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弁理士(特許事務所)の探し方・選び方

特許事務所ってどのようにして選べばよいの?初めての特許出願、商標出願の際、弁理士(特許事務所)の探し方・選び方のポイントをまとめました。

更新日: 2015年03月05日

ipusan5さん

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特許事務所(とっきょじむしょ)とは、弁理士が業として特許、実用新案、意匠、商標など特許庁における手続あるいは経済産業大臣に対する手続を行うための業務を処理するために開設する事務所である。

つまり、あなたがこれから特許出願(申請)、意匠出願、商標登録出願などを行いたい場合、特許庁に対する手続代理を行うのが特許事務所である。

◆どのように探すのか?

探し方1:知り合いなどから紹介してもらう

お近くの知り合いに、弁理士(特許事務所)のご存知の方がいれば紹介してもらうとよいでしょう。

探し方2:検索エンジンから探す

検索エンジンで検索して、自分で見つけ出す方法があります。最近では、多くの特許事務所(弁理士)が自分のウェブサイトを設置しているところも多いので、検索エンジンなどでお近くの特許事務所を探すとよいです。

検索キーワードは、
特許事務所、特許出願、商標出願 などなど。

探し方3:「弁理士ナビ」から探す

日本弁理士会が運営する「弁理士ナビ」でも検索できます。弁理士である以上、100%全ての弁理士がここに登録されています。最近は非弁行為(違法)を行う類似業者も存在するようですので、まずはここで身元チェックしてみてはいかがでしょうか。

直接、日本弁理士会(弁理士会無料相談室03-3519-2707)に電話しても、最寄りの弁理士を紹介してくれます。

◆探し方のポイント(重要)

ポイント1:取り扱い分野

特許・実用新案を得意とする弁理士、意匠を得意にする弁理士、商標を得意とする弁理士、 訴訟系を得意とする弁理士など、様々なタイプの弁理士がいます。

また、特許の場合、さらに弁理士は得意とする専門の技術分野を持っています。例えば、機械、電気電子、情報通信、化学、 生物バイオ、ソフトウェアなどの技術分野に別れています。
あなたが、これから特許出願をしたい発明は、どのような技術分野なのかを確認しましょう。

ポイント2:事務所規模

全国各地にある多くの特許事務所の大部分は、小規模事務所です。弁理士が10名以上所属するような特許事務所は中堅〜大手の事務所と言えます。
個人、中小企業は、やはり地元密着の小~中規模の特許事務所がおススメです。

大手の特許事務所

メリット
たくさんの弁理士が所属しているため、特許、実用新案、意匠、商標のすべてをカバー。
特許の場合、対応可能な技術分野が広い。
大量の依頼や短納期の依頼も対応力がある。


デメリット
大手顧客(クライアント)の仕事しかしない場合がある。
所長弁理士(責任者)自らに対応してもらえる可能性は限りなく低く、一担当者が担当する。
様々な業種から仕事依頼を受けているため、コンフリクト問題が発生する確率が高くなる。
大都市圏に集中している。

中小規模の特許事務所

メリット
仕事に自信のある弁理士が独立しているので、弁理士の得意とする分野において非常に専門性が高い。
普段から中小企業や個人からの仕事が多く、初心者でも気軽に対応してくれる。
所長弁理士(責任者)、自ら丁寧に対応してもらえる可能性が高い。
コンフリクト問題が発生する確率が低い。
地元密着型。大都市圏のみならず、地方都市にも存在している。

デメリット
対応可能な技術分野が限られる。
大量の依頼や短納期の依頼は、人員の関係から対応ができない場合がある。

ポイント3:費用

弁理士費用については自由化されており、各事務所で自由に事務所手数料を定めることになっています。
近年では、各々の特許事務所のウェブサイト上でも、料金を掲載しているところも多いようです。しかし、特許事務所の費用項目は、複雑ですし、特許庁への手続き段階に応じて段階的に発生する費用もあります。
是非ともあなたが依頼したい仕事が、今回そして将来にわたり、全部でどのくらいになるか、確認しましょう。

なお費用としては、
(1)特許庁に支払う費用(必ず一律に必要な法定費用)
(2)特許事務所に支払う事務所手数料(事務所により異なる)
に大別されます。

特許庁に支払う費用(印紙代といいます)は、法定費用のため、事務所間に違いはありません。まずは、出願時の費用で比較するとよいでしょう。

相場として、出願時の費用は総額で20~30万円をみてください。これを下回るところはたしかに安いですが、特許明細書は品質が命ですので、決して価格のみで選んではいけません。必ず事務所の良し悪しで選びます(弁理士のスキル、経験、人物等)。

ポイント4:所在地

特許事務所の所在地は、相談するという観点からは、なるべく顔の見える地元の事務所がよいでしょう。発明相談、特許出願~権利化後、継続的に弁理士とよく付き合っていくにはやはり直接のコミュニケーションが重要です。また地元密着の事務所の方が地元の方への愛着意識も高いです。

また特許事務所が特許庁(霞ヶ関)から近い遠いは全く気にする必要はありません。特許事務所は、特許庁との出願オンラインシステムを有していますので、全国どこでも同一の手続きを行うことができます。

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ipusan5さん

発明家、知財コンサルタント
旅行好き