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小麦粉で大爆発?意外と知らない粉塵爆発の恐怖

砂糖や小麦粉で爆発が起こるって知ってましたか?それも事と次第によっては、建物を吹き飛ばすほどの大爆発です。この粉塵爆発という現象、実はこれまでにもコンスタントに起こっている事故なのです。ご家庭でも決して無縁なお話ではないのです。

更新日: 2014年06月03日

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a06510256さん

【まずは映像で確認してください】

アメリカ空軍の宿舎にて仕掛けられたどっきり映像。
これ、実は小麦粉を使った爆発だそうです。

こちらは実験の様子。
火に粉を振りかけただけでこの炎。
断じてマネなどしないように。

【ただの粉でどうして炎が?】

きっと大きな炎があがっているはず。
この現象を粉塵爆発といいます。

粉塵爆発(ふんじんばくはつ、英: Dust explosion、独: Staubexplosion)とは、大気などの気体中にある一定の濃度の可燃性の粉塵が浮遊した状態で、火花などにより引火して爆発を起こす現象である。

粉塵爆発は爆風により未燃焼の粉塵を舞い上げ、その粉塵に着火し更なる爆発が起きる二次爆発を起こしてしまうため、事故が拡大する可能性があります。

25分毎に世界中のどこかで爆発の可能性があることを歴史は物語っています。国内においても1952年から1997年までの46年間で281件の粉塵爆発が発生しており、死傷者は697名、その内死者は110名にも達しています

2004年1月に福岡県で起こった粉塵爆発事故。
負傷者4名、焼損面積は4,700㎡。
事故のあった工場では木製品を再利用し、製品化しており、常時木粉が空気中に舞い、屋根にも堆積していた。

2007年 - 新潟県上越市の信越化学工業の工場で、爆発事故が発生した。現在、粉塵爆発の可能性があるとされている。
2008年 - ジョージア州・ポート・ウェントワースの砂糖精製工場で、砂糖の封入作業中に粉塵爆発が発生。死者8名、負傷者62名。
2010年 - 北海道苫小牧市の飼料会社工場内で、爆発が発生。溶接作業の際に、粉塵に引火したとみられる。

その他の事例。日本でも起きている事故です。

【爆発の条件は3つ】

燃えるもの、火種、酸素があれば燃える。
こう考えると単純です。

粉塵爆発は、「酸素」「爆発下限濃度以上の粉塵」「最少着火エネルギー」の三条件がすべて揃った瞬間に発生します。

産業界で扱われる粉体の種類は穀類など農産物や薬品、プラスチックなど化学合成品、あるいは金属化合物などの新素材に至るまで多種多様で、その多くは可燃性物質です

発を起こした粉塵の種類は様々で、発生件数としては金属粉(特にマグネシウム粉とアルミニウム粉)が最も多くなっていますが、砂糖粉などの粉末状の食品、コピーで使用されるトナー、また粉末状の薬である製剤なども製造工程で粉塵爆発を引き起こします。

たとえば砂糖粉やコピーで使用されるトナー、また粉末状の薬である製剤が製造工程では難なく粉じん爆発を引き起こすことは一般には知られていません。

大気中に21%存在する酸素は、可燃性粉じんを発火させるのに十分な量です。

非常に微細な粉塵は体積に対する表面積の占める割合(比表面積)が大きい。そのため空気中で周りに十分な酸素が存在すれば、燃焼反応に敏感な状態になり、火気があれば爆発的に燃焼する。

可燃性の物質が空気や酸素と接触した状態で徐々に加熱されると、外部から直接火気を近づけなくても一定の温度に達すると発火します。この発火する最低温度を発火点といい、一般には酸素との親和力の大きい物質ほど発火点が低く、発火しやすい傾向があります。

保守点検や作業時の火花、作業員の服装から発する静電気などで発火します。

鉄が空気中の酸素と反応して酸化鉄になる化学反応でおこる熱を利用したものが「カイロ」です。

【事故は主に産業系工場…家庭には関係ない?】

さすがに普通に生活している分には、家庭内で大規模な粉塵爆発はないでしょう。
しかし小麦粉や砂糖や印刷用のトナーなど、燃える要素を持った粉塵は家庭内にもたくさんあります。
火のそばで扱ったりしたら、火事につながるかも…
くれぐれも気をつけてください。

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