学科の星屋です。センター倫理の小ネタ。ヘーゲルは将来の妻マリーにこう書いた。「私に対するあなたの愛とか、あなたに対する私の愛とかいうように分けて言うことは、区別を持ちこむことによって、私たちの愛を分割することになります。愛は私たちの愛でしかありません。」。素敵な愛の弁証法である。

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娘さんに愛を語るのに、愛の弁証法的統一をまじめに語る文体に純情が感じられます。それはそうと、この愛はヘーゲルの哲学を分かりやすく伝えます。愛のように、元は別々であったものを一つのものに変え、そうすることが「当然の使命」であるようなもの。これがヘーゲルの弁証法的統一のイメージです。中埜肇『ヘーゲル 理性と現実』(中公新書)から引用しました。

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《大学入学共通テスト倫理》のためのゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

センター試験の倫理科目のために哲学者を一人ずつ簡単にまとめています。ゲオルク・フリードリヒ・ヘーゲル(1770~1831)。キーワード:「弁証法」「テーゼ(正)、アンチテーゼ(反)、ジンテーゼ(合)」「止揚(アウフヘーベン)」「絶対精神(世界精神)」主著『精神現象学』『法の哲学』『歴史哲学』

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