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食品流通業界の悪しき習慣「3分の1ルール」とは

食品流通業界の習慣「3分の1ルール」がかねてから食品ロスにつながっていると指摘を受けてきた件で、食品メーカー各社は包装資材の工夫などによって賞味期限の延長を試みています。しかし、問題の根底には我々消費者の意識改革も必要だと感じます。

更新日: 2014年05月15日

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ppp_comさん

■食品流通の悪しき習慣「3分の1ルール」

洋品店だけど、日用品や食品も置いてあるお店で、紙パックの野菜ジュースが54円でたくさん売っていた。賞味期限は11月まで。3分の1ルールで戻されたものなのだろうが、充分飲み切れる期間だから、まとめ買いしました。

食品流通の分野では、「3 分の 1 ルール」と呼ばれる納品・販売期限に関する商慣習が浸透しています

食品業界の習慣が、社会問題にもなっている「食品ロス」をひどくしている

■「3分の1ルール」とは

食品業界で15年ほど前から出来た商習慣

より新しいものをフレッシュな状態で消費者に届けるために、当時の大手スーパー・量販店がメーカーや卸流通業者に求めたことがきっかけだと言われています。

食品の製造日から賞味期限までを3分割し、「納入期限は、製造日から3分の1の時点まで」「販売期限は、賞味期限の3分の2の時点まで」を限度とするもの

例えば賞味期限1年の食品では、卸の倉庫で賞味期限8カ月を切ったものはメーカーに、小売店頭では賞味期限が4カ月を切ったものは卸に返品され、廃棄されている。

■「3分の1ルール」の問題点

賞味期限3分の1ルールからあぶれ市価の半額以下でドナドナされている食料を見ると、かわいそうだと思ってついつい引き取ってしまう侵略者でゲソ。∬(; ^_^)↓→

世界的に見ても厳しいルールで、当然ながら食品ロスが生じやすい

小売店頭への納品期限は、米国では2分の1残し、英国では4分の1残しが慣例で、日本の3分の1ルール、つまり3分の2残しは国際的に見ても厳格過ぎるという声は強い。

賞味期限の3分の2残っている商品が消費者に届く前に、店頭に並ぶ前に返品されて、多くが廃棄されてしまう

■食品ロスは国際的にも問題視されている重要課題

食品ロス統計調査はH12から農林水産省によって行われているよお

世界の食料生産量の3分の1に当たる13億トンが毎年廃棄され、地球規模で穀物需給が切迫する中、食品ロスの削減は国際的な課題

食品廃棄物のうち、食べられるのに捨てられてしまうものを「食品ロス」といいます。

先進国を中心に年間約13億トン(世界の食料生産量の3分の1に匹敵)の食料が廃棄される一方、開発途上国を中心にこの10年余りで飢餓人口が1億人以上増加しています

■業界をあげて対応に動き出した

カップ麺や飲み物の賞味期限が延長しています。賞味期限は本当の期限より短く設定されているものもあるとか。多少期限を延長しても大差ないのかもしれませんね。 yomiuri.co.jp/komachi/news/2…

メーカー9社、卸売業3社、小売業4社が連携し「食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチーム」が2013年10月に発足

加盟社の保存試験データを持ち寄るなどして検討し、少なくとも期限を1、2か月延ばせると結論づけた。

日清食品など即席麺大手各社は即席麺の賞味期限を4月以降製造分から延長

日清食品ホールディングスではこれまで5ヵ月だったカップ麺の賞味期限を6ヵ月に、6ヵ月だった袋麺の賞味期限を8ヵ月に延長。キリンビバレッジは紙パック入りの紅茶や緑茶飲料(250ミリ・リットル)について、賞味期限を180日から270日に延長。カゴメは『東日本大震災後、缶入り野菜ジュース「野菜一日これ一本」が野菜の保存食として見直されたのを受け、2年だった賞味期限を2013年5月から3.5年にした』。

劣化の原因となるパッケージ素材を改良したり、一定期間経過後に品質を再検査したりする対応で期限を延ばす企業が増えてきた

小売のスーパーの中には消費者に理解を呼びかけるところも出てきた

■消費者の意識改革も求められています

「賞味期限」ばかりを優先して買い物をする消費者の意識改革をすすめなければ、食品ロスを減らすことは難しい

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