言います。

胡粉

胡粉とは、日本画の重要な白い絵具であり、ホタテ貝殻の微粉末から作られる顔料です。

混色させて淡い色を作ったり、盛り上げや下塗りに使用されます。

また、日本人形(お雛様など)や能面・神社仏閣の壁画や天井画などにも用いられ続けています。

つまり、日本で古くから存在する白とは、胡粉の真っ白な色なのかもしれません。

パール粉

パールのような光沢をもった顔料です。そのままよりも、胡粉や岩絵具などに混ぜて使います。胡粉に混ぜると、画面への定着が良くなります。

雲母

雲母は、日本画作成時によく登場する、鉱物の粉末です。絵具の一種というより材料として色々な分野で活躍しています。

たとえば、粉末絵具のパール色の銀は、モデリングペーストとあわせることにより、キラっと輝く雪のような盛り上げが出来ます。また、紙に薄くひいて装飾にしたり、盛り上げ胡粉の強度を増すためにも使われます。

顔彩

水干絵具やチューブ絵具と同じ顔料に、天然高級デンプン質と膠分を加え、練り混ぜたものをこう呼びます。

そして、角皿に入れて乾燥させたものを顔彩、丸皿に入れたものを鉄鉢といい、日本画材料の中ではとくに普及している絵具です。

色調は透明型淡彩色で、俳画、南画、日本画調繊細画などのほか、ハガキなどの挿し絵、岩絵具の下塗り、写生などに使用します。

箔とは、金・銀・プラチナ・アルミ等の金属を薄く延ばしたもので、美術、特に絵画用としては10000分の3ミリ程度まで薄くしたものが使われている。

古くから美術の分野では絵画・工芸など、箔を絵画表面に貼ったり、切断して文様を表現したりして、その華やかな美しさを生かしてきた。また、仏教伝来とともに仏画・仏像・仏具に多量に使われた。

箔バサミ

日本画用チューブ絵の具

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