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数十センチの津波警報を侮るな!津波の威力を正しく知って対処しよう

津波の注意報、警報などでよく聞く数十センチの予報って危機感を感じませんよね・・・。しかし油断してはいけません。実際数十㎝の津波はどの程度危険なんでしょうか。正しい知識で安全に行動しましょう。

更新日: 2015年09月18日

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okkunnさん

1メートルの津波に巻き込まれたらほぼ助かりません

津波高が十メートル、二十メートルという数字が並ぶと、
数メートル程度は「大したことない」ように感じてきますが、
実際は一メートルの津波に巻き込まれれば、ほぼ死亡します。

内閣府は東日本大震災の被害実態などから、
陸地に浸水した津波の高さに応じた死亡率を分析。

浸水七十センチで71・1%、一メートルで100%に達した。
なんと50㎝ほどで車が流され始めるそうです。

台風や大雨の浸水と違い、津波は横から押し寄せるエネルギーが強いため、身動きが取れなくなる

1メートル以上では、健康な成人が物につかまっても流されてしまう。
漂流物にぶつかり死亡する恐れも大きい。
膝より低い三十センチでも、高齢者やけが人は流される可能性があります。

実は1メートルの津波は「波」ではなく「壁」が押し寄せてくるという認識でいたほうが良く、襲われたらほぼ確実に危険なのだ。

『波』と『津波』は別物!!

波は海上で吹く風によるもので、津波は海底地盤が上下して起こる海水全体の動き

そのエネルギーは比較できないほど大きいものです。
波浪と津波はまったく別のものとして考えなければいけません。

津波の波長は数キロから数百キロメートルと非常に長く、
これは海底から海面までのすべての海水が巨大な水の塊となって沿岸に押し寄せることを意味します。

このため津波は勢いが衰えずに連続して押し寄せ、沿岸での津波の高さ以上の標高まで駆け上がります。
しかも、浅い海岸付近に来ると波の高さが急激に高くなる特徴があります。
また、津波が引く場合も強い力で長時間にわたり引き続けるため、破壊した家屋などの漂流物を一気に海中に引き込みます。

こちらは、青森県・八戸市の新井田川で撮影された動画です。
高さはありませんが、物凄い力で押し寄せてきています。

なぜ30㎝の津波でも危険なのか

通常の海の波のように表面だけがうねっている波と大きく異なり、海底から海面まで全てが移動する大変スピードのある、エネルギーの大きな波です。

津波の高さが高くなってくると、それにつれて、海水の横方向(津波の進行方向)の動きも大きくなってきます。海水の横方向の動きが大きくなってくると、水深の浅いところでも立っていることが困難になってきます。海水中に立っているとき20~30センチ程度でも水かさがあがれば体が浮き上がり同時に横方向に押されればどうなるか想像できると思います。

しかもスピードが速い。沖合ではジェット機並みの速さで、陸に近づいてからも新幹線並みの速さで襲ってくる。

海岸で津波が見えてからでは逃げ切ることはできない。津波災害から命を守るには、地震が起きたら一刻も早く逃げることである。

動画内で50㎝の津波に流される実験をしています。
男性があっさり流されてい行きます。

『最初は引き波』はウソ!

20万人以上の犠牲者が出たスマトラ島の大津波の場合、タイのプーケットでは、最初は「引き波」から始まった。潮が引いた海に魚が取り残され、ピチピチ跳ねている様子を喜んで見ていた子供たちが、次に襲ってきた大津波に飲み込まれてしまった。一方、スリランカやインド南部ではいきなり高い津波が襲ってきた。

津波警報が出ているので海の様子を見に行こうなどとは決して思わず、とにかく早く逃げることを考えよう。

津波警報発表時の緊急警報放送

気象庁から津波警報が発表された時に、テレビ/ラジオなどの受信機から警報音を発し、お知らせするものです。
テレビ/ラジオのスイッチが入っていない状態でも、緊急警報放送に対応した受信機を使用し待機状態としておけば、緊急警報放送受信時に自動的に起動し、津波警報の発表を知ることができます。

気象庁の公式サイトによると、津波には警報と注意報、さらに警報の中で津波と大津波に分類されるようです。

•津波警報 ◦大津波…高いところで3m程度以上の津波が予想される(3m、4m、6m、8m、10m以上)
◦津波…高いところで2m程度の津波が予想される(1m、2m)

•津波注意報 ◦高いところで0.5m程度の津波が予想される(0.5m)

津波に関する正しい知識を得て、正しい対処をしていきましょう!

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