スウェーデンボルグは、この本の中で、月に人がいるとか、太陽系の他の星にも人が住んでいるなどと書いている。18世紀に書かれたもの。この本とほぼ同時期に、「天界と地獄」というスウェーデンボルグの書いた霊界探索記が出版されている。

現代人からすれば、この太陽系にすむ異星人達についての話が明らかにおかしいことがわかる。情報源が同じである同時期に出版された「天国と地獄」に書かれていた内容も同様に間違っている、信憑性がないと言わざるを得ない。なお、邦訳の書名に「霊界」と追加されているが霊界の話などではなく、実際に惑星に行ってきた話。霊界の話なので内容がトンデモでも問題ありません、という出版社、訳者の姑息な工作が感じられる。

近代になり科学技術が発達し、アポロ計画によって、月に人がいないことが明らかになり、スウェーデンボルグがまちがっていることがわかった。この本がなければ、スウェーデンボルグがおかしいということがわからなかった。まるで現代になってやっとわかるように仕組まれていたかのようだ。

アポロが月に行った1969年以降、スウェーデンボルグ、新エルサレム教会からから離れる人が続出したとか。
もし、この本が発表されていなかったら、スウェーデンボルグの書いた霊界に関することの真偽は永遠にわからないという恐ろしいことになっていた。

一定期間だけ人を躓かせた後、自らの教え、教義を吹き飛ばすために自ら仕掛けた時限爆弾だったのかもしれない。コンピュータが発明されなければ隠された情報が解析できなかったバイブルコード、写真技術がなければわからなかった聖骸布とは逆で、科学技術が進歩しないと嘘であることがわからないというのがおもしろい。

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本当は怖いスウェーデンボルグ 【スヴェーデンボリ】

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