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人前で字を書く時に手がプルプル…『本態性振戦』を知っていますか?

結婚式などで、記帳するときに手がふるえる、人前であいさつをする時に声がふるえる…等、ふるえだけを唯一の症状とする病気『本態性振戦』について。

更新日: 2014年03月18日

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mahalo_greenさん

◆「本態性振戦」って、どんな病気?

本態性振戦は、ふるえの原因となるような疾患がなく、ふるえ以外の神経症状もなく、ふるえだけを唯一の症状とする病気です。

最も多い症状は「両手を伸ばしたときに手が細かく震える」「首が細かく震える」「声が震える」の3つの症状です。

本態性振戦は明らかな原因となる疾患がなく、ふるえが起こるメカニズムについてもまだ十分に解明されていません。

◆どんな時に症状が出る?

ふるえは、じっとしているときよりも、なにかをしようとするときや、ある特定の姿勢をとったときに現れるのが特徴です。

・結婚式に出席し記帳するときに手がふるえ、自分の名前が書けない
・人前で挨拶するときに声がふるえる。
・宴席でビールを注いでもらうときに手がふるえる。
・手がふるえてコーヒーに入れる砂糖がこぼれてしまう。
・着替えの時、ボタンがうまくかけられない。
・食事のとき、手がふるえ箸がうまく使えない。
・頭が左右に細かくふるえ、人と会うのが苦痛になる。

ふるえは、人前であったり、緊張したり、ストレスがあると特にひどくなりますが、それ以外には困った症状がありません

◆知名度は低いけれど、少なくはない病気

有病率は報告によってばらつきがみられるが、およそ人口の2.5~10%とされている

40 歳以上の20人に1人、また 65 歳以上の5人に1人が本態性振戦にかかっています。

本態性振戦を発症する平均年齢は 40 歳ですが、本態性振戦 の発症は小児期から老齢期までのどの時点でも現れます。

◆『ふるえ自己チェックリスト』

※ 「はい」の方が多い人は、本態性振戦やパーキンソン病の疑いがあります。

※ 1~5に「はい」が多い人は本態性振戦、6と7が「はい」の人はパーキンソン病の可能性があります。

※ 「いいえ」が多いのにふるえのあるという人は他の疾患の可能性があります。医師に相談してください。

◆『ふるえの自己チェック』

1.筆記用具はできるだけサインペンを用いて下さい。
2.うずまきは点線の上を内から外へなぞるように書いてください。
3.記入する時間の制限はありません。
4.ひじを机につけないで、書いて下さい。


※このチェックはあくまでも目安です。結果については神経内科をはじめとした医師にご相談下さい。 またふるえで日常生活に困るようなときは、医師の診察を受けることをお勧めします。

◆どれくらいの症状がでたら受診するべき?

早ければ早いほどよいでしょう。症状を長引かせると、それだけ不快な状態が長引くわけですから、早めに神経内科などの専門医を受診し、適切な治療を受けてください。

基本的に症状がふるえだけの場合、あるいはふるえに加えて他の症状を伴う場合は、内科か神経内科を受診するべきです。とくに症状がふるえだけの場合、神経内科を受診するのが一般的です。

◆治療法は?

治療については、ふるえの根本的な原因を取り除くのではなく、症状を抑えたり、軽くする対症療法が中心になります。本態性振戦の治療は主に薬剤によって行われますが、患者さんの60~70%は、薬によって症状が改善されます。

ただし、慢性的な神経疾患であるため、近眼の人がいつも眼鏡を必要とするように、症状を抑えるためには、継続的な薬の服用が必要です。

◆薬はどれくらいで効果が出る?

早い人では3日、平均で1~2週間で症状が緩和されます。ただし、完治するわけではありませんので、症状が治まったあとも、定期的に医師を訪れ、上手に症状をコントロールしてください。

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