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一流大学を出て、一流企業に就職する。娘の幸せを願ったときに多くの親が考えることだろう。しかし、“高学歴女子”は本当に幸せなのか。なんと哀しいことに、高学歴女子の人生は決して順風満帆とはいかないのが現実だった。

 就活で門前払いを受けたというA子さん(32才)が告白する。

「新卒で入った企業を辞めてアメリカ留学。苦労してMBA(経営学修士)を取得しました。戻ってきて就職活動をしましたが、『君の能力に見合った給料が出せない』『学歴に見合うポジションは用意できない』などと言われ続けました。給与水準は下がってもいいのでぜひ働かせてほしいと伝えましたが、どこも相手にしてくれませんでしたね」

問題提起として、多くの超高学歴の女性たちが非常勤としてしか必要とされていない無念さ、能力の発揮の場に恵まれないことが、ひいては学問の世界の発展を妨げているのかもしれないということはひしひしと伝わってくる。しかしそれは、はじめからわかっていたことであり、現状認識が甘さが引き起こしているとも言えるのではないか。自分の能力を活かす道を見つけるためにその武器であるはずの超高学歴を味方にする方法はないのだろうか。自分を活かす道を見つけられる人は学歴、男女に関わらず「幸せ」に近づけるのでは。

高学歴ゆえ職がない

1990年代後半の超就職氷河期に大学を卒業し、実家に戻ってきた。

 高校は、地元でもトップの進学校。子どもの頃は、絵に描いたような優等生だった。

 郷里で面接を受けると、

「この学校を出ているのになぜ、うちのような会社に来るんですか?」

「大学出たのに、お仕事なかったんですか?」

 してやったりの表情で、そう意地悪く言われる。とくに“高学歴女子”に共通する悩みだ。

大学院を出ても月収20万。昇給なし。
 高学歴女子をめぐる貧困の諸問題は、本人の努力とはかけ離れたところで起きている。本書では、2人の高学歴女子であり、かつ貧困の当事者の女性を紹介している。
 そのうちの1人である大理奈穂子さんはお茶の水女子大学大学院を卒業しているが、正規雇用の仕事が得られなかったため、苦しい生活を送っている。

 「あんた、本当なら今頃はいいお給料、もらえてたはずなのにねぇ」
 お盆の帰省のとき、母の一言が大理さんの胸をチクリと刺す。

著者のひとり・大理さんは、大学非常勤講師という不安定な立場の一方、大学院にも籍を置いている。もちろん、籍を置いていれば授業料もかかっているのだが、なぜそんなことをしているのかといえば、卒業すれば奨学金の返済義務が発生するから。しかも、大理さんは、人文学系の学問分野では決して珍しいケースではないそうだ。

 実際に生計を立てられる手段を選べばいいのに、と思う人も多いだろうが、研究を生かせるのは大学教員という地位だけ。そこへの通行手形となる「博士」の学位を獲るのは、どの研究分野にもまして難しいという。

派遣会社から紹介された研究所に勤めることになったが、非正規雇用のために3年で派遣会社から解雇。研究所が栗田さんを直接再雇用したが、非常勤公務員という形だったために、「日々雇用、一年契約」で給料は日給という扱いだったという。

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daiba49さん

政敵の悪口ばかりの政治家、広告主や権力批判出来ない新聞テレビは信じません。フィルターの無い・・ウィキリークのようなナマの情報でなければね!
私?知性も野生も感性もない軽い変態ですが!?何か?

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