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皇室でも読まれている深~い絵本。『でんでんむしのかなしみ』ってどんな絵本?

苦しいときに読むと、救われたような気がする絵本。こどもに何度でも読んであげたくなる一冊でもあり、大人も考えさせられる作品です。悲しみがあるからこそ人は喜びに触れることができるのだ、そう気づかせてくれる一冊ではないでしょうか。

更新日: 2014年04月18日

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ooo163oooさん

▼絵本のベストセラー。でんでんむしのかなしみ

作:新美南吉

▼あらすじ

ある日、でんでん虫(カタツムリ)は「自分の殻の中には『悲しみ』しか詰まっていない」ことにうっかり気付き、「もう生きていけない」と嘆く。

そこで別のでんでん虫にその話をするが「私の殻も悲しみしか詰まっていない」と言い、また別のでんでん虫も同じ事を言った。

そして最初のでんでん虫は「悲しみは誰でも持っている。自分の悲しみは自分で堪えていくしかない」と嘆くのをやめた。

▼皇后美智子様とのつながり

「何度となく、思いがけないときに記憶によみがえって」きた本として紹介。

インド・ニューデリーで行なわれた国際児童図書評議会の基調講演でもこの話を取り上げた

▼でんでんむしのかなしみの感想

『橋をかける』で引用されていたので読みました。子供には子供の悲しみがあるとは思いますが、深いです、深すぎます。

「かなしみはだれでももっているのだ」おとなになりつつある今読んでもやわらかくささる。もしかしたら、なりつつあるからこそなのかもしれない。

大変なこと、辛いことも生きてたらあるけど
それでも生きていかなくちゃいけなくて
そういうこと全部含めて愛していきたいな。
そう思わせてくれました。

苦しいときに読むと、救われたような気がします。
かなしいのは、自分だけじゃないのです。
誰でも、みんなかなしい。
そこに気づかせてくれる。

大人こそ、この本を読むべきです。
そして、子どもたちに、繰り返し、繰り返し、
声に出して読んであげてほしい。

▼作者である新美南吉さんについて

作風

地方で教師を務め若くして亡くなった童話作家という共通点から宮沢賢治との比較で語られることも多い。

人から視た主観的・情緒的な視線で自分の周囲の生活の中から拾い上げた素朴なエピソードを脚色したり膨らませた味わい深い作風で、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれ好対照をなしている。

▼表紙はたくさんの種類があるのでお好みの絵を

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