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TheFukujinさん

小林さやかさん、26歳。名前を聞いてピンと来る人は少ないだろうが、彼女があの“ビリギャル”だ。30万部を超えるベストセラーとなっている「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(坪田信貴著、KADOKAWA刊)で取り上げられた、ギャル本人である。放蕩(ほうとう)娘の面影は今はなく、どこにでもいるOL風のいでたちでインタビューに現れた。慶応に入ったビリギャルの、その後の物語とは―。
 「君はね、人間のクズだよ」。名古屋では有名な中高大エスカレーター式のお嬢様学校でさやかさんが中学3年の時、こんな言葉を校長から投げつけられた。髪を金色に染めてクルクルと巻き、スカートをたくしあげた格好でタバコをふかす。異性との交際も見つかっての無期停学を言い渡された際。「母を悲しませたことは反省したけど、あんたは関係ないだろ、クズと言われるほどのことか」と反発した。

 坪田氏の心理学を駆使したユニークな指導法や、さやかさんの勉強ぶりは、本で詳
細に語られている。


(編集委員 摂待卓)

米エール大学の心理学者,J・A・バージ教授はこんな実験を紹介している。心理学に、心の中にある無意識のつながりを調べる「潜在連合テスト」と呼ばれるものがある。被験者に、コンピューター画面に出てくる様々なものを見て、「良い」と「悪い」に分類するテストだ。

 たとえば、子犬は「良い」、クモは「悪い」という具合に分類する。さらに色々な人の顔を画面に出して、「黒人」か「白人」か判断してもらう。
身体が心に無意識に与える影響も無視できない。手に温かいコーヒーをしばらく持っていると、冷たいアイスコーヒーを持っていたときより、他人に対して「より温かく」、好意的で、寛大な印象を抱くことが実験からわかっている。
(詳細は25日発売の日経サイエンス5月号に掲載)

たとえば「試験に自信がないなら、最初の直感を信じるのが一番」という神話が取り上げられている。多肢選択テストで答に自信がなかった場合、あなたはどうするだろうか。とりあえず、自分の直感を信じて答えを選び、一度選んだ答えを変えるのは直感に反するのでよくない、と思うのではなかろうか。しかし――。
 「ずばり結論を述べるなら、迷ったときはたいてい直感を信じないほうがよい、ということになるでしょう。(中略)もし、自分が間違えたと確信するよい理由があるのならば、気分ではなく頭で考えて、鉛筆を逆さまに持ち替えてお尻についている消しゴムのほうを使うべきなのです」
 とまあ、こんな調子で、はしがきから、あとがきの最後の一文まで、全編楽しめること間違いなし! 八田武志ほか監訳。
★★★★★
(サイエンス作家 竹内薫)
[日本経済新聞夕刊2014年3月26日付]

スイスのチューリヒ大学病院の神経心理学者ブルッガーは、超常現象を体験したと思い込む効果の多くが脳の右半球に関連していることに気づいた。

 人間の脳は左右の半球に分かれており、右脳は顔認識やある種の創造的思考、視覚的イメージ、音楽などに秀でている。

 左右の脳のどちらが優勢かを判別するテストに、右の図の2つの顔のうちどちらが楽しそうに見えるかを問うものがある。

 図Aの顔は向かって右半分がほほ笑んでおり、図Bでは左半分がほほ笑んでいる。人間は画像をとらえた目とは反対側の脳半球を使ってその視覚情報を知覚しているので、図の左半分の情報は右脳に、右半分の情報は左脳に入力される。右脳が優勢な人はこの顔の左半分の知覚に強く影響されるだろうから、図Aよりも図Bの顔をより楽しそうに感じると考えられる。

 ブルッガーはこのタイプのテストを数百人の被験者に実施し、超常現象を信じる度合いを自己申告してもらった。超常的な体験をしたことのある人々は右脳の優勢を示すテスト結果になる傾向があった。

(詳細は25日発売の日経サイエンス2月号に掲載)

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