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【夫婦で考える産後クライシス】夫や妻の産後体験が描かれた漫画5作

2014年になって作者の産後体験を描いたコミックエッセイが続々と発売されています。自分も産後クライシスに苦しみ、離婚寸前に至るまでを経験しましたが、他の人の経験を読むことで、何らかの参考になればと思います。

更新日: 2017年07月01日

kmatsuo0221さん

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「産後クライシス」って何?

出産から子どもが2歳くらいまでの間に夫婦の愛情が急激に冷え込む現象のこと。

従来、「出産は幸せの始まり」と言われていました。
たしかにそういう一面もあるけれど、現実には色々な要素が入り混じる、複雑な時期です。
およそ1400人のシングルマザーに「末の子どもが何歳の時に離婚したか」を聞いたところ、「0~2歳」がおよそ3割を占めました。

2012年NHK「あさイチ」で放映され、大きな反響を呼びました。
ポプラ社より「産後クライシス」という新書が発売されています。
 →http://manga-mokuroku.net/books/3418/

ネット上では「東洋経済」の産後クライシス特集記事がわかりやすいです。
★産後クライシス | 東洋経済オンライン |
http://toyokeizai.net/category/sango-crysis

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▼妻の産後クライシスを描いた『王子と赤ちゃん』(カワハラユキコ)

●序盤の3話程度とコラムが試読できます→http://kc.kodansha.co.jp/product/top.php/1234648235

【内容紹介】
2人だけの時はうまくいっていた夫婦関係が、赤ちゃんの誕生をきっかけに激変!?

今、話題の”産後クライシス”を体験したイラストレーター・カワハラユキコが描くリアル育児エッセイコミック。

連載中、ひとり育児に苦しんでいるママたちからの切実な共感の声が続々届いた注目作がついに書籍化。

【感想】
自分はこの漫画を読みながら産後クライシスを乗り切りました。
共感しながら作者と一緒に涙を流すだけでも、気持ちは楽になります。

「妻の立場」(一方)に偏った意見や愚痴ではなく、夫の本音や勘違い、ちょっとした変化も描かれていますので、男性が読んでも受け入れやすいと思います。

妻の気持ちが知りたい男性が読んでも参考になると思うし、妻が「こんな気持ちだったんだよ」と旦那さんに読んでもらっても良い作品だと思います。

※ブログにより詳しい解説と感想を書いてます
http://manga-mokuroku.net/mamamanga/ikujicomic2014/6331/

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▼夫の素直な気持ちを描いた『産後が始まった!』(原作:渡辺大地、漫画:青柳チカ)

【内容紹介】
脱サラして産後の家事サポート事業を展開する2児の父が自らの妻の産後をつぶさに観察した産後日記。

パパの視点からママの日々の育児を観察することで見えてくる、男女の産後の日々の感じ方の違いをわかりやすいマンガでお伝えします

男性が自分は「イクメン」だと思っていても、実はまったく妻の助けになっていないことも・・・。

最近、巷で話題になっている、産後にはじまる夫婦の溝=「産後クライシス」も、著者の経験した産後の「パパの壁」エピソードを読むことで防ぐことができそうです。

【感想】
この本を読んで「夫はなんで育児しないのか……」と思っていましたが、「知らないだけだから、これから学べばいい」思えるようになりました。男性に読んでほしい1冊であり、夫婦で読みたい1冊です。

夫は悪意なく普通にやっていること、でも妻はイライラする…そんな夫婦の体験談が描かれます。

「妻が妊娠したら子供の為にももっと仕事頑張る!」
「産後の妻は寝てばかり…楽そうでいいよな~」
「妻の母が産後に手伝ってくれるのは、手伝いたいからだよな!」「育児休暇明けの仕事?好きにすればいいじゃん。自分のことなんだし!」

女性である自分の立場では「こんなに知らないものかしら?」とも思いましたが、多くの男性が読んだ時に「自分も勘違いしてたかも…」「産後の女性はこういう状態だったのか」と気付けるような内容となっていると思います。

※ブログに詳しい解説を書いています→
http://manga-mokuroku.net/papamanga/6359/

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▼妊娠~産後女性の精神的・社会的・心理的な変化を丁寧に描いた『ママだって、人間』(田房永子)

【内容紹介】
あの超話題作『母がしんどい』で実母との戦いを描いた著者が、今度は一児の母になって、育児マンガの常識とタブーを破る!

「妊娠したら性欲は二の次」「陣痛は痛い」「育児は大変」「母乳が一番」……

すごくよく聞くフレーズだけど、実際に妊婦&ママになってみると違和感だらけ!
これって一体どういうこと?

32歳A型の新米ママ・エイコは今日もいちいち立ち止まる!

修正なしの赤裸々っぷりに、連載時から話題騒然。
書籍化にあたり、夫婦の顛末もわかる約30ページの描き下ろしを収録!

【感想】
「夫婦の産後クライシス」ではなく、妊娠・出産を通じて女性がどう変化するのか、世間からどう扱われるのか。女性に訪れる様々な変化とストレス、常識に対する疑問を描いた作品です。

周りからの「大変でしょ?」という声掛けや「出産は痛いよ」という言葉の便利さ。
妊婦の「みんなと同じでないと不安」という気持ちと、同調圧力。
「お母さん枠」にはめられて個性を削ぎ落される感じと、その反作用としての孤独感。

妊娠・出産漫画は作者に共感できるかどうかで面白さが分かれるものですが、この漫画はちょっと違っていて。絵柄は苦手だし作者と自分は全く違うタイプで共感しにくい話もありましたが、視点が鋭く、面白いと思える不思議な作品。

女性の性的な部分の描写がセキララなので好みは分かれると思いますが、産後の常識を打ち破る意欲作。

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▼色々な人の産後体験を描いた『マンガで読む 育児のお悩み解決BOOK』(フクチマミ)

【内容紹介】
いざ赤ちゃんが生まれてみると、「育児ってこんななの? 思っていたのと全然違う! 」「もしかして、うちの子だけ? 私だけ?」

そんな悩みや葛藤、ときにはどうしようもないいきどおりや悲しみにかられているママたちも少なくありません。

「生まれる前に教えておいてほしかったのに……」そんなママたちの声を聞き、生まれる前に知っておきたいこと、生まれてからでも絶対に役立つことをぎゅっと詰め込んだマンガが誕生しました。

自らも育児でさんざん悩んだイラストレーターのフクチマミさんが、ベビモママたちの体験を聞き、いろいろな角度から育児の悩みを解決していきます。

【感想】
具体的に「産後の生活ってこうですよ~」「産後の心と身体はこうなりますよ~」と教えてくれる本。
産む前に読んで、自分の勘違いを修正しときたかった…。

生後1年以内の赤ちゃんは個人差が大きいので、色々な人の体験がさらっと読めて参考にしやすいのは嬉しいポイント。子供の年齢・性別・人数が異なる「十人十色なお母さん」20名と、編集者セキガワさん、フクチマミさんが自身の子育て体験を話します。

ママ友トークのような雰囲気で読めるので楽しくてスラスラ読めちゃいます。
読むことで落ち込んだり難しいと悩むこともありません。
細かいところまで気が利いているし、編集さんと作者の熱意を感じる良書です。

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▼「主夫業」は仕事よりも楽?男性教師の育児休暇体験を描いた『スタンドバイミー パパはここにいる』

【内容紹介】
高校教師として働く主人公は、同じく高校教師のしおりと結婚。
その後、妻・しおりは妊娠し、産休・育休を取得。
育児と家事はしおりに任せ、仕事や同僚との付き合いに時間を割く主人公。

しおりの育児休暇からの復帰が近づく中、2人目の妊娠が判明。
妻・しおりは「今度はあなたが育児休暇をとってほしい」と切り出します。

【感想】
大分県が男性の育児応援の為に作成した無料配布の漫画です。50ページ程度。
PDFデータがアップされているので、パソコンやスマホから読めます。見開き2ページなのでパソコンの方が読みやすいかも。
女性が読んだら「こんな男いるの?」「こんな男と結婚するのか?」という疑問が浮かびそうな気もしますが、家庭での役割が変わることで生じる摩擦がわかりやすいと思いました。男性にも女性にも読んでほしい漫画。

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現在、絶賛育児中。
★ブログでテーマごとに漫画をまとめています
育児漫画目録
http://manga-mokuroku.net/
料理漫画目録
http://cooking-manga.net/