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中川昭一元財務大臣の酩酊会見の原因が明らかに?

とある裁判によって、真実が明らかになる可能性が。

更新日: 2014年05月13日

Agantuk23さん

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はじめに:なぜ今、中川昭一元財務大臣の酩酊会見なのか?

政治に詳しい方もそうでない方も、この名前を聞いた事があると人は少なくないと思います。

「中川昭一元財務大臣酩酊会見……」

2009年2月、ローマで開かれたG7の財務大臣・中央銀行総裁会議にて、中川昭一財務相は白川方明日銀総裁等と共に参加しました。リーマンショック対応等に関しての協議が行われた会議でした。

しかし、会議終了後の記者会見にて、中川氏は朦朧とした状態の中で会見に臨み、発言などはしどろもどろでした。
之を契機に、中川氏は与野党問わず批判を浴びました。また、マスメディアなどのバッシングを受け、国民からも非難を受けました。

結果、中川氏は時の総理である麻生太郎元総理大臣へ辞表を提出。
辞任後の中川氏は引き続きバッシングを浴び続け、さらには総選挙で落選。同時に、総選挙を経て民主党に大敗した麻生政権は、民主党に政権の座を明け渡す事となりました。
そして数ヶ月後の、不自然な『死』……


事件の真相は未だ明らかにされていません。
しかし、とある件を切っ掛けに、中川昭一元財務大臣の失脚の原因となった「酩酊会見」事件の真相が法の下、公然と明らかにされる可能性が出てきました。

なぜなら……

・中川昭一酩酊会見の真相が明らかになるかもしれない「とある裁判」

現在、保守系メディアでは著名な言論人である憲政史家・倉山満氏が、同様に所謂保守系であるとされる人間達から支持を受ける三橋貴明氏(本名・中村貴司)に「名誉毀損」で告訴されるという出来事が発生しています。

事の発端は、イーストプレス社より2014年4月に発売された倉山満氏の著作「増税と政局・暗闘50年史」での記述が、三橋こと中村氏にとって都合が悪かった為のようです。

・三橋氏が倉山氏に「謝罪と賠償を求める」内容証明書を送付し、内容をネットで公開

裁判の争点は、三橋氏が主張する「酩酊会見の内容」の事実性

今回の裁判では幾つかの内容が、法の下で明らかとなる可能性があります。
争点となる問題は主に「三橋貴明と麻生太郎財務大臣の従属関係の真実」「三橋氏の言説が麻生太郎財務大臣の見解に合わせて繰り広げられているという点」等です。

しかし、今回私が注目した三橋氏の内容証明書の箇所はそこではなく……

(4)294ページの以下の記載(倉山満著「増税と政局・暗闘50年史」)
ア 『経済評論家の三橋貴明など、よく名誉毀損の訴訟を起こされないものです。』
イ 上記記載は、一般読者をして、三橋が何ら証拠のない話をしばしば論じていると印象付け、三橋の名誉を毀損します。

という三橋貴明による内容証明書の記載部分です。

この三橋貴明氏が指摘した、倉山満著書の記述したp294の前後含めて見てみると……

>また、例の(中川昭一)酩酊会見について玉木林太郎国際局長が読売新聞の越前谷知子記者と手を組んで中川に一服盛ったというまことしやかな噂がありますが、何の証拠もありません。こんなことは法廷で使えるぐらいの証拠がなければ言ってはいけない話です。
経済評論家の三橋貴明など、よく名誉毀損の訴訟を起こされないものです。
(※これは、さかき蓮氏と共著の「真冬の向日葵」についての言及です。)

なんと、中川昭一元財務・金融担当大臣に関する内容なのです。

つまるところ三橋氏は、中川氏の酩酊会見の舞台となったG7会議に同行した玉木林太郎国際局長(当時)と読売新聞の越前谷知子記者が共謀して一服盛ったという件に関して「証拠の無い話はしない」と内容証明書で述べています。


つまり

『三橋貴明とさかき蓮が書いた内容は、証拠に基づいて書いている』

と主張しているという事です。

であるならば……
三橋氏側には倉山氏が名誉毀損をしたと法で裁く為には、三橋氏が原案を作り、さかき蓮氏が書き上げた「真冬の向日葵」内に記述されている「中川昭一元財務・金融大臣の酩酊会見」の内容が事実に基づいていると証明する事が必要なのです。

倉山・三橋両名の裁判の行方には別段興味を抱きませんが、 「中川昭一元財務・金融大臣の酩酊会見」において、『玉木林太郎国際局長(当時)と読売新聞の越前谷知子記者が関与していた事が真実か否か』という事が明らかになります。これは興味深い話です。

目次

前書きが長くなりましたが、目次です。

今回のまとめでは、
①.三橋貴明・さかき蓮共著「真冬の向日葵」を読む
②.中川元財務・金融大臣の酩酊会見の再検証
③.倉山満氏の主張を鑑みる
④.①②③の内容を総括する
⑤.麻生元総理と中川昭一元財務大臣の、辞任当日会見を見る
⑥.安倍総理と、麻生財務大臣の「中川昭一への弔辞」を読む
⑦.まとめ

という点について書き連ねていこうと考えています。
少々長くなりますが、お付き合い頂ければ、と思います。

①さかき蓮・三橋貴明著「真冬の向日葵」を読む

「バッシングによって貶められた朝生一郎総理と、中井昭二財務相の失脚の真実」
「政局を操る黒幕の正体が今、明らかになる」

本書帯に書かれたキャッチコピー。
朝生一郎総理・中井昭二財務相とは、つまり麻生元総理と中川昭一元財務大臣の事を指すと言える。

さかき蓮・三橋貴明著「真冬の向日葵」の登場人物

朝生一郎→麻生太郎
中井昭二→中川昭一
財部晋三→安部晋三
柳田吉夫→柳澤伯夫(第一次安倍政権の厚生労働大臣)
松本利文→松岡利勝(第一次安倍政権の農林水産大臣)
久谷一生→久間章生(第一次安倍政権の防衛大臣)
赤木和彦→赤城徳彦(第一次安倍政権の後任農林水産大臣)
森木明→森喜朗
青田俊雄→青木幹雄
中山修直→中川秀直
片河いつき→片山さつき
橋元→橋本龍太郎
大泉→小泉純一郎
小川→小沢一郎
鳩川→鳩山 由紀夫
氏本清次郎→氏家 齊一郎(国民テレビ会長→日本テレビ会長)
渡会秀雄→渡邉 恒雄(読解新聞会長→読売新聞会長)
丹下泰波→丹呉泰健(財務省主計局長)
玉林太郎→玉木林太郎(財務省国際局長)
篠塚直治→篠原尚之(財務省財務官)
和多真→和田誠(バチカン放送局、神父)

八俣ひろみ→原聡子(国民テレビ記者→日本テレビ記者)
江崎千夏→越前谷知子(読解新聞記者→読売新聞記者)


左が「真冬の向日葵」での登場人物名称、右が実際の名前です(間違っている可能性もあります)
なじみの薄い政治家・人物には役職名を振りましたが、本書内での役職と同等です。
八俣ひろみ→原聡子、江崎千夏→越前谷知子の両名に関しては、後に詳細を記述します。

なお、G7会議後の会見で中川氏の隣に座っていた白川日銀総裁は本書には登場していない様子。

さかき蓮・三橋貴明著「真冬の向日葵」の概要

作品の骨格としては、マスコミ悪玉・黒幕説となっているおり、メディアに騙されないようにしようという内容であります。

財部(安倍)政権交代から朝生(麻生)政権の失墜までの期間の中、マスメディア、特に渡会秀雄(渡辺常雄読売新聞社長)と氏本清次郎(氏家齊一郎日本テレビ会長)がどのように暗躍していたか。
また朝生(麻生)政権を倒し、中井(中川)を失脚させたのはマスコミのねつ造報道でありマスコミが悪であると印象づける内容となっています。

同時に、財務省黒幕説も……。(中川氏の失脚の原因となった酩酊会見を強行したのは財務省の官僚であると読み取れる内容の記述あり)

さかき蓮・三橋貴明著「真冬の向日葵」の、酩酊会見に関連した箇所を読む

酩酊会見の箇所に記述されている箇所を、表現を変え、抜粋した。さかき蓮・三橋貴明両名の著作権を配慮した上である。気になる方は実際にこの本を手に取って読んで欲しい。



G7会議にて、IMF専務理事との署名式を終えた中井(中川)の元に、財務省の玉林太郎国際局長(玉木)と、読解新聞の江崎千夏(越前谷知子)、そして八俣ひろみ国民テレビ記者(原聡子)がやって来た。p185

八俣は中井に祝杯を共に挙げようを提案、同上三人が席を用意したようだ。
p186


慰労会が催される。出席者は財務官篠塚直治(篠原尚之)、玉林太郎国際局長、読解新聞の江崎記者、国民テレビの八俣ひろみ、中井の秘書官杉澤。p187

二杯目のワインを飲み、気分の悪くなった中井。彼は普段であればこんなに早く酔うはずが無いので自身の疲れを疑う。記者会見のキャンセルを秘書に依頼し、席を離れる。p187

しかし、結局記者会見は開かれてしまい中井大臣の酩酊会見。篠塚直治財務官、玉林太郎国際局長が会見を主導した。(実際に同席していた白川方明前日本銀行総裁に関する記述は無し)p188〜189

中井財務大臣は酩酊会見をメディアが連日報道したため辞任させられた。そして八俣国民テレビ記者はローマから帰国後、汐留の氏本会長室に直行した。彼女は賞賛の言葉を同会長よりかけられる。氏本「一体何を使ったんだ?」と質問するも八俣ははぐらかす。氏本は「君は優秀な人材である」と八俣に声をかける。p206

読解新聞の江崎は「会見は面白くなるわよ」と酩酊会見を予言させるような発言をレイター通信の記者にしていた。其れを受け、八俣は「渡会読解新聞会長に江崎を表舞台から引かせる様進言して欲しいと、氏本に提案」p206〜207

氏本は「財務省の玉林と篠塚が次の人事で栄転した」という話題を八俣に振る。
八俣「自国の大臣を失脚させておいて栄転とは……」とつぶやく。p207

中井元財務大臣の葬儀にて、彼の妻よう子が玉林の弔問を回想。中井の高校時代の同級生で、中井の財務大臣時代の部下であり、酩酊会見後に財務官に出世したとされる玉林太郎。
彼が「会見前の中井大臣は正常でした。財務省の記録でも、そうなっており、中井大臣の名誉は守られます」と述べている。p276〜277

よう子は、財務省の記録で名誉が回復しても、其れは財務省の中だけの話ではないか。財務省の名誉だけではないかと省に対する批判的感情を向ける。夫の名誉は踏みにじられたままであり、遺族は死ぬまで苦しみ続けるのだ。と反芻している。p277

関連箇所に関して

という具合で、中川昭一元財務大臣酩酊事件の内容を記述しています。彼らが直接何かをした、という描写はありませんが、明らかにメディア側の人間が中川氏を酩酊させる舞台をセッティングし、その裏には日本テレビの氏家氏と読売テレビの渡辺氏が関わっていると匂わせています。

実際の情報と幾つかの齟齬や欠けている情報なども見受けられますが、後述するとしましょう。

同様に、財務省の人間は中川氏のキャンセル依頼を却下して会見を強行した様な記述があり(財務官僚が会見を主導しているという内容のみ)、彼らは後に栄転したと記述されています。
そして八俣というキャラクターに「大臣を失脚させて財務官僚が栄転とは、日本って国は……」と語らせていおり、さらに妻よう子の玉林弔問に際しての回想など、財務省に対するネガティブな印象を与える内容となっています。

「真冬の向日葵」の内容だけではなく、著者の一人である三橋氏は現実での玉木林太郎氏と中川ゆう子氏のやりとりに関して、ブログでこう述べている。

ーーーーーー

”中川元財相がお亡くなりになられた後、葬儀の後に玉木氏が中川ゆう子夫人に、
「ローマの会見の前に、財務省の職員が迎えにいったときには、中川大臣は正常な状態でした。財務省が保管している記録でも、そうなっています。だから、中川大臣の名誉はこれで永遠に守られます」
 と発言したのはなぜなのですか。というよりも、「財務省の職員」が迎えに行ったとき正常な状態だったからといって、なぜそれで中川元財相の名誉が守られることになるのですか。守れらるのは「財務省の名誉」だけではないのですか?

 教えて下さい、玉木さん。あなたがローマの事件の後、国際局長から財務官に「出世」したのはなぜなのですか? ローマの会見で中川元財務相の横に座っていた篠原尚之財務官が、その後、IMFの副専務理事に「出世」したのはなぜなのですか。”

ーーーーーー
以上引用

贖罪
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11346415352.html

共著者、三橋貴明の「真冬の向日葵」解説

本書「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」は、安倍政権末期から中川昭一先生がお亡くなりになるまでの日本をモチーフに書かれた小説です。とはいえ、お読みになればお分かり頂けると思いますが、本書は「現実の記憶」でもあります。

三橋氏自身が、この著書を「現実の記憶」と述べている。

三橋氏は自身のブログでさかき蓮との共著「真冬の向日葵」についてこう述べている。「現実の記憶」とはどういう事だろうか。
巻末には「この作品はフィクションです」と述べられてはいるものの、著作に関わった人間が「現実の記憶」と言うからには、現実に即した要素が多く含まれている事は間違いないだろう。
登場人物の表記名や、倉山満氏との裁判において「何ら証拠の無い話をしない」と述べている点を鑑みても、「フィクション」であるとする事は少々虫の良い話であると言えるだろう。

もしこの文面が三橋氏の述べるような「現実の記憶」でなければ、名誉毀損を行ったのは「三橋貴明(本名・中村貴司)」ということにもなりかねません。

何故なら、この「真冬の向日葵」にて、財務省の玉木氏と篠原氏を「栄転の為に財務大臣、つまり直属の上司を失脚させた」という様な記述をしている為です。
また作中で八俣ひろみ、江崎千夏と呼称されている人間も同様です。名称は異なりますが、実際の人物がモデルになっているからです。

なお、某所で「フィクションではない」と言う旨の発言をした事があるとの情報も……?

さかき蓮・三橋貴明共著「真冬の向日葵」の内容は真実か?

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Agantuk23さん

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