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「涙」を顕微鏡で覗いてみたら「感情」によって形が違っていた!

うれし涙、悔し涙、たまねぎを切っている時に流れる涙、悲しくて流れてくる涙。同じ涙でも、状況やその時の感情が違えばそれが持つ意味も変わってくる。この度ある写真家が発表した作品によると様々なシュチュエーションで流れた「涙」を顕微鏡で撮影したら、なんと感情によって「形」も違っていたのがわかった。

更新日: 2014年05月28日

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rainshineさん

生きていたら色んな涙が出てきますよね

うれし涙、悔し涙、たまねぎを切っている時に流れる涙、悲しくて流れてくる涙。同じ涙でも、状況やその時の感情が違えばそれが持つ意味も変わってくる。

涙にはコルチゾールというストレス物質が含まれている。「泣くとスッキリする」のは涙を流すことで血中に含まれる余分なストレス物質を排出しているため。逆に言えば涙を流さないと強いストレスが加わったまま、ということになる。

涙には3つのタイプがあり、ひとつは角膜を潤す、いわば潤滑油の役割を持つ基本的な涙。もうひとつが反射的な涙、刺激物が入ったときに、それらを洗い流す役割。最後に、神経伝達物質「ロイシンエンケファリン」を含むたんぱく質系ホルモンが分泌される、感情的な涙。

流した時の感情によって変わる「涙の味」

悲しい時や嬉しい時、つまりリラックス状態で流れる涙は、含まれるナトリウムが少なく薄味。量が多く水っぽいサラサラの涙で流れやすい。一方、悔しい時や怒っている時のような緊張状態で流れる涙は、ナトリウムが多く塩辛い。量も少なくやや粘り気がある。

感情によって「涙の形」も違っていた?

写真家のローズリン・フィッシャーさん

海外サイト「Smithsonian」によると、なんとこの「感情」によって、涙がかたちを変えていることが判明したというのです。

写真家のローズリン・フィッシャーさんが電子顕微鏡下で撮影した感想した人の涙「Topography of Tears, (涙の地形)」を見ると一目瞭然

発見のきっかけはふとした思い付き

「悲しい」時の涙

彼女が同プロジェクトに着手したのは、5年前。そのきっかけは、様々な出来事によって泣き暮らしていた時期にふと抱いた、素朴な疑問でした。「涙って、どんなかたちをしているんだろう」

フィッシャーが個人的な喪失により泣き暮らしている時に始まった。涙を拭く代わりに彼女はそれを顕微鏡で覗いてみることにしたのだ。そして彼女は驚いた。涙の種類によってその見え方は変化しており、涙の成分が複雑にからみあって様々な模様を作り上げている。

どうやって撮ったの?

ドイツ カール・ツァイス社製の顕微鏡
※画像はイメージ

撮影は、ツァイスの顕微鏡を使いデジタルカメラに接続し、ガラスのスライドに挟んだ涙を10倍と40倍に拡大して行われました。

なぜ形が変わるのか?

涙の98%は水分です。その水の中にナトリウムやカリウムなどの電解質が溶け込んでいます。その他2%はタンパク質や抗菌作用を持つ成分です。

しかし涙の種類によって含まれる分子が変化、そこに「涙が乾く過程で置かれていた環境」などの要素も加わって、多種多様にかたちが変化するんですって。

学術的な研究というよりは、芸術作品である「涙の地形」

たまねぎを切った時に出る涙

ローズさんは涙の地図を、山河が描く自然の造形と類似していると指摘し、「涙は人間の原初の言葉である」と語っている。普段さまざまな理由で流す涙に、隠された秘密に驚かされるばかりだ。

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