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【金沢観光】カワイイがいっぱい!前田家奥方御殿 成巽閣を金沢コンシェルジュが紹介!

北陸新幹線の車両モデルにもなった、前田家奥方御殿成巽閣(せいそんかく)のすごい所、可愛い所をまとめました。石川県の代表的な観光スポットの、通ったからこそ知っているちょっと通な見方を紹介します。少しトリビアやお得情報も入れました。

更新日: 2018年12月16日

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この記事は私がまとめました

segasada-nさん

成巽閣(せいそんかく)とは

文久3年(1863年)に加賀藩13代藩主・前田斉泰が母・真龍院(12代斉広夫人)の隠居所として建てた歴史的建造物である。歴史博物館として一般公開されている。兼六園に隣接する。

館内は撮影ができない(庭は可)ということなので、主な部屋以外はぜひその目で見ていただきたい。
観覧にあたって、私がお勧めする通な見所をご案内します。

外観

兼六園を歩いていると赤い門を発見。
この赤い門、東大の赤門のミニチュア版で前田藩の家紋の梅鉢紋入りとなっています。
こちらから成巽閣へ入ることができます。

3mはあろうかという重厚な門。
両サイドには真っ白な海鼠塀が続いています。
道路に面した入口で、こちらからも入場できます。

正面入口から入ると大きな玄関が見えてきます。
さすが大名家の奥方屋敷、規模が違います。

あまりの立派さに目を奪われていると屋根の左先に花を見つけました。
牡丹の花だそうです。
梅鉢紋入りの瓦との相性も良く、とても可愛い♪

反対側を見てみると獅子がいました。

▽歌舞伎では牡丹と獅子はセットなんです

百獣の王といわれる獅子にも弱みはあって、身体に寄生する虫によってその命をも脅かされることがあります。これが"獅子身中の虫"といわれるものです。どんなに大きく力のあるものでも、内部の裏切りから身を滅ぼすことにもなりかねない、という意味で使われますが、本来は仏典から出た言葉です。

 その"獅子身中の虫"を活動させないためには薬になるものを飲まなくてはいけないのですが、その薬となるものが牡丹の花に溜まる夜露。それゆえ、獅子は牡丹の花から離れられない...というわけです。

館内

赤を基調とした花の模様入りで、展示品である帯だそうです。
栞としても使えそうです。

メインのお部屋です。
20畳ほどの上段いっぱいに敷かれた絨毯は350年前に北インドで作られた特注品だそうで、家紋入りになっています。
その上に置かれているのが脇息、座布団、火鉢(当時の暖房器具)です。
この火鉢、よく見ると猫足だったり、蝶が描いてあったりでとっても素敵。
ちなみにこちらの火鉢、富山にも全く同じものがあるそうです。
おそらく予備にと作られたもので、お宝鑑定団によるとウン百万の価値とか…。

謁見の間の上部にある欄間は岩絵の具で色付けされた鮮やかなもの。
一枚の板を掘って作られたという欄間には、鳳凰と梅と椿がデザインされています。
後ろからも綺麗に見えるように、「透かし彫り」の技法を使っています。
当時の職人の技術の高さがうかがえます。

北陸新幹線E7、通称「かがやき」内部のモデルであり、直木賞作家の恩田陸さんの作中でも出てくるお部屋です。
天井の群青色は当時高価だった人工顔料を使っているそうです。
その日の天気によって表情を変える色で、晴れた日は眩しいほどに発色します。

こちらが2015年3月14日に開通する、北陸新幹線「かがやき」のグリーン車内です。
こちらの車内のカラーと下の格子模様が成巽閣の群青の間からイメージしたそうです。
新幹線自体も青いのでそちらもかもしれませんね。

前田家の別邸「成巽閣」で、亀田さんは「群青の間」の色彩空間に衝撃が走った。「ものすごく洗練されていて、和の未来のイメージにぴったり」。この部屋の色をモチーフに 、グリーン車の座席、床などの配色が決まった。
さらに最上級車両「グランクラス」のデッキにも、成巽閣の「鮎の廊下」を参考にアユ の絵があしらわれた。

杉板張りの鮎の廊下の撮影は不可なので是非その目で見ていただきたい。

こちらが鮎の廊下からイメージしたというパネル。
漆をイメージした赤色がまた、高級感を引き立てていますね。

ギヤマン=ガラスです。
小鳥の絵が焼き付けされているもので、オランダからの輸入品で150年は経っているそうです。

開放的な縁側は20mの間、柱がないという特殊な作りとなっています。
お庭には小川が流れていて、そっと腰を下ろすと時間を忘れてしまいます。
夏の3時ごろに行ったとき、風が気持ちよかったのでおススメです。

他にもお花の形のシャンデリアや、蝶の金押しが入った壁紙、展示のキセルが可愛かったです。
大名夫人の隠居所というだけあり、女性らしく、また品のある造りを感じました。

▼見学する方に一言。

おすすめ見学時間

春・冬は2時(日が当たって1番のんびりできる)
夏は3時すぎ(縁側の優しい風が心地いい!)
秋は3時まで(明るく、お部屋が綺麗にみえる!)

女性はぜひ秋に!

展示物は季節ごとに変わるのですが、秋の展示は特に素敵。
お着物や、細工の細かいかんざし、ボンボニエールなどなど何度見ても感動します!
気温もちょうどよいので、寒がりさんでものんびり観れるので◎

展示物

季節に合わせて展示替えがあります。
常設展という概念は無いようで、2、3ヶ月おきに展示替えが行われ、展示物がほぼ総入れ替えになるようです。
訪問の時期によって見れるものが違うのがまたオツですね。
中でもおすすめの展示の一例をいくつかあげます。

成巽閣=お雛様といってもいいほど有名です。
見慣れないまん丸顔のお雛様と、大名の婚礼調度品のミニチュアである雛道具がずらりと並んだ見ごたえ抜群の展示です。
お道具が可愛すぎて欲しいくらいですが、買うとウン百万はくだらないので見るだけとしましょう。
ゆっくり見るためにも防寒はしっかりして行きましょう。

10円玉くらいの小さな人形から、30㎝以上の大きな人形まで200体以上の子供を模したお人形が展示されます。
さまざまな縁起物を持った人形の中には、斬新なヘアースタイルの子や、商売っ気のある面白顔の子など見れば見るほど味のあるものが隠れています。
押しメン探しで盛り上がることうけあいです。

お着物と調度品が数多く並ぶ展示です。
お着物の模様の刺繍にはそれぞれテーマがあり、それだけでひとつの作品となっています。
鼈甲でできたかんざしや、当時のお化粧道具が細かい花や蝶の細工入りだったり、それを納めるケースが押絵でうさぎや雪吊りだったりで見惚れてしまいます。
これが自分のものだったらどんなに嬉しいかと、切に思います。

「参勤交代」をテーマとしているようです。

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