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「食」で「生」を支える” いのちのスープ”がすごい

いつでも簡単便利に…という流れに逆らい、時間をかけて素材の味を丁寧に煮出すスープで、人々に生きる力を与えている料理家の辰巳芳子さんについて

更新日: 2016年02月29日

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sweetsr4everさん

いのちのスープとは?

辰巳芳子さんが病床のお父さんのために工夫を凝らして作り続けたスープは、人々を癒す「いのちのスープ」と呼ばれ、たくさんの人に感動を与えています。

「食」というもの、ヒトが「食べる」という事をとことんつき詰めた末の究極のスープ。

「食」とはつまるところ「命」を支え、つなぐものという、辰巳先生の「食」の哲学が詰まっています。

いのちのスープは季節の野菜を使い、野菜のうまみを引き出すように弱火でじっくり火を通す。均等に火が通るように材料の切り方も決まっている。だしにもこだわる。

脳梗塞で倒れ、嚥下障害(えんげしょうがい)により食べる楽しみを奪われた父。その最後の日々を、母と娘が工夫した様々なスープが支えた。それがいのちのスープの原点だった。

素材をじっくり煮出した栄養いっぱいのおいしいスープは、寝たきりのお父さんもスプーンを求めるように首を伸ばしてゆっくり飲み込まれたそう。

それが、いつしか「いのちのスープ」と呼ばれて
一般の方だけでなく、
緩和ケア病棟に勤める医療従事者の方々も
辰巳さんのところへ
スープの作り方を習いに来ている

「ふだん食欲がなくて食べられない患者さんほど、いのちのスープを喜んでくれます。嚥下障害の人も、ポタージュなら食べられます」

聖テレジア病院では、管理栄養士さんが半年間辰巳さんのスープの会に通い、平成24年9月よりいのちのスープの提供を始めた。

鎌倉のスープの会は人気のため、現在は入会を受け付けていないんだとか。

レシピ

辰巳芳子さん考案の蒸し鍋セット(野田琺瑯)。しいたけスープなどの液体を蒸すために考えられた内鍋も付いている。

あなたも、たいへんお疲れになったときに、
きちんとできたおつゆを一杯、貰えたら
肩のあたりに詰まった重さが
すうっと抜けていくこと、あると思います。

いいおつゆを飲むと、とても楽になるのよ。

名言の数々

天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ” tennoshizuku.com/about/ 愛は人の中に在るのではなく、人と人の間にこそある。人は、愛ゆえに作ったり食べさせてもらったりする日々 過ぎてしまえば なんと短いことでしょう。 facebook.com/akira.yamashir…

‥‥私はね、病気で重湯しか飲めない方には、
青菜の葉先に
オリーブオイルを落として、
ちょっと塩を濃い目に、茹でてあげるんです。

で、それをペーストにして、重湯に添える。

そうするとね、
その青菜は、もう甘いぐらいおいしいんです。

そうやって作った重湯と青菜のペーストとを
かわりばんこに、口に運んであげる。

青菜というのは「畑の血」ですから
へたな点滴なんかより
よっぽど、力をつけると思うんです。

「いのちのしずまるかたは、氷をほしがりなさると聞く。」辰巳芳子先生の『いのちのスープ』は、レシピという名の文学です。文章が美しすぎる。へ

たぶん「愛」というものは
いのちそのものが、行き着くところなのよね。

辰巳芳子さんてどんな人?

宮内庁大膳善寮で修行を積んだ加藤正之にフランス料理の指導を受け、イタリア、スペインなどで西洋料理の研鑚も重ねる。

近年は、安全で良質の食材を次の世代に用意せねばとの思いから「大豆100粒運動」会長「良い食材を伝える会」会長「確かな味を造る会」の最高顧問を務める。

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