誤訳の具体例をあげてみましょう。
1941年11月20日付けの来栖駐米大使宛電文(東京から発信)のケースでも、米国側のマジック訳はその内容を決定的に誤って伝えてしまいました…

日本側としては同盟国ドイツに影響されずに自主的(独自)に判断することができ、事実上は「参戦しない」との方針を伝えたかった…
ところが、アメリカ側のマジック情報担当者は、三国同盟による日独関係を日本が「自動的に(automatically)」参戦する義務を負っていると思い込んでいたため、正しくは「independently」と訳すべき日本語の「自主的に」という部分「automatically」と完全誤訳
その翌11月21日には来栖大使がハル国務長官と会い、日本の義務について電文どおりに説明したのですが、すでに誤訳情報がアメリカの上層部に届けられていたため、来栖大使の説明努力も無駄…
来栖大使本人から「independentlyに(自主的に)判断する」とわざわざ英語で説明したにもかかわらず、ハル長官はそれを「来栖個人の解釈だ」として「役に立たない」と退けてしまった

出典避けられた戦争:パーセプション・ギャップの積み重ねが平和を壊す | グローバルストリームニュース

前へ 次へ

この情報が含まれているまとめはこちら

太平洋戦争開戦経緯 あるいは日米挑発合戦

未完成です。間違って公表中。ぼちぼち完成させます。

このまとめを見る