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脳に操られてる!?神経伝達物質と性格

神経伝達物質に関するまとめ。シナプス(神経細胞間)で情報伝達を介在する物質である。シナプス前細胞に神経伝達物質の合成系があり、シナプス後細胞に神経伝達物質の受容体がある

更新日: 2016年05月28日

saya1001-jonさん

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神経伝達物質とは

シナプス(神経細胞間)で情報伝達を介在する物質である。
シナプス前細胞に神経伝達物質の合成系があり、シナプス後細胞に神経伝達物質の受容体がある。

脳の神経細胞には木の枝のような樹状突起と、1本の長い軸索が付いています。神経細胞同士が情報のやりとりをする場所をシナプスといいます。
神経細胞の中で情報は電気信号となって伝わりますが、電気信号が軸策の末端までくると、シナプス小胞という袋が破れて神経伝達物質が放出され、隣接する神経細胞の受容体で結合することで情報が伝わります。

神経伝達物質の種類

ドーパミン

種別:生理活性アミン →カテコールアミン(アミン系)

性格傾向:積極的、活発。

役割:運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに作用する。
ノルアドレナリンの前駆体であり、やる気を司る役割を持つ。

過剰時の影響:統合失調症の陽性症状(幻覚・妄想など)、強迫性障害の原因になる可能性がある。

減少時の影響:筋固縮、振戦、無動などの運動症状。パーキンソン病、注意欠陥多動性障害(ADHD)の原因になる可能性がある。

摂取方法:チロシンとフェニルアラニンというアミノ酸を含む食品。
肉類、鰹節、チーズ、牛乳、卵黄、バナナ、ピーナッツ、タケノコなど。

ノルアドレナリン

種別:生理活性アミン →カテコールアミン(アミン系)

性格傾向:好戦的または回避的。

役割:内外のストレス刺激によって放出し、覚醒、学習、鎮痛、排尿、血液循環、ホルモン系の調節、体温維持に作用する。
「ノル」とは「正規化合物」と言う意味。

過剰時の影響:躁状態、高血圧、糖尿病の原因になる可能性がある。

減少時の影響:意欲の低下、思考力の低下、やる気が出ない、うつ病などの原因とも言われている。

摂取方法:ドーパミンが前駆体となるので同様に、チロシンとフェニルアラニンというアミノ酸を含む食品。
肉類、鰹節、チーズ、牛乳、卵黄、バナナ、ピーナッツ、タケノコなど。

アドレナリン

種別:生理活性アミン →カテコールアミン(アミン系)

性格傾向:好戦的または回避的。

役割:ノルアドレナリンが前駆体で、副腎髄質から分泌される。闘争や逃走反射に影響し、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用がある。
主に、体内の神経伝達に作用する。

過剰時の影響:躁状態、高血圧、糖尿病の原因になる可能性がある。

減少時の影響:意欲の低下、思考力の低下、やる気が出ない、うつ病などの原因とも言われている。

摂取方法:ノルアドレナリンが前駆体となるので同様に、チロシンとフェニルアラニンというアミノ酸を含む食品。
肉類、鰹節、チーズ、牛乳、卵黄、バナナ、ピーナッツ、タケノコなど。

セロトニン

種別:生理活性アミン →インドールアミン(アミン系)

性格傾向:冷静、情緒安定。

役割:主に生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに作用する。

過剰時の影響:軽度症状→不安感、混乱、イライラ、頭痛、めまいなど
中度症状→嘔吐、下痢、発熱、昏睡状態など
重度症状→ごくまれに死に至る恐れもある

減少時の影響:気分が沈みやすくうつ傾向になる。欲求不満、不眠、倦怠感、体温調整の不調など

摂取方法:トリプトファンが前駆体となるので
肉類、乳製品、ひまわりの種、アーモンド、魚卵、納豆など。

アセチルコリン

種別:生理活性アミン →コリン系

性格傾向:おとなしい、内向的。

役割:骨格筋や心筋、内臓筋の筋繊維のアセチルコリンの受容体に働き、収縮を促進する。主に自律神経のうち副交感神経を刺激し、脈拍を遅くし唾液の産生を促す。

過剰時の影響:パーキンソン病と関連があるとされている。

減少時の影響:アルツハイマー病と関連があるとされている。

摂取方法:コリンが前駆体となるので
卵黄、魚卵、レバーなど。

エンドルフィン

種別:ペプチド

性格傾向:突発的、無理をする。

役割:ストレスなどの侵害刺激により産生されて鎮痛、鎮静に働く。鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果。
GABAニューロンを抑制することにより、中脳腹側被蓋野から出ているA10神経のドーパミン遊離を促進させ、多幸感をもたらす。

過剰時の影響:暴走行為や依存症の原因になりうる。

減少時の影響:活力の低下など。

摂取方法:ペプチドはタンパク質で構成されているので、大豆、牛乳 、チーズ 、卵 、肉類 、魚介など。

オキシトシン

種別:ペプチド

性格傾向:情緒安定、人懐っこい。

役割:脳の疲れを癒す、気分を安定させる、人に対する信頼感が増す、心地よい幸福感をもたらす。
発達障害、自閉症患者に症状改善の効果があると言われている。

過剰時の影響:依存など。

減少時の影響:不信感、倦怠感、不安など。

摂取方法:ペプチドはタンパク質で構成されているので、大豆、牛乳 、チーズ 、卵 、肉類 、魚介など。

コルチゾール

種別:糖質コルチコイド

役割:炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御する。ストレス刺激によっても分泌する。

過剰時の影響:血圧、血糖値の上昇。不快感。慢性的になると脳の海馬を萎縮させるなど。

減少時の影響:血圧、血糖値の低下、倦怠感、免疫低下など。

摂取方法:調査中

γ-アミノ酪酸(GABA)

種別:アミノ酸

性格傾向:おとなしい、繊細、マイペース

役割:主に抑制性の神経伝達物質として機能する。

過剰時の影響:健忘を誘起するといわれている。

減少時の影響:不安や不眠、てんかん発作、恐怖症、強迫神経症、不安神経症など。

摂取方法:グルタミン酸が前駆体なので
昆布、チーズ、緑茶、しいたけ、トマト、魚介類など。
ビタミンB6も同時に摂取する事が望ましい。

神経伝達物質と性格の関係

クロード·ロバート·クロニンジャー博士は、生理心理学、生物学的精神医学、学習心理学他の知見から、パーソナリティの構成概念を、遺伝性の強い『気質』の4次元と、後天性の強い『性格』の3次元に分類、合計7次元の人格モデル理論を提唱しています。
遺伝性の強い『気質』というのは、DNAまたは細胞にその人の気質を決定する物があるということです。
特に神経伝達物質のバランスによって気質は左右されるといわれています。
生まれつき、ドーパミンが多く分泌されやすい人や、セロトニンの分泌が多い人など個人差があると考えられています。
それを元に、経験から後天的に性格は形成されていきます。

他にも、エリック・バーンの交流分析における自我状態を元に、弟子であるジョン・M・デュセイが考案した性格診断法のエゴグラムというものもあります。
こちらも、気質と性格を分類しバランスによって種別していきます。
先天的な部分と後天的な部分が融合した性格診断です。

神経伝達物質は先天的なもので、それが大きく性格に影響をしています。

人類学者のヘレン・フィッシャー博士をチーフ サイエンス アドバイザーとして迎え、人間を4つの性格タイプに分類する『パーソナリティーテスト』を導入しています。

人間は4種類のホルモンの分泌量によって生まれたときからパーソナリティ・タイプ(性格の型)が決定されており、またそのパーソナリティ・タイプによって理想の配偶者も決まってくるという理論だ。

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