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mototchenさん

水道水の塩素殺菌の功績

水道水は無菌ではなかった!!

水道管内部には鉄細菌のスライム(バイオフィルム)が存在します。
水道水の残留塩素が充分にあれば増殖を抑制することはできますが、スライムを殺菌することはできません。

水道水は塩素殺菌されているので無菌であると思っている方も多いと思いますが、水道水は無菌ではありません。
大腸菌群は陰性、一般細菌もほとんど0個(水質基準では100個以下/ML)ですが、有機物の量が極めて少ない低栄養で生息できる従属栄養細菌が多数生息しています。
これらの菌は一般細菌試験で用いられ標準寒天培養地のような高濃度の有機栄養物を含む培地では増殖できないか、あるいは増殖できたとしてもコロニーを形成するほど増殖できないものが多いので一般細菌のテストでは検出されません。

バイオフィルムについて

皆さんは「バイオフィルム」という単語を見聞きしたことがあるでしょうか?耳慣れない方も、浴室や洗面所、台所などで、ヌルヌルした物体を一度は見たことがあると思います。「バイオフィルム」という表現だけでなく、最近では洗剤などのコマーシャルの中で「ヌメリ」という表現も使われています。また、ある分野では「スライム」と称されているかもしれません。これらはみな同じ現象で、その主役は微生物です。

水道水中の貧栄養細菌

一般細菌はあくまでも衛生学的な指標であるため、検査には36±1℃、24±2時間という培養条件が採用されていますが、実際にはこの培養条件では検出されない細菌が水道水中に多数存在しています。
一般細菌が検出されない水道水であったとしても、標準寒天培地よりも栄養分の少ないR2A培地などを用い、20~30℃のやや低めの温度で7日間以上培養すると、たくさんのコロニーが形成されることが多く見られます。

対策

水質管理目標設定項目に従属栄養細菌が追加されることとなりました。目標値は、「1mlの検水で形成される集落数が2,000以下(暫定)」となります。

参考 水道水が飲める国

(注)1.国土交通省水資源部作成
   2.国単位のデータは,外務省ウェブサイト「各国安全情報」及び国際協力機構(JICA) ウェブサイト「国別生活情報」による
   3.都市単位のデータは日本航空(JAL)ウェブサイト「海外現地情報」による
出典
平成16年版日本の水資源について
~水資源に関する日本の課題、世界の課題~
平成16年8月
国土交通省 土地・水資源局水資源部
第Ⅰ編 水資源に関する日本の課題,世界の課題
p40
http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/hakusyo/h16/1.pdf

国土交通省の調査によると、国土全体で水道水が安全に飲める国は、データがストックホルムとシドニーのみのスウェーデンとオーストラリアを含め15カ国。飲める国のラインアップについては諸説ありますが、どの説も十数カ国に限られています…

国土交通省の調査によると、世界で水道水が飲める国は、日本をはじめ、アイスランド、アイルランド、オーストリア、クロアチア、スウェーデン(ストックホルム)、スロベニア、ドイツ、フィンランド、アラブ首長国連邦、南アフリカ、モザンビーク、レソト、オーストラリア(シドニー)、ニュージーランドのわずか15カ国(うち、スウェーデンとオーストラリアの2カ国は一部の都市に限ったデータ)。

実は水道水が飲める国はもっとあります。

海外の水道水

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