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雷が鳴ったらへそを隠すのには深いワケがあった

小さい頃に言われた「雷さまにへそを取られる」や「雷が鳴ったらへそを隠せ」という俗説には昔の人の知恵が関係しているそうです。

更新日: 2014年05月16日

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この記事は私がまとめました

小さい頃に言われた「雷さまにへそを取られる」

古くからの俗信に「雷にへそを取られる」あるいは「雷がへそを取る」がある

取られないように「雷が鳴ったらへそを隠せ」と言いますね。

日本の子どもは夏に腹を出していると「かみなりさまがへそを取りにくるよ」と周りの大人から脅かされる

雷が鳴らなくてもへそを出していると雷さまが取りにくるらしいです。

雷神という雷の神のことです。昔は雷は神が鳴らすものと信じられていたため「神鳴り(かみなり)」と呼ばれるようになりました。「風神雷神図」のようにリング状にならんだ太鼓、牛の角に虎の革のふんどしをしめた鬼の姿で描かれることが多いそうです。高木ブーみたいな感じです。

雷様がへそ持ってくって言うんだけどへそいらねえじゃんと思うんだけどそもそも雷様もなぜかへそを持っていくのか。そしてへそが無くなるとお腹は平らになるのか。へそはドーナツの穴のようなものか。

この「雷さまにへそを取られる」や「雷が鳴ったらへそを隠せ」という俗説には昔の人の知恵が関係しているそうです。

身を低くすることで雷を回避できるという理由

雷は木のてっぺんなどの高い所によく落ちるから、雷が鳴っている時は体勢を低くして移動、あるいは地面に伏せていれば大丈夫、というのを昔の人は経験的に知っていたのです

雷さまがへそを取る理由として、姿勢を高くしていると雷に撃たれやすく、身を伏せている(へそを隠した状態)と安全だったので、雷さまは人間のへそを取って殺すのではないかと考えられていたからだという説があります。

ヘソを隠すときは姿勢が前かがみになり、頭の位置が低くなります。雷はより高いところに落ちる性質がありますから、ヘソを隠せば、雷に打たれる確率が減るんです

人はへそを隠すとき、へそを下に向けると思います。へそを下を向けた姿勢が雷から身を守るのに都合がいいとされて言い伝えられたとも言います。この理屈ならヘソを隠せじゃなくても「雷が鳴ったら靴ヒモを結べ」でもよかったわけです。

「雷臍を取るといふ事。雷の臍をとるといひて、小児などを警(いまし)むるは、雷震のときは俯伏(うつぶせ)するものは死せず、仰仆(あおむけ)するものはかならず死するによってなり」とある

江戸時代後期の儒学者で詩人の管茶山の『筆のすさび』(1857年)という随筆書の中にこう書かれているそうです。この一節を参考にすると、あおむけの方だけ死ぬというのは納得いかない・・・?

子供にお腹を冷やさせないようにする教育上の理由があった

「雷がへそを取る」 という言葉はもともと、雷がなって夕立がくると急に気温が下がり、お腹を冷やすおそれがあるので、裸でいる子供に着物を着せたことからおこった言葉

しかも前線通過前は暖かい風が吹くので薄着したり、お腹を出すような格好になりやすい。

昔は、医学が進歩していなかったので風邪をこじらせて生命にかかわる事が多かったので、雷が鳴るとお腹を冷さない為に、「へそを取られる」つまり、子供を戒めるときの脅し文句だったんですね

「へそを取られる」といわれたら子供はへそを隠すために何かで覆って保護しますね。布団にもぐるというのも防寒のためには理にかなったへその隠し方です。

昔の人は実際に雷に撃たれてヘソを取られた・・・?

実際の新聞から昭和20年代群馬県のある新聞に「実際に雷に
へそを取られた」という記事が出た事があるそうです

群馬県は比較的雷の多い県だそうです。ちなみに全国で年間の雷が最も多いのは石川県で、少ないのは北海道です。

それによると雷に打たれた中年男性のへその部分に直径数センチの穴が開いた・・とのことです。また20数年前「へそ博士」として一時騒がれてた南雲先生も群馬県出身で彼の著書の中で「雷に打たれた人のへそは黒く焦げている事が多い」と書いてあります

昔の人は着物の中(帯のあたり)に財布を入れていたので、雷に打たれると、金属で出来たお金に電気が集中し、おなか付近が激しく焼け、あたかもへそを取りに来たように見えた

他にも神経は電気信号をやりとりするので電気が流れやすく、へそは神経が集中するので雷に撃たれた人は高圧電流によってへそが黒コゲになるという説もあります。

雷が脳天から体を通って地面に抜けるまでに体内に一番近い”おへそ”から少し抜けてしまいます。それで”おへそ”が黒くこげてしまい、「雷さまが”おへそ”を取って行った。」と言われるようになったようです

へそには筋肉や脂肪がついてなく、一番体内に近いのでそこだけ黒コゲになるという説も・・・。

雷さま(雷神)はなぜへそを取りたがる?

おれは おへそが
だいすきだ
あまくて しょっぱっくって
こーり こり
うふふ たべたいなー

赤羽末吉著の絵本「へそとりごろべえ」によると、雷さまは栓抜きのようなへそとり器を使ってへそをとって食べるそう。多くの人が雷さまはへそが好物で取ったへそを食べるという認識だそうです。

へそやその下あたりの丹田は体の中心で非常に大切なところ。雷様は雷を落とすと、へそから魂を奪い取って人を死に至らしめるとも考えられていました

雷が妖怪化した段階で、河童と同様なことをして、体内の霊魂を抜き取るもののように考えられたのではないか

河童が人間から尻子玉をとるように、雷さまは人間を殺す方法としてヘソから魂をぬいたという説もあります。昔は雷の正体がまだよく分かっていなかったので生まれた俗説ですね。

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