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hisaaa1さん

ファイブ・ポインツ (5 Pointz) と通称される、
ファイブ・ポインツ・エアロゾル・アート・センター (the 5Pointz Aerosol Art Center, Inc.) は、アメリカ合衆国ニューヨーク市クイーンズ区ロング・アイランド・シティ (Long Island City) にある、世界最高の「落書きのメッカ (graffiti Mecca)」とされる屋外芸術展示空間である。


世界中からやってきたエアロゾル(スプレー缶)のアーティストたちが、
工場跡の建物の壁面200,000平方フィート (19,000 m²)に色鮮やかな作品を残している。

クオリティが低いエアロゾルのアーティスト達は5Poinzで活動出来ない

この施設は、1993年にパット・ディリリョ (Pat DiLillo) によって、
「ファン・ファクトリー (Phun Phactory)」として開設されたが、
これはグラフィティ・アーティストたちに正式な発表の機会を提供することで、
街の壁等に対する落書きによる破壊活動 (graffiti vandalism) の抑制という目的があった。

グラフィティアーティストがこの場で活動する場合には、
事前に作品見本の提出が求められ、壁画大の作品制作が予定された場合には、
レイアウトの提出も求められた。(それほどクオリティの高い作品でなければNGという事)

ファイブ・ポインツという名称は、
近傍の5つのバラ (行政区画) がひとつになるという意味であるが、
グラフィティ界における中心的存在としての評判が高まった結果、この工場跡は、
世界中のエアロゾル・アーティストたちの作品が集まることとなった。

カナダ、スイス、オランダ、日本、ブラジルや、アメリカ合衆国全土から、
伝説的な描き手がやって来て、建物の壁面を飾ったが、その中には Stay High 149、
Tracy 168、Cope2、Part、SPE、Tats Cru らが含まれていた。

この衝撃的な、グラフィティで埋め尽くされた倉庫が、
2009年4月、ニューヨーク市建築局は、許可なく設置されたスタジオのパーティションなどを含め、建物に様々な問題が検査によって見つかったとして、最大の建物の閉鎖を命じた。

この検査は、2009年4月10日に、コンクリート製の避難階段の一部が崩落し、
アーティストが怪我をしたことを受けて行なわれたものであった。

2013年8月21日、ニューヨーク市都市計画局 (New York City Planning Commission) は、
満場一致でファイブ・ポインツを解体し新しいコンドミニアムに建て替える計画を承認した。

この再開発計画では、二棟のタワーマンションが建てられ、小売り施設も入居する予定である。
2013年10月9日、ニューヨーク市議会 (New York City Council) は満場一致で、
$400ミリオンの開発計画を承認した。

この計画では、1,000ユニットのアパートと210ユニットの低価格住宅が設けられ、
また10,000平方フィート (930 m²)のパネルと壁がアート専用に、
さらに一階のファサードはグラフィティ専用に利用されることになっている。

取り壊される前に、白くグラフィティを塗りつぶしていく作業者

2013年11月19日、TimeOut New Yorkはファイブ・ポインツのグラフィティは、
前夜のうちに白く塗りつぶされたことを報じた。

ファイブ・ポインツのツイッターアカウントもこの事実を報告した。
ファイブ・ポインツを保護するための制作者たちによる訴訟や2013年11月16日に行われた、
嘆願書名を集めるための集会もむなしく、この再開発者サイドによる白塗りは、
ファイブ・ポインツがまもなく解体されることを知らしめた。

この作業は、夜中の1時から朝7時まで、
部外者の闖入を阻止するため警察たちが見守る中で行われた。

壊す必要はあったのか。

5 Poinzの素晴らしさを少しでも分かって頂きたく、
建物が壊される前の画像をここに残します。

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