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発売から25年以上、いまだに人気が衰えないYAMAHA EOSシリーズの魅力

TM NETWORKの小室哲哉がマスター・キーボードとして長年使用したことで、相当なシェアを誇っていたYAMAHAのEOSシリーズ。初代モデルが発売されてから25年以上経つ現在も人気があるシンセサイザーです。EOSシリーズの進化をまとめています。

更新日: 2014年04月16日

odeyさん

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1988年

価格: 129,000円

記念すべきEOSの初代モデル。
EOSの特徴であるスピーカーはまだ未搭載であった。
音源はFM音源、同時発音数8音、8トラックシーケンサー内蔵であったが、リズム音色及びトラックは未搭載のため、別途リズムマシーンが必要であった。

価格: 110,000円

YS200からシーケンサーを取り除いたモデル。
シーケンサー以外の機能はYS200と同等で、見た目もほぼ同じとなっている。
ボタン類の違いとしてはLCD上のシーケンサー用のボタンが省かれている。

YS200を2台、メインシンセとして使用している。

価格: 148,000円

記念すべきEOSのスピーカー搭載モデル第1号機。
モデル番号もEOS特有の「B」が振られている。
基本的機能面はYS200と同じで、変更点としてはデモソングが違うことと、EOSの特徴であるカラーリングや、丸みを帯びたデザイン、そして特徴的な丸いホイールである。
スピーカーが内蔵されたためもあって、重量はYS200より7.6Kg重たい14.5Kgとなり、持ち運びを行うには重たすぎるシンセとなり、「EOS=重たい」というイメージも定着した。

EOSシリーズとしては発売されていないが、B200の外観と仕様はそのままに、教育機関向けに発売されたモデル。
プリセット音色が教育機関向けに変更されている。

価格: 84,800円

EOSシリーズの廉価版モデルとして発売。
B200、YS200/100との違いは、スピーカー、シーケンサーが非搭載、エフェクトの種類の変更、プリセットが100種類だったものが200種類に増加したことなどである。
このモデル独自の機能としてアルペジェイターの搭載と、電池駆動が可能ということである。

価格: 65,000円

EOSシリーズ唯一の音源モジュール。
カラーリングはB200をイメージさせる。
機能面ではB200/YS200と同等であり、実質スピーカーと鍵盤を取り除いたものとなっている。
このモデル特有の機能としてカレンダー機能を搭載している。

1990年

価格: 168,000円

B200の後継機種として大々的に発表されたモデル。
ここからTM NETWORKの小室哲哉、浅倉大介によるプロデュースがはじまる。
TM NETWORKのアルバム「Rhythm Red」のコンセプトを継承し、ハードロックよりの音色が中心となっている。
音源はFM音源からAWM音源+FM音源の複合音源となり、EOSシリーズでは不得意とされていたリアルな生音が再現できるようになった。

スペックも大幅なブラッシュアップが行われ、同時発音数24音、8トラック+1リズムトラックの9トラックシーケンサーを内蔵。
TM NETWORKの楽曲からサンプリングされた、コーラスやドラム音も収録されていて、この1台でもかなりの自由度が効くようになった。
タッチの強さによってLEDが点滅する機能も内蔵されている。
このモデルから背面に「EOS」のロゴがプリントされるようになった。

1993年

価格: 170,000円

B500の形状とスペックはそのままに音色とカラーリングが変更されたモデル。
小室哲哉がTM NETWORKを終了させ、trfのプロデュースを活発化させた頃のモデルで、音色コンセプトはダンスやレイヴ、テクノなどになっている。
B500よりも波形メモリーが倍となり、このモデルでも採用されているtrfのサンプリングヴォイスは前回にも増してバリエーション豊かになっている。

1995年

価格: 189,000円

B500以来の大幅なブラッシュアップが行われたモデル。
小室哲哉がプロデュースを活発化させていた頃のコンセプトモデルとなる。
見た目の変更点としてはボリュームがスライド方式になったこと、全体的なボタン配置の変更、スピーカーグリルの形状が変更され、最も大きな変更はLCDが大型化され視認性が改善されたことである。

機能面でも大幅な変更が行われており、同時発音数32音、音色数は768音色+21ドラムセットに増加、シーケンサーも16シーケンストラック+8パターントラックの24パートへと大幅に拡張。
メモリーカードスロットが廃止され、新たにフロッピーディスクドライブが搭載された。

EOS B900を教育機関向けに音色を変更しているモデル。
B900とは音色以外スペックは同等となっている。

1996年

価格: 189,000円

B900の音色とデモソングを差し替えたマイナーチェンジモデル。
カラーリングも変更された。
スペックはB900と変わらず、主な変更点としては、PCとの接続ケーブルが標準同梱された点である。

1998年

価格: 248,000円

実質のEOSの最高峰モデル。
EOS誕生10周年の位置づけで発売された。
かつての初心者でも扱いやすいという部分を切り捨て、本格的な音楽制作ができるオールインワンモデルと進化した。
スピーカーグリルの形状は、かつてのB200に近くなった。
かつてのEOSからの進化点は液晶画面の大型化、リボンベンダーの装備、コントロールノブの装備、そして待望のサンプラー機能が内蔵された。

同時発音数は64音へと大幅増加、音色数は1035ボイス+32ドラムセット、32シーケンストラック+3コンダクタトラックのシーケンサーも内蔵、アルペジエーターも装備されているため、かつてのEOSシリーズでは難しかった楽曲の1台完結が可能になっている。
全モデルまで搭載されていたキータッチによって点灯するインジケータの機能は排除されている。

価格:248,000円

クリスマス時期に発売されたB2000の限定カラーモデル。
カラーリングと、デモソングが変更されている以外はB2000と同等のモデルである。
このモデルをもって10年続いてきた小室哲哉のPR起用が終了した。

2001年

価格: 110,000円

EOSの最終モデル。
読み方は「ビーテン」。
イメージキャラクターを小室哲哉から浅倉大介へと変更。
コンセプトも浅倉大介をモデルにしている。
PCとの連携を前提としており、当時流行しつつあった、DTMを中心とした仕様になっている。
EOSの特徴であるスピーカーは非搭載。
フロッピーディスクドライブに変わり、スマートメディアが採用されている。
シーケンサーは内蔵せずにPC接続によって演奏を行う。
音色数は736ノーマルボイス+22ドラムキットへと減少している。
このモデルをもってEOSは長い歴史に幕をおろした。

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