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【雑学】卵が先か?鶏が先か?の答え

長い間、議論が続いている「卵が先か鶏が先か?」という謎。結局のところどっちなのかと気になっている人も多いはず。

更新日: 2014年04月13日

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大昔から多くの人悩ませたこの疑問

昔の哲学者にとって、この疑問は、生命とこの世界全体がどのように始まったのかという疑問に行き着くものだった。

問いは次のように言い換えることができる。「X が Y 無しに生じ得ず、Y が X 無しに生じ得ない場合、最初に生じたのはどちらだろうか?」

実は答えが出ていた!

2010年7月13日にイギリスのニュースサイト『The SUN』が報じたところによると、科学者たちが「卵より鶏のほうが先に誕生した」と結論付けたという。

イギリス・シェフィールド大学とワーウィック大学の共同研究チームは、OC-17と呼ばれるたんぱく質が卵の殻の結晶化を促進させる働きがあることを突き止めた。
このたんぱく質は鶏の卵巣のなかにも存在し、これがなければ卵ができないことも判明。そのため「鶏がいなければ卵ができない」という結論に達した

つまり、卵のからを作るのに必要な成分が鶏の卵巣にも存在していたので、鶏がいなければ卵ができない ということだ。

しかし… そう簡単には終わらない

鶏が先という結論に意義を申し立てる人々が続出。

ジョン・ブルックフィールド教授とデビッド・パピノー教授は次のように論じている。すなわち、かつて「最初」の鶏がいた以上、それはその鶏たる由縁を規定した卵から生まれたに違いない

もう考えれば考えるほどわからなくなってきますね。

生物学者の PZ メイヤーは、この主張(鶏が先)の欠点を次のように指摘している。他の鳥類は卵の形成に別の蛋白質を利用しており、OC−17 の進化は卵の進化と同時に起こったのではない。鳥類が爬虫類から分岐する以前より卵の形成に使われてきた蛋白質は別にあり、OC-17 はそれを発展させる形で出現した

つまり、OC-17がなくても卵はできるということに…

実は学問によって答えが違ってくる

数学的に見ると…

サーマンとフィッシャーは鶏の飼育数から産まれる卵の数を予測できるか、卵の数から鶏の頭数を予測できるか、あるいはその両方なのかを調べた。その結果、卵の時系列が持つ情報からは鶏の数を予測できたが、鶏の数から卵の数を予測できる逆の関係は無かった。彼らは卵が先であると結論付けた。

卵が先だということに。

神学でみてみると

ユダヤ教とキリスト教の教典は、神による世界の創造について触れ、それと共に鳥の創造についても述べている。その創造神話では、神は鳥を創造し、それらに産み殖やすよう命じたが、卵については直接の言及が無い。創世記を文字通り史実と解釈すれば、鶏が卵より先ということになるだろう

神がつくったのは鳥。なので鶏が先となる。

仏教の考え方だと

仏教には循環的時間という観念がある。それは、時間は循環しており、歴史は繰り返されるという考えである。時間が永遠に繰り返されるとするならば、その永遠性において「最初」は存在せず、創造もない。ゆえに答えはこうなるだろう。すなわち、何者も最初たりえない。循環する時間において、「最初」は存在しない。

つまり、どちらでもない。ということですね。

結局、考え方によって答えが異なるということに

人の数だけ答えがある。かなり深い問題のようだ。

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くらげんこさん

旅好き。生物学好き。