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17年オークス レース情報

皐月賞で1番人気に支持されたファンディーナは参戦を見送ったが、桜花賞の1~3着馬がエントリーし、トライアルで優先出走権を獲得した新興勢力も実力馬ぞろい。非常に見応えのある一戦となりそうだ。樫の女王の座を射止めるのは、果たしてどの馬か-。

更新日: 2017年05月21日

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egawomsieteさん

■ソウルスターリングが完勝で女王に返り咲き!ルメールは2週連続G1制覇

「第78回優駿牝馬(オークス)」(G1、芝2400メートル)は21日、東京競馬場11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の1番人気・ソウルスターリング(牝3=藤沢和厩舎、父フランケル、母スタセリタ)が人気に応えて勝利した。これでG1・2勝目。1馬身3/4差の2着には6番人気・モズカッチャンが入り、さらに2馬身1/2差の3着は追いこんだ2番人気のアドマイヤミヤビだった。勝ちタイムは2分24秒1。

ソウルスターリングは逃げたフローレスマジックの後ろの2番手集団でぴったりと折り合った。直線手前で先頭に並んだが、ルメールは追い出しを我慢。直線半ばで先頭に立つと内から並びかけたモズカッチャンとの叩き合いとなったが、あっさり抜け出して完勝した。

 勝ったソウルスターリングは世界的名馬・フランケルと、欧米でG1を6勝した名牝スタセリタの娘でデビュー前から注目を集めていた。デビューから3連勝で阪神JF(G1)を制し2歳女王となり、そのまま無敗で迎えた前走・桜花賞は馬場に苦しんで3着となったが、オークスでもファンは変わらず1番人気に支持していた。

 騎乗したルメールはアドマイヤリードで制した14日のヴィクトリアマイルに続き、2週連続G1勝利。中央G1は12勝目となった。管理する藤沢和師はJRA・G1単独トップの25勝目。オークスはともに初勝利。

■過去10年で桜花賞出走組V率80%!敗戦組も注意

過去10年のオークス馬11頭中、忘れな草賞1着エリンコートとミッキークイーン、フローラS1着サンテミリオンを除く8頭が桜花賞出走。オークス制覇には桜花賞出走が近道だ。

 特に「桜花賞敗戦組の逆転V」には要注意。08年トールポピーは桜花賞8着、13年メイショウマンボは同10着から戴冠。矢車賞を挟んだが、桜花賞6着ディアドラもV資格はある。

■レース展望

良馬場で見込まれそうな今年のオークスであれば、まずは馬場による距離不安は拭えます。

 それでも過去5年で桜花賞馬の勝利は12年ジェンティルドンナ以来出ていないのは、能力だけでは距離をカバーできないという結果を表しています。要はマイルがベストという馬が上位3着には見られていないわけです。

 そこで今年の桜花賞馬13レーヌミノルはどうなのか?というわけですが道悪の桜花賞を好位から抜け出す強い競馬で、差し馬勢が上位に進出したことを考えると、決して恵まれての勝利ではなく内容も濃い。1200mから使われ父がダイワメジャー母父がタイキシャトルであることを思えばやはり2400mは長いと言わざるを得えませんが、そこは勝負強い池添騎手とのコンビだけに克服しても不思議ではないのは確か。

個人的にこの桜花賞馬以上に距離不安なのは桜花賞で3着に敗れた2ソウルスターリングではないでしょうか?
 圧勝続きで負けるとは誰しも思わなかった桜花賞では道悪に脚を取られたことが敗因に挙げられていますが、その前のチューリップ賞が1分33秒2という阪神JFを上回る好時計による反動もあるのではないか?
 その後の軽めの調整は疲労を抜くために試行錯誤したと予想できます。
(道悪いは言い訳しやすい面もあります)

 そうなると、その後1か月ほどで復調すれば巻き返しも十分と考えられますが、額面通り道悪で手こずったのなら距離不安も拭えません。また父フランケルはマイルでは圧倒的な強さを見せていましたが、2000m以上は走っておらず、欧州での産駒も中距離では活躍はしていないようです。
まだ初年度産駒だけにサンプルは少ないものの、血統面から距離不安は拭えないわけで、こちらも現時点での能力でカバーできるかどうか?

桜花賞2着14リスグラシューは、前走チューリップ賞3着からよく巻き返してきたと評価できます。桜花賞も直線向いたところでの反応の悪さ、エンジンの掛かりが遅いところは距離延長がプラスであると言えます。
東京遠征もアルテミスS1着で経験しており問題なし。

 昔から桜花賞で差し・追い込んで届かなかった馬がオークスではチャンスありと言われているだけに、体調面さえクリアすれば期待は大きくなります。

 そうなると評価が難しくなるのが桜花賞2番人気で17着に惨敗した16アドマイヤミヤビ。何度も躓いているあたり道悪が原因で走っておらず、元々オークス向きとされているだけに、巻き返しがあっても不思議ではない馬。
ヴィクトリアマイルで久々にG1を制したアドマイヤ軍団の勢いもプラスでしょう。

好相性のフローラSを制した1モズカッチャンは前走と同じ1番枠。自在の脚質でそのフローラSでは上がり33.9で差し切るという内容の濃さでここでも侮れない存在。

 同じ鮫島厩舎で距離適性がありそうなのが前走忘れ草賞を勝った6ハローユニコーン。前走は最後尾からの差し切りも自在性があり、流れに乗れれば。

 未勝利勝ちからスイトピーSを勝った10ラックスビーチも素質を感じさせる走り。あとはこの相手にどこまでできるか。

 重賞で善戦続きの3フローレスマジックは、オークスとは相性のいい戸崎騎手でどこまで。

■過去10年の傾向から

☆実績 G1・5着以内、フローラSかチューリップ賞で連対、芝1800メートル以上の重賞かオープン勝ちのいずれかをクリアしていること。これ以外での勝利は13年メイショウマンボのみ。

 ☆前走 桜花賞組が8勝と圧倒的。中でも桜花賞1、2着馬がオークス出走なら1着が3着内率62・5%、2着が同75%と高確率。

 ☆年明け出走数 連対20頭が2〜4戦で、半数の10頭が2戦。特に近3年は連対6頭全てが2戦と顕著。

 結論 ◎リスグラシュー ○レーヌミノル ▲ソウルスターリング

■桜花賞2着馬リスグラシュー「とにかく順調に調整できた」

桜花賞2着馬リスグラシューは乗り運動中心のメニューで体をほぐした。

 北口厩務員「短期放牧から帰ってきた直後に、稽古をやり過ぎて体を減らしたけど、今は戻っている。気性的なことをよく質問されるが、この時期の牝馬としては外に出した時に、おとなしいと感じるくらいかな。とにかく順調に調整できたと思うし、いい状態で臨めそうだね」

■アドマイヤミヤビ 16番枠に陣営苦笑い…あとはミルコに託す

アドマイヤミヤビは16番枠に決まり、2番人気で12着に終わった桜花賞からの巻き返しを誓った。安田助手は「もう少し内が欲しかった。コーナーが4つあるし、ロスなく運べる枠が良かった」と苦笑い。この日は角馬場での運動のみ。「後入れの偶数枠だし後はジョッキーが考えて乗ってくれると思う」と話した。

■追い切り後も順調ソウル、阪神JFと同じ“幸運番”

ソウルスターリングは2番枠に決まった。昨年の阪神JFを制した時と同じラッキー馬番だ。津曲助手は「阪神JFと同じでいい枠。外を回される恐れもある外枠だけは嫌だった。2400メートルはリズムよく走るのが大事。スタートのいい馬。この枠なら両サイドからプレッシャーを受ける心配も少ない」と穏やかな表情。この日は角馬場調整。「追った後も変わりない」と順調ぶりをアピールしていた。

■V呼ぶ3頭出し鮫島厩舎、成長一番マナローラに期待

鮫島厩舎はハローユニコーン、マナローラ、モズカッチャンの3頭出しだ。18頭がフルゲートとなった92年以降、同厩舎3頭出しは96年の伊藤雄二元調教師、00年の山内研二師の2回。前者はエアグルーヴで、後者はシルクプリマドンナで共にこのレースを制している。今年も“三本の矢”に勝ち馬が潜んでいるかも。鮫島師を直撃した。

「どれも接戦を勝ち上がってきた馬たち。桜花賞組も強いけど、うちの馬たちの精神力は本当に凄いからね。クラシックに3頭も出せるなんてそうそうない。このチャンスを生かしたい」

 3頭の中で最もトーンが高かったのがマナローラ。指揮官は「3頭の中での成長力は一番。筋肉が付いて稽古での行きっぷりが良くなった。距離が延びていいタイプ。広い東京は合いそうだね」とG1初制覇へ手応えをにじませていた。

 鞍上は大舞台にめっぽう強い蛯名。そういえば先週のG1も11番人気のデンコウアンジュを2着に導く好騎乗だった。多頭数出しは人気薄から――。不気味な存在だ

■勢いある名門厩舎は怖い!ブラックスビーチがV候補

(1)勝利数 過酷な東京芝12Fを制する牝馬は、勝ちみに遅くてはダメ。過去10年の優勝馬11頭(10年は1着同着)は全頭、芝で2勝以上の実績があった。フローレスマジックは重賞でも安定しているが、1勝馬。ここで一気に9頭が脱落する。

(2)前走 桜花賞組が8勝と断然強いレース。桜花賞で最も着順が悪かったのは10着から優勝した13年メイショウマンボ。桜花賞以外からのVは重賞かオープン1着が絶対条件だ。巻き返しに期待したいアドマイヤミヤビだが、桜花賞12着は負けすぎ。

 (3)馬体重 前走で馬体重が減っていた馬は要注意。過去10年の優勝馬で馬体減が最も激しかったのは08年トールポピーで、桜花賞はマイナス10キロ。残る優勝馬10頭は、最大でも4キロ減。忘れな草賞で6キロ減のハローユニコーンは地元関西圏への輸送でこの数字。2走前もマイナス8キロと落としているし、今回は関東への初輸送。不安。

 (4)1番人気敗退 過去10年で、前走1番人気敗退から優勝したのはトールポピーだけ。最近では15年桜花賞を1.6倍で9着に敗れたルージュバックが2着まで巻き返すのがやっと。この過程はソウルスターリングとダブる。

(5)年内白星 G1の舞台では勢いのある馬を選びたい。同年に勝ち星を挙げていなかった優勝馬はトールポピーとヌーヴォレコルトの2頭。リスグラシューは善戦続きも、アルテミスS以降、白星から遠ざかっている。

 (6)連対率 高連対率馬が強いのも特徴。優勝馬11頭中、8頭が連対率65%以上、うち6頭は同80%以上。モズカッチャンは連対率60%、桜花賞馬のレーヌミノルも同71%。安心できる数字とは言えない。

 結論 残ったのはブラックスビーチ。角居厩舎はJRA新記録の12週連続V中と勢いもあるし、樫は過去2勝(05年シーザリオ、08年トールポピー)と“勝ち方”を知っている名門。頼もしい。

■6番人気以下の桜花賞馬はオークスV率0%…レーヌミノルは距離克服に自信

3歳牝馬の頂点を決める「第78回優駿牝馬(オークス)」(G1、芝2400メートル)が21日、東京競馬場で行われる。8番人気で桜花賞を制し、波乱を演出したレーヌミノルの二冠達成なるかが注目される。

過去30年、桜花賞を6番人気以下で制した馬は7頭。そのうちアローキャリー(02年桜花賞を13番人気で勝利)を除く6頭がオークスに出走したが、勝利した前例はない。

 レーヌミノルはデビューから1200メートル戦を2連勝。桜花賞前までは1400メートル以上のレースでの勝利がなく距離が不安視されて、桜花賞では8番人気だった。

 今回は2400メートルと桜花賞からさらに800メートルの距離延長となるが、陣営は自信をのぞかせる。管理する本田師が「長くいい脚を使えるので距離は問題ないと思う」と太鼓判を押すと、鞍上の池添も「この時期なら適性より能力でカバーできる」とバートナーの能力に信頼を寄せた。

17年出走馬情報

桜の女王レーヌミノル(栗東・本田優厩舎)が、史上14頭目の牝馬春2冠を狙う。桜花賞は8番人気と評価を落としていたが、4番手から力強く抜け出して快勝。デビューから連勝で小倉2歳Sを制したあとは、勝ち切れないレースが続いていたが、その鬱憤を見事にGIの舞台で晴らした。父ダイワメジャー×母の父タイキシャトルという配合だけに、800メートルの距離延長を不安視する向きもあるが、桜花賞がコース改修後の阪神外回りで行われるようになった2007年以降、桜の女王は【3・1・1・3】の好成績。本田優調教師も「折り合いの心配はないし、距離もこなしてくれると思う。ここでも自分の力を発揮してくれれば」と期待感たっぷりの口ぶりだ。トールポピー、シンハライトでオークスを2勝している池添謙一騎手も「この時期は、距離適性よりも能力でカバーできる部分が大きい」と自信ありの様子。東京への輸送も2度経験しており、2冠の可能性は十分にある。

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