わたしたちのうちひとりしかいないかのように、神はわたしたちみなを愛す。/愛に満たされるものは神ご自身に満たされる。

出典フリー引用集「ウィキクォート」、アウグスティヌスのページから引用

このアウグスティヌスの言葉の価値は、愛のダブルにあると思う。他者の愛を私のものにするような浄化や、愛の名のもとに生きる義務感覚。それをメシアニズム的な幸福の条件としたアウグスティヌスは、論理だけでなく、人間的な愛のリアルを知っていたように思います。「神の恩寵」は神からの無償の愛ですが、カリタスという言葉ははっきりとこの「愛のダブル」を含意して使っています。

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《大学入学共通テスト倫理》のためのアウグスティヌス

センター試験の倫理科目のために哲学者を一人ずつ簡単にまとめています。アウグスティヌス(354~430)。キーワード:「神の恩寵」「カリタス(ギリシャ語アガペーのラテン語版)」「信仰・希望・愛(キリスト教の三元徳)」主著『告白』『神の国』

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