心身問題(しんしんもんだい)とは哲学の伝統的な問題の一つで、人間の心と体の関係についての考察である。この問題はプラトンの「霊―肉二元論」にその起源を求めることも可能ではあるが、デカルトの『情念論』(1649年)にて、いわゆる心身二元論を提示したことが心身問題にとって大きなモメントとなった。

出典フリー百科事典「ウィキペディア」、心身問題のページから引用

哲学は心とは何かだけでなく、心と身体の連絡も同時に解こうと努めています。「所与(あらかじめ与えられたもの)」を受けいれる観点では、それを問題にする視点は生まれません。精神を厳しく規定したデカルトだから開くことのできた問いと言えます(解決したわけではない)。ところで現代では、心を科学的現象とみる態度が主流です。ただその場合、心が身体と外界を超出して「意識できる」感覚を否定することになります。だから、普段私たちはいくらかデカルト式に「意識」の絶対性を信じているのだと思います。

前へ 次へ

この情報が含まれているまとめはこちら

《大学入学共通テスト倫理》のためのルネ・デカルト

センター試験の倫理科目のために哲学者を一人ずつ簡単にまとめています。ルネ・デカルト(1596~1650)。キーワード:「方法的懐疑」「私は考える、ゆえに私はある(コギト・エルゴ・スム)」「近代的自我」「心身二元論(物心二元論)」「合理論」主著『方法序説』『省察』

このまとめを見る