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日本一低い山について調べたら、山の概念が崩れた・・・

日本各地にいくつか「日本一低い山」があります。2014年4月に日本一低い山の順位が入れ替わりました。なぜ順位が入れ替わることがあるのか、そもそも山の基準は何なのか調べてみたところ、かなり「山」の定義が曖昧なことがわかりました。

更新日: 2018年02月16日

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CuteMonsterさん

日本一低い山が最近変わりました

日本一低い山というのはなぜか順位が入れ替わっている。

2014年4月9日に国土地理院が発表したところによると、仙台市宮城野区にある「日和山(ひよりやま)」(標高3メートル)が18年ぶりに日本一低い山に認定された。

かつて標高6メートルの国内2番目に低いとされた日和山は、東日本大震災の津波で削られ、消滅したとみられていた。しかし国土地理院が改めて被災地沿岸の地形を測量し、3メートルの「山」と確認。

この日本一を争った低い山は両方とも「人工の山」だった!

天保山は実は自然の山ではありません。人工の山です。もとは20m以上の標高があったようですが、地盤沈下で現在の標高になったようです。また、天保山自身1995年に地図から消され、大阪の人たち27万人の署名により1996年に地図上に復活、日本一低い山の座を日和山から奪いました。

「日和山」は、1909年に地元住民によって築かれた。人工的につくられた山(=築山)という点で「天保山」と同じである。

じゃあ自然にできた山で一番低い山ってどこなの?

自然で古来よりある山のなかで日本で一番低い山は、弁天山(べんてんやま)です。標高6m、徳島県徳島市方上町にあり、とくしま市民遺産に選定されています。

国土地理院発行の地形図に記載されている自然の山としては日本一低い

そもそも「山」の定義って何なの?

「山」の定義というものは難しいが、わが国では、国土地理院が「山」と認めているか否かによるところが大きい。

国土地理院に聞くと「『山』の厳密な定義はありません」と前置きしつつ「長く地元で『山』とされてきたものや、測量の基準となる三角点のある場所が『山』と言えます。高さは問題ではありません」とのこと。

国土地理院情報部の方のお話では、
 1.地元住民が山と呼んでいるか
 2.地元自治体が公式名称としているか
 3.国土地理院が記載を妥当と判断するか
の3条件が必要だそうです。

人工か、自然のものか、国土地理院地形図に掲載されているか否か、海抜も考慮に入れるのか──。どの山が一番低いのか現在もはっきりしていないのは、そもそも「山」の定義とは何かがはっきりしていないからなんですね。

歴史的背景と大きさは異なるけれども、人工的に作ったものも大きさに関係なく山として扱う、という文化は日本ならではかも。

定義が曖昧なので、全国各地で日本一低い山の争いが!?

日本一高い山は富士山で決まりで論争も何もありゃしないですが、日本一低い山を巡る争いは"熱い"ようです。

標高0m(海抜0m)で円錐形の築山。周囲からの比高が富士山の1,000分の1である3.776mで、かつ山頂の標高が0mとなるように造られた

標高3.6m
御山は2005年8月に測量して日本一低い山と判明。明治時代の郷土史に名前が掲載されているそうだ。

低山争いに参加した山があります。
それが、香川県東かがわ市の白鳥の松原、内にある御山。

日本一低い山の登山を楽しんでいる人もいます

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