1. まとめトップ

ロンドン発、新しい音楽の楽しみ方。 「ソファーサウンズ」って何?

2009年にロンドンで始まった、まったく新しい音楽体験の場、“sofar sounds(ソファーサウンズ)”が2014年3月、日本上陸。「ソファーサウンズ」って何?をまとめました。アナログメディアがじわじわと脚光をあびつつあるインディ界に、新しい価値観が加えられようとしています。

更新日: 2014年04月22日

yk.ac30さん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
4 お気に入り 2111 view
お気に入り追加

“sofar sounds(ソファーサウンズ)”って?

発祥は2009年3月、ロンドン。

東京の上陸は世界で43都市目。

ロンドンのクラブ & ライヴシーンの状況に不満を抱いていたレイフェ・オファーとロッキー・スタートによって、Sofar Soundsはスタートした。

「ライブハウス以外で、音楽をゆっくり聴ける居心地のいい空間がないものか、とずっと思っていたんです。
そんななか、2009年3月のある日、ミュージシャンの友人が、自宅に友人を招いてミニ演奏会をやったんです。10名ほどだったでしょうか。
演奏してくれたのは5曲だったと思いますが、そのときのリビングルームの雰囲気がほんとうにすばらしく、これこそ私が求めていた音楽体験だ!と思ったんです」とレイフェさんは語る。

出典wired.jp

THE SHAREで行われたSofar Sounds第1回となるシークレットライヴの様子。 Photo by sofar sounds Japan/web-across.com

「(名前の由来は)レナード・コーエンの“songs from room”からインスパイアされ、“sofar sounds”に。わりとすぐに決まりましたね。」

既に、NYやパリ、LA、ベルリン、北京など、世界40都市以上で開催中。日本は、今回が初めてとなる。

具体的にどんなイベント?

「Sofar Soundsは、世界中のリヴィングルームにて親密な雰囲気で、秘密裡に行われます。わたしたちは新しいアーティストたちを、ユニークでマジカルなコンサート体験によって、わたしたちと繋がる人たちや新たなファンに紹介し、さらにストリーミングなどで、その音楽を世界中の音楽ファンと共有します」。

その特徴は、
①会場がライブハウスやクラブ、スタジオ、カフェといった商業空間ではなく、
(誰かの)リビングルームをはじめとするプライベートな空間であること
②演奏するミュージシャンやアーティストは当日までシークレットであること
③入場料などの設定は特になく、事前に登録した人たちのなかから招待された人だけが参加できる、という。

他にも、なるべくジャンルの異なる3組のアーティストがそれぞれ約3~4曲ずつ演奏することや、プロのPAが動画と音を収録し、後日編集したものを専用サイトにアップロードするなど、ロイヤリティこそ支払わないものの、いろいろなルールが設けられており、既に、NYやパリ、LA、ベルリン、北京など、世界40都市以上で開催中。日本は、今回が初めてとなる。

あるネットメディアではSofar Soundsを「ポップアップ・ギグ」と称している。ロンドンやニューヨークでは、デザイナーやスタイリスト、またはブロガーなどが、都心部の空き物件や商業施設で期間限定の「ポップアップ・ショップ」を出店するケースが多く見られるが、そのライヴミュージック版ともいえるだろう。ポップアップゆえに、よりフォーカスしたコンセプトやMDが可能なところも、似ているかもしれない。

出典wired.jp

リラックスできる場所と音楽が密接である状況。さらにそれがごく普通のことであってほしいという思いが、そのネーミングには込められているようにも見える。

「Sofar Soundsは、世界中のリヴィングルームにて親密な雰囲気で、秘密裡に行われます。わたしたちは新しいアーティストたちを、ユニークでマジカルなコンサート体験によって、わたしたちと繋がる人たちや新たなファンに紹介し、さらにストリーミングなどで、その音楽を世界中の音楽ファンと共有します」。

そして、14年3月東京上陸。

「これは、パーティじゃなくて、心地いいオンガク体験をシェアするイベントなんです。」(レイフェ・オファー)

「日本の音楽のマーケットは2000年前後をピークに、
配信の一般化やプロモーションの場も多様化し、私たちは
“どのように何を作り手であるアーティストに適正に還元していけるか"
そして"どのように新しい才能を求めている人に届けていけるのか”
ということを改めて考えさせられているのが現状なんです」
というのは、“sofar sounds Japan”代表の土橋望さん。

土橋さんは、(株)パルコのライブハウス「クアトロ」を展開する事業部にてレーベルA&Rなどの仕事に従事したのち、外資音楽企業を経て現在、テレビ局の音楽関連企業に在籍、という経歴をお持ちです。

「Sofar Sounds Tokyo vol.1」に出演したアーティストは、
辻岳人さん、女性4人組のバンド、キノコホテルとしても活躍中のkemeさん、ヒップホップバンドSuikaのメンバーでもあるタカツキタツキさんと、クラブシーンを中心にピアノやDJなどでも活躍しているSWING-O(スインゴ)さん。

プライベートな居住空間が醸し出す独特のリラックスした雰囲気での初めての音楽体験を楽しんでいたという声が多数。

「初上陸」を楽しんだ方々の声。

「世界43都市で行われている音楽イベントSofar Sounds、東京での第1回目が開催ということで行って来ました。最高の空間でした。
音楽で感動するってこういう事を言うのかなって初めて実感することができました」

街を歩いていると、電車に乗っていると、イヤホンをしている人が意外に多いことに改めて気づく。もちろん、音楽に限らず、ゲームや語学学習、ひょっとしたら落語を聴いている人もいるかもしれないが、仮に音楽を聴いている人に絞ってみたとしても、みんながみんな、AKB48や韓流系、エグザイルファミリー、ジャニーズではないだろう

たまたまイヤホンをしていた人に何を聴いているのかと尋ねたときも、筆者らが知らない日本のパンクバンドやインディーズ系のミュージシャンの名前があがることも少なくない。最近はボーカロイドと言う若者もいるなど、実は多様化が進んでいるが、公の場ではあまり知られていない。

事業規模の大小にも関わらず、もっと自由に、自分の意思で、自分の好きなものを選び、楽しむという当たり前のものづくりや場づくり、出会いの機会をつくるなど、
“ソーシャル(社会デザイン)な活動”を実践している人は、実は全国各地に少なくない。

今回の“sofar sounds Tokyo”に続けと、“sofar sounds Kyoto”や“sofar sounds Fukuoka”、“sofar sounds Sendai”などと全国各地に広がっていく日も近いかもしれない。

Sofar Soundsの様子。いい雰囲気で楽しげです。

大成功の第一回。そして「これから」。

1 2





yk.ac30さん

音楽やファッションや書籍やスポーツが好きです。
楽しいことが好きですので、楽しい情報をまとめます。