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TheFukujinさん

堅苦しさを排除? 増える「愛称」
 最近の名前の流行にはさらに面白い特徴もあるようだ。
 特に目立っているのが「愛称が増えている」こと。
 確かにランキングを眺めると、トップのハリー(HARRY)や5位のチャーリー(CHARLIE)に加えて、3位のジャック(JACK)もジョン(JOHN)やジェームズ(JAMES)やジェイコブ(JACOB)などの愛称、4位のアルフィー(ALFIE)もアルフレッド(ALFRED)などの愛称――といった具合。上位はなぜか愛称が目白押しなのだ。
 これらは「格式の高さや由緒の正しさなどをうまく取り入れつつ、その名前自体が持っている古臭さや堅苦しさはできるだけ避けたい」という親たちの工夫なのかもしれない。
 蛇足だが、英国国教会の関係者によると、ジョン(JOHN)、マシュー(MATTHEW)などイエス・キリストの使徒の名前も、伝統的には人気が高いが、最近はそれらをファーストネームではなく、ミドルネームに付ける傾向が強まっているらしい。社会の風潮を反映した新たなトレンドと言える。

参考までに、同じ英語圏の米国の状況はどうなっているのだろうか? 少しだけのぞいてみよう。
 2011年の米国での新生男児の名前ランキング上位20位(米社会保障庁調べ)を見ると、これまで取り上げてきた英国王室の名前の中ではウィリアム(WILLIAM)が3位、アンドリュー(ANDREW)が16位に入っているだけ。ハリー(HARRY)もチャーリー(CHARLIE)もジョージ(GEORGE)も上位20位には姿がなかった(米国男子の名前の流行については、2013年3月15日掲載のこのコラムを参照)。
 英国と米国では、やはりランキングの顔ぶれはかなり異なっているようだ。

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