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風邪をポジティブにとらえる"風邪の効用"まとめ

これは医療行為としての治療のノウハウではなく、あくまで野口晴哉による「風邪の効用」をベースとした、整体の視点からの風邪の解釈です。

更新日: 2015年12月17日

richiowakiさん

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野口晴哉(1911-1976)著「風邪の効用」は1962年に欠かれた本で、当時の日本人の風邪の傾向をまとめたものです。現在のストレスフルで薬を乱用している日本人に当時の風邪の処理がそのまま適応できません。基本的な考え方取り組むことで、自分のからだの声を聞く機会としてまとめました。医療の専門の方や整体の専門家の方々からは意見があるかもしれませんが間違いがあればご指摘下さい。

風邪とは何か?

風邪は健康の安全弁

出典風邪の効用-序/偏り疲労と風邪

風邪自体が治療行為

風邪は健康をキープするための安全弁、スムーズに経過できないと、肺炎や大腸炎といった「炎」の状態になる、炎の状態も上手く経過できないと、ガンや脳卒中などの大病にかかり、命を落としかねない。

風邪は熱が上がっから下がり正常に戻る経過のこと

熱が出ると体が緩む
発熱し発汗すれば風邪が脱け一緒に熱が下がり出す
温泉に入ることも、疑似的に風邪を状態を作り出しています。ただし、きちんと汗を拭き取らなかったり、入浴後冷やしてしますと本当に風邪になる場合があります。

風邪は体の弾力を取り戻す

出典風邪の効用-体の鈍り/偏り疲労と風邪

健康な体というのは弾力があり伸び縮みに幅がある。
風邪を引くと、鈍い体が一応弾力を回復し緊張した疲労箇所が緩む。
弾力と大病は関係があり、癌、白血病、肝臓病、脳溢血といった病気は自覚しない内にフッと病気が重くなり、自覚した時は体に弾力がなくなっており、そのときでは間に合わない。
大病になる人は共通して風邪も引かないという人が多い。
風邪を引くと、鈍い体が一応弾力を恢復する

風邪は治すものではなく経過して脱けるもの

出典風邪の効用-風邪は治療すべきものか

風邪というものは、治療するのではなくて経過するものでなくてはならない。
自然のままの体であるようにするのでなければ、本当の意味の治療とは言えない。
天然の体をできるだけ天然に保だなくなら、いろいろな治療行為より、風邪を上手に引き、上手に経過するということの方が意義がある。。
早く直そうと思って無駄あがきをするとかえって長引きます。

風邪は体を丈夫にするチャンス

出典風邪の効用-風邪はどういう時に引くか

風邪をひいただけ体は丈夫になる。
ただし風邪を十分に経過せず途中で中断してしまう様な事ばかり繰返していると、体が丈夫にならない。
風邪や下痢をは軽い内に何度でもやることが、健康で弾力のある体を新しいまま保つ。

風邪はうつらない

出典風邪の効用-心を弛める

理由があって風邪をひくのだから、理由をただす必要があり、風邪をひくべき体の状態ならひくのであって、ひかない状況ならひかない。
「風邪がうつるといけない」と言うのは、一人で寝かせないと体が弛まないので、″うつる”という事を便宜的に使っている。

心でも風邪をひく

出典風邪の効用-受身な心と風邪

鬱でも風邪の症状がでるが、心の弾力をとりもどそうとするもの。
風邪はすでに脱けているのに空想で症状だけ長引いたりする。
痛い痛いと思っていると頭で痛いと思っている限りいつまでも痛い。
整体指導では「空想の方向付け」が最も難しく、言葉かけかた一つで症状が変わってしまう。

(これは野口晴哉が述べたものではありません)
体の状況は不調があれば頭にはサインされていはずですが、無意識のうちにサインをキャンセルしています。例えば肩の緊張が披露に達しているのに意識していないので肩コリ、ひいては四十肩になります。

(これは野口晴哉が述べたものではありません)
嫌なことがあると胃が痛くなるなど、心でも不調を起こします。

風邪の種類

出典yaplog.jp

何事もすぎると風邪を引きます。

食べ過ぎ風邪(食中毒の風邪)

出典風邪の効用-脚湯と足湯

テレビ風邪

目の使い過ぎによる風邪

打撲風邪

心の打撲も含む

乾きによる風邪

体の水分が足りないときの乾きの風邪

汗の不始末の風邪

この場合の汗は冷汗でなくて、体の中の体温調整の汗のこと。
汗を欠いた後に吹いたり、着替えたりしないと風邪になります。
発汗し吹かずに風邪にあたると風邪はながびき、夏は背中側から、冬は前側からの風に用心

空想の風邪

体は空想に大きく影響してしまい、心で風邪が脱けないと思っていると、なかなか風邪は脱けない。

風邪を薬で直すとどうなるか

薬で直すと逆に長引く

風邪の目的が熱を出すことです。
ですから、熱を押さえる薬を飲むと逆に長引きます。
グラフは熱の経過を表し、黒線が薬を飲まないグラフ、緑が薬を飲んだときのグラフ

抗生物質の乱用が人間を弱くしている

風邪は健康を維持するのに必要な機能で、風邪の経過を軽視すると、丈夫な体、生態的には弾力のある体になれないと考えます。しかし、現在は「とりあえずリセット」という考えで、抗生物質を乱用するため、抗菌剤による長期的な副作用が検討されていません。風邪を順当に経過できない恐れがあります。野口晴哉の時代にはまだ抗生物質は存在しておらず、ウィルスを含む菌と共存することが当たり前だった時代なので、抗菌剤について書かれていません。

風邪を全うする要領

一、体を弛めること

○偏り疲労部分は弛めようとしても弛まない。寝ていただけでは弛まない。そこで各人の体癖に適った整体々操の型をやって眠りに入ればよいのである。こうすれば偏り疲労部分も弛む。しかし平素活元運動をしている人なら、自分の体が快く感ずる姿勢をとれば自ずとそうなる。

二、冷やさぬこと

○特に汗の体を風に当てぬこと。熟が出ても冷やさぬこと。
○出なくても冷やさぬこと。

三、温めること

●積極的に温める為には次の方法がよい。

○後頭部を四十分間熱いタオルをとりかえとりかえして温める。(タオルは小さくたたむほどよい)
○喉の風邪の場合は足のくるぷしがかくれる程度の湯に四分〜六分間足湯する。よく拭いて赤くならない方の足を更に二分間温める。(入浴の適温温度より二度高くする)
○温めたあとは冷やさぬ注意が肝要、熱が出切っていない時は一度熱が上がってから下がる。

四。発汗は引込めないこと。

○乾いた温かいタオルでよく拭うこと、汗がネバネバしている間は着物をとりかえず、サラッとしてから取りかえること。その時、冷やして汗を引込めぬよう注意すること。

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大脇理智おおわきりち
YCAM interLAB所属、映像技術、ボディーワークを中心にまとめを発表します。

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