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みんな覚えてる?全世界が注目したチリの落盤事故・その後の影響と現在

2010年にチリで起きた大事故と、そこからの作業員の生還は世界をも賑わせた。映画化やドキュメンタリーなどの展開をも見定められた。それから数年たった現在は生還者の彼らはどうなっているのだろうか?

更新日: 2014年06月03日

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moimoisさん

2010年に世界中を賑わせた、コピアポ鉱山落盤事故

コピアポ鉱山落盤事故(コピアポこうざんらくばんじこ)は、チリ共和国アタカマ州コピアポ近郊のサンホセ鉱山(en:San José Mine)にて、現地時間2010年8月5日に発生した坑道の崩落事故である。

崩落によって、32人のチリ人と1人のボリビア人が700mの深さの地下に取り残され、救出には69日を要した。鉱山作業員らが発見され、その歴史的な救助が開始されると、世界的に注目されることになり、2000名を越えるメディアの記者らが、サンホセ鉱山からリポートした。

世界中の多くの企業および政府が生存者救出のために支援に尽力した。

救出の映像はインターネットなどでライブで配信され、日本でも数多くの人が見ていたため、記憶に残っている方も多いだろう。

救出されたその後は

2010年10月には米国でテレビドキュメンタリーが放送されたほか、事故を題材とした映画「33人」の製作も進められている。さらに、少なくとも書籍が2冊出版されることになっている。

また、10年12月には英国のマンチェスター・ユナイテッドに招待され、11年2月には、イスラエル旅行もプレゼントされている。作業員のうちひとりは、11年2月の東京マラソンを自己ベスト記録で完走するなど、ある程度の数のメンバーは、それぞれに充実した生活を送るものと思われた。

アントニオ・バンデラスが映画化を発表

スペイン人俳優でハリウッドでも活躍するアントニオ・バンデラスが2010年にチリのコピアポにある鉱山でおきた落盤事故を映画化することを発表した。

『The 33』と題される本作には、作業員の状況をビデオで地上に送っていた“スーパーマリオ”ことマリオ・セプルベダ役をバンデラスが演じ、ある作業員の妻でその社交的な性格から有名になったマリア・セゴビアをジュリエット・ピノシュが演じることが決定。

救出されたときには、作業員らは中での起こったことを口外しないよう誓っていたとされており、すでに事故の映画化への交渉を行っていたと言われている。バンデラスが今回実際の作業員と面会したことで、これまで完全に明らかにされていなかった内部での人間関係が描かれると思われる。

ジャーナリストによるドキュメント本

当初は絶望視されていた生命。なぜ彼らは助かることができたのか!? 救助チームの決死の努力、家族たちの祈りとサポート、そして、なにより、生き埋めになった33人のチームワークと勇気、絶望しない強さ……。現地チリのジャーナリストが現場にはりつき、その目で見て、その耳で聞いた真実を克明につづった感動ドキュメント。

しかし2011年には・・・

ところが、やはり事故の後遺症が表面化している模様だ。現地紙のエル・メルキュリオが11年7月3日に報じたところによると、33人中14人が、年金の支給開始の前倒しを求めているのだという。

この14人の中には、最後に救出された現場監督で、閉じ込められた一団のリーダー役でもあったルイス・ウルスアさんや、他のメンバーをケアしていたメンバーも含まれる。それ以外にも、3人がケイ酸の粉じんを吸うと発症する職業病の「珪肺」(けいはい)を発症しているという。

また、年金の早期支給開始を要求する以外にも、作業員は「鉱山がある地域に十分な財政的支援をしていなかった」などとして、政府を提訴する可能性もある。すでに一部の作業員の家族は、鉱山を経営する会社に対して約10億円の損害賠償を求める訴訟を起こしているが、会社側は「事件は予見できなかった」などとして反論している。

生き延びた33人のエピソードの映画化や書籍化の権利関係に関して

セレブリティ同様の収入を得た労働者らは、確実に収入を分配するために会計士を雇用した。また、33人は、彼らが今回の試練について語るときは、「ひとりが話す」ように話したいと言っている。

彼らがまだ穴の中にいる間から、すでに公式の伝記の著者、あるいは詩人としてノミネートされている者もおり、潜在的な本の売上や、映画の権利などの需要が発生している

有名にはなったが、生存者たちごとに職業を失った状況が続く

救出された鉱夫の現実は厳しいもののようだ。チリの現地メディアによれば、救出された鉱夫33人中15人が現在も無職で、数人は精神的な苦痛から仕事ができない状況にあるという。

救助された鉱夫、クラウディオ・ヤニェスさん(34)とペドロ・コルテスさん(24)は、「食べ物を買うためにバイクを売った」と報じられている。ニューヨーク・シティ・マラソンにも参加したエディソン・ペニャさん(34)は、米国トークショーに出演して一躍有名に。

しかしその名前は知れ渡ったが、「いくら僕が有名になっても、ファンがその愛を継続するのは難しい」と、自分の現状を語っている。エディソンさんの妻は、「私たちの生活はあたかも鉱山の闇のようだ」と語っている。

そして2013年にもなると…

南米チリ北部コピアポ郊外で2010年に起きた鉱山落盤事故で、約70日間地下に閉じ込められた作業員33人が救出されてから3年を迎えた13日、現場となった鉱山で記念式典が行われた。地元メディアが伝えた。

式典に参加した作業員は13人しかおらず、地元報道も減少の一途をたどっている。世界中の関心を呼んだ奇跡の救出劇は地元住民の間でも記憶が薄れつつある。

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