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共感覚・絶対音感は誰もが持っていた

人間の感覚についてはまだ謎が多い。「五感」に当てはまらない、「五感」では分けられない感覚を本当は誰もが持っている?失った共感覚は取り戻せる?

更新日: 2016年09月22日

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midori0202さん

文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする知覚現象。「五感が交わっている/ハッキリ分かれていない」状態。またそれが起こっていると確認できる人が「共感覚者」と呼ばれる人達。

「第六感」「オーラが見える」なども広い意味では共感覚だという。

そのメカニズムについてはまだわかっておらす、様々な説が上がっている。

赤ちゃんは皆 共感覚者

「生後3カ月頃まで」という説もあるし、2~3歳児にも見られた結果もある。

新生児は外部からの刺激に対して、どの感覚野で感じるのかを学習していないので、2つ以上の脳の部分が活性化する

私達の感覚が分化しているのは学習の結果および学習するための基礎準備なんですね。

「赤ちゃん」の感覚は「混然一体」であり、すべての感覚がつながっており、いわゆる「未分化」な状態にある。

それが、成長とともに色々な事が「分かる」ようになり、感覚は次第に「分化」してゆく人がほとんどである、というのが有力な説。

新生児の脳の働きを見ると、音を聴いたときに脳の聴覚野だけでなく視覚野までも活性化

新生児は外部からの刺激に対して、どの感覚野で感じるのかを学習していないので、2つ以上の脳の部分が活性化するという訳のようです。

赤ちゃんは「見えないおしゃぶりが見える」

生まれたばかりの赤ちゃんに目隠しをして、色々な形をしたおしゃぶりを用意して、それぞれくわえてもらいます。その後に、目隠しを外して、先ほど用意していたおしゃぶりを全て赤ちゃんの前に置きます。

不思議な事に、赤ちゃんは先ほどまで加えていたおしゃぶりにすぐに関心を抱き、注目します。始めて見たとは思えないほどスムーズに、そのおしゃぶりに関心を示すのです。

大人で出来る人は少ないでしょう。

口からの触覚刺激が、視覚にダイレクトに影響を与えている事が分かります。

触覚を総動員して捉えた刺激を、次は視覚に転換して、まるで見えているかのように物を感じ取る力。
様々な感覚を同時に駆使する事が赤ちゃんにはできてしまいます。

赤ちゃんは「色と音を交ぜて感じている」

12人の子どもたちに、同じ大きさだけれど色の違う(灰色と白)の2つのボールがバウンドする映像を見てもらいます。

実験に参加したのは全て30~36ヶ月の子どもたち

半分の子どもたちの映像には高い音の効果音を、もう半分の子どもたちには低い音の効果音をつけ、指差しでどちらの色のボールが音を出しているか答えてもらいました。

その結果、全員が、白いボールが高い音を、灰色のボールが低い音を出していると答えました。

この実験は、ボールの大きさを変える等、他にも何パターンか同時に行っている。
その結果、赤ちゃんは「白が高い灰色が低い」と認識していることがわかった。

共感覚者の多くも明るい色ほど高い音、暗い色程低い音と感じるらしい。

原因は”シナプス”の数?

赤ちゃんには大人に出来ないことが出来る。
それもシナプスの数が関係しているといいます。

シナプスというのは、脳の神経細胞と神経細胞のつなぎ目にあたる部分です。そこをいろんな情報がリレーのように電気的に伝わっていくと考えられています。

シナプスの数は、生まれてから数ヶ月の間に急激に増えていき、シナプスの密度は、たとえば一次視覚野という場所では、生後8ヶ月から満1歳ごろがピークで、その後だんだんと減っていくということがわかった

脳の中の場所によってピークは違うが、大人になると減るというのは一致している。

赤ちゃんの脳の中は、神経細胞がそれぞれ伝達し合えるように、多種多方面にネットワークを張りめぐらしている状態 と考えられる。

生後5カ月~7カ月の間に視覚と聴覚の連携がうまれることがわかったという。この連携が生まれた時に、共感覚の素地ができているのではないか

このあたりの時期で感覚が分化されていく人と、そうでない人(共感覚者)に差が生まれているのではないか?

シナプスが減ると…見分け・聞き分けに変化が

生後6ヶ月の赤ちゃんに、二匹のサルの顔の写真を見せると、人間の顔の写真のときと同じように反応するそうです。二匹のサルが違う顔をしていることをちゃんと見分けているらしいのです。

それが、生後9ヶ月ぐらいになると、人間の顔は見分けられても、サルの顔は同じに見えてしまうようになる。

生後7ヶ月では、もう、母国語の発音しか聞き分けなくなってしまう

発達早期には、脳内のニューロンは互いに結び付き、広範なネットワークを形成するが、生後の経験により、そのネットワークの必要な部分は残り、そうではない部分は刈り込まれる。言語獲得における母語への収斂はこの最たる例

共感覚者では、この刈り込みがうまくいかないため、通常であれば刈り込まれるはずの感覚間のネットワーク(視覚と聴覚のつながりなど)が残ってしまい、共感覚が生じるのではないか

言葉を覚えると”絶対音感”が消える?

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