1. まとめトップ

【一定の病気に係る運転者対策】改正道路交通法平成26年6月1日施行

平成25年6月に法案が可決された改正道交法の一定の病気に係る運転者対策が6月1日に施行です。

更新日: 2015年02月17日

13 お気に入り 99945 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

mayutubaさん

一定の病気に係る運転者対策とは?

一定の病気等に係る運転者対策
■免許を受けようとする者等に対する質問等に関する規定の整備
 公安委員会は、免許の取得・免許証の更新をしようとする方に対して、病気の症状に関する必要な質問ができるようになります。
虚偽の記載・報告をした場合右矢印1年以下の懲役または30万円以下の罰金
■一定の病気等に該当する方を診察した医師による診察結果の届出に関する規定の整備
 医師は、一定の病気等に該当する方を診察し、その方が運転免許を持っていると知ったときは、その診察結果を公安委員会に届け出ることができます。
■一定の病気に該当する疑いがある方に対する免許効力の停止に関する規定の整備
 公安委員会は、一定の病気等にかかっていると疑われる方の免許を3か月を超えない範囲内で期間を定めて停止することができます。
■一定の病気に該当することを理由として免許を取り消された場合の再取得に係る試験の一部免除に関する規定の整備
 一定の病気に該当すること等を理由に免許を取り消された場合、取消しから3年以内であれば、再取得時の運転免許試験(適性試験は除く)は免除されます。

■免許取得・更新にあたって公安は病状についての質問ができるようになった(質問票)
虚偽の記載・報告をした場合1年以下の懲役または30万円以下の罰金
■医師は一定の病気の該当者が運転免許を持っていると知った時診察結果を公安に届けることができる
■公安は一定の病気の疑いがある人の運転免許を3ヶ月以内の範囲で停止することができる
■一定の病気で免許を取り消された場合3年以内であれば再取得時の運転免許試験は免除される(適性検査は除く=病状が安定、回復した場合?)

施行は平成26年6月1日

おさらい、一定の病気とは

・ 統合失調症
・ てんかん
・ 再発性の失神
・ 無自覚性の低血糖症
・ そううつ病
・ 重度の眠気の症状を呈する睡眠障害
・ その他自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作の
いずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する病気
・ 認知症
また、これらの一定の病気に
・ アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒
を加えたものを「一定の病気等」と総称します。

申告書の内容(神奈川県)

神奈川県警に明日施行の改正道交法で提出を義務付けられる質問票の内容が公開されています。 police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83091.h…

質問票
 次の事項について、該当する□にチェック印を付けて回答してください。

過去5年以内において、病気(病気の治療に伴う症状を含みます。)を原因として、又は原因が明らかでないが、意識を失ったことがある。
□はい □いいえ

過去5年以内において、病気を原因として、身体の全部又は一部が、一時的に思い通りに動かせなくなったことがある。
□はい □いいえ

過去5年以内において、十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠り込んでしまった回数が週3回以上となったことがある。
□はい □いいえ

過去1年以内において、次のいずれかに該当したことがある。
 ・飲酒を繰り返し、絶えず体にアルコールが入っている状態を3日以上続けたことが3回以上ある。
 ・病気の治療のため、医師から飲酒をやめるよう助言を受けているにもかかわらず、飲酒をしたことが3回以上ある。
□はい □いいえ

病気を理由として、医師から、運転免許の取得又は運転を控えるよう助言を受けている
□はい □いいえ

質問に対して「はい」と答えても直ちに免許取り上げではなくあくまでも医師診断を参考に判断されるそうです。

法改正前の申告書内容

出典ameblo.jp

お尋ねする項目の例

・病気を原因として又は原因は明らかではないが、意識を失ったことがあるかどうか
・病気を原因として発作的に身体の全部又は一部のけいれん又は麻痺を起こしたことがあるかどうか
・十分な睡眠時間を取っているにもかかわらず、日中、活動している最中に眠りこんでしまうことが週3回以上あるかどうか
・病気を理由として、医師から、免許の取得又は運転を控えるよう助言を受けているかどうか

この内容に該当しない場合は病気の有無にかかわらず運転に問題ないと言う事になります。
(該当する場合は診断書の書式が用意されているようです)

実際に警察に聞いてみました

・改正道路交通法の「一定の病気」に関わる部分は6月1日施行
・双極性障害(躁うつ)は「一定の病気に入る」
・申告は自己申告だけど虚偽の申告が発覚すると懲役または罰金
・申告したら診断書を取ることになる(もしくは診断書を持って申告?)
・診断書の内容で運転がOKなら問題なく運転できる
・免許証に病名の記載は無い
・診断書の内容で運転ができないと判断されても免許は停止になるだけなので回復したらまた再開できる可能性がある

双極性障害当事者の会として神奈川県警に問い合わせ→運転免許試験場に問い合わせるようにとのことで問い合わせた結果です。

例えば現行法では運転に問題のない一定の病気は申告しなくてもいいと取れる申告欄の内容ですがこれからは申告欄そのものがかわるのか?などまだヒアリング不足の点もありますが、医師が運転に問題がないと判断すれば免許証に病名の記載など無く通常通り運転できるとのことです。

また、免許の停止は「一定の病気の疑いが有る場合」3ヶ月までで、一定の病気により免許を取り消される場合も有るようですがその場合3年以内に再取得する場合技能・学科試験は免除になるそうです。

@bipolar_quest なお いまさらですが「病名ついていたら主治医が運転OKと言っていても申告は必要ですか?」と質問したところ担当者は明日総出で出てくるので明日のほうがより正確な回答ができると言う前置きのもとで「申告してください。」とのことでした。

法施行を前にツイッターでは

双極性障害患者の運転免許がどうなるかわからんし、もうストレスだらけだわい!

6月に道路交通法が改正されるらしい。それによると、てんかん、統合失調症、麻薬等中毒の人に対して、免許更新時や取得時に申告することや、それらの人の免許の拒否や取り消しがされるらしい。なお、症状が3年以内に改善した人は学科試験、実技試験の免除が行われるもよう。

改正道路交通法が6月から開始とのことだけど、これ、受診抑制が起こる気がする。だって、受診しなければ診断もないわけだから、申告しないで済むもの。そして受診抑制で、本来、治療が必要な人が治療を受けない事態が発生し、余計に事故が増えるのではないかしら。悪の根源としか思えないんだけど。

@suzuki_seishink 精神科医・鈴木教授による「改正自動車法(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律施行令案)に関するツイート2013年〜2014年」をまとめました。 togetter.com/li/647617

1