1. まとめトップ

現役サッカー選手の3分の1が精神疾患、深刻な問題に直面している欧州サッカー

精神科疾患の原因は、未だ十分に解明されていません。

更新日: 2015年11月08日

6 お気に入り 31499 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

StrongZeroさん

○FIFPro(国際プロサッカー選手協会)が調査結果を発表

2005年に同選手会が創設した賞で、世界中のプロフットボール選手の投票により選ばれる。2008年までは年間最優秀選手賞も存在だったが、2009年以降はFIFA最優秀選手賞(後にFIFAバロンドール)となり、現在はFIFAとFIFProが共同で世界のベストイレブンを発表している。

現役サッカー選手の26%、引退した選手の39%が精神疾患で苦しんでいる

FIFProはオランダ、スコットランド、アイルランド、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの6協会からの協力を受け、300名の選手、および元選手を調査した。

180名のプロサッカー選手のうち60%が国内のトップリーグに所属している

現役選手
・26%が抑うつ症状や不安障害、摂食障害に悩まされている
・19%がアルコール依存を報告した
・3%が自尊心が低下していると報告した
・7%は喫煙の習慣があると報告した
・5%が燃え尽き症候群の兆候を報告し、10%が何らかの苦悩を抱えている

121名の元プロサッカー選手のうち65%が国内のトップリーグで大半のキャリアを過ごしている

元プロサッカー選手
・39%が抑うつ症状や不安障害に悩まされている
・42%が摂食障害を報告した
・32%がアルコール依存を報告した
・5%が自尊心が低下していると報告した
・12%は喫煙の習慣があると報告した
・15%が燃え尽き症候群の兆候を報告し、18%が何らかの苦悩を抱えている

○精神科疾患に悩まされた選手たち

2009年11月10日、ハノーファーの自宅近くにあるノイシュタット・アム・リューベンベルゲ・Eilveseの踏切で快速列車にはねられて死亡した。32歳だった。警察は自殺であると判断したが、その詳細は公表されなかった。それまでの6年間鬱病に苦しみ、精神科医に通院していたことを妻が明らかにした。

彼はキャリアを通して十字じん帯断裂なども含むひざの負傷に悩まされ続けた。2002年夏にバイエルンへ移籍したが、負傷のため4年半で出場した試合の数はわずか62。その間彼はうつ病の発作にも悩まされ続けた。

「彼は心理学者を必要としている。選手としてのキャリアは気にしていない。単に1人の人間として心配している。彼は深刻なうつ病に苦しんでおり、誰も救いの手を差し伸べない」と、アドリアーノがうつ病に苦しんでいることを明かした。

ブラックプールの下部組織で育成され、1997年にプロ選手となったカーライル。しかし2000年から所属したQPRで十字靱帯を断裂する大怪我を負い、それをきっかけにアルコール依存症となって精神を病み、自殺を試みた経験も持っている。

○求められる選手へのメンタルケア

「スポーツ選手もまた、我々と同じように血と肉で作られているということを理解しないといけない。彼らもまた、人としての弱い一面を持っているのだ」

「ブンデスリーガの各クラブは、心理面のケアの(最先端レベルからの)遅れを取り戻す必要があります。心理学者が時代遅れだなんて言っているのは、誰なんでしょうか?」

○サッカーがうつ病を治す!?

ローマA保険局心療内科の心理セラピストであるマウロ・ラッファエッリ氏が、うつ病患者らの投薬を辞めさせ、新たな治療法を試みようとしたのは、こんな考えからだった。
その治療法とは『サッカーをする』こと。

「心療内科が築いている壁が、時を追うごとに病状を慢性化させ、ステレオタイプや症状の固定化を生み出しかねないですね。現在の精神医学における問題は、『脱施設化』ですね。」

「サッカーには、あらゆる要素がまとまって入ってますね。楽しむこと、グループの形成、分かち合い、それに軽妙さとか想像的な面、自嘲的な面。物作りも良いけれど、若い人達は戸外で出る方が好きですから。」

1