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「 虹(にじ) 」 どうして漢字にすると虫偏なの?≪虹のまとめ≫

漢字の「 偏 」はその文字の意味とつながりがありますよね。「虹」に関係する虫ってどんな虫なんでしょう?

更新日: 2020年06月06日

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【 漢字の「 偏 」はその文字の意味とつながりがある。 】

例えば、水に関わる文字には「 さんずい 」がついている。

【 虹 】

虹(にじ)とは、赤から紫までの光のスペクトルが並んだ、円弧状の光である。

太陽の光が、空気中の水滴によって屈折、反射されるときに、水滴がプリズムの役割をするため、光が分解されて、複数色(日本では七色とされる)の帯に見える。

【 空にかかる「 虹 」に関わりが深い「 虫 」って・・・? 】

実は、古代中国では「虫」の意味する範囲が今とは違っていたのです。

虫の旧字体は蟲である。しかし、もともと虫(キ)という漢字が別にあり、蟲はそれを三つ並べた字である。

虫という漢字の由来は、ヘビをかたどった象形文字で、本来はヘビ、特にマムシに代表される毒を持ったヘビを指した。
読みは「キ」であって、「蟲」とは明確に異なる文字であった。

外見から、「鳥」「獣」「魚」に大きく分け、このどれにも当てはまらない小動物の総称を「虫」と呼んでいました。

蝦(えび)蛤(はまぐり)蛙(かえる)は、鳥・獣・魚のどれにも分けられないことから、「虫」として扱われ、そこから虫偏がついた、という訳なのです。

ほかにも「蛇」(へび)「蜥蜴」(とかげ)「蠍」(さそり)などの“は虫類”や、水場にいる「蟹」(かに)「蜆」(しじみ)「蜃」(おおはまぐり)にも虫がつきます。

昔中国では、大ハマグリがあくびをすると、その吐いた気から空中に楼閣が現れるなど幻を作り出すと信じられていた。
そこから「蜃気楼(しんきろう)」という言葉が生まれたという説があります。

日本では、蜃気楼は「貝櫓(かいやぐら)」とも呼ばれています。

幻を作り出す「蜃」は、巨大なハマグリ説と、竜の一種とする説がある。

「虹」という漢字も古代中国では、“天に住む大蛇や竜”と考えられ、やはり「蛇」が関わっていることから、虫偏がつきます

虹というの現象を、古来の中国人は龍が作り出すものと説明した。
虹という字は、ヘビ(虫)が、大空を貫く(工)と書く。

この「虹=蛇」という考え方は、全国のみならず全世界的に見られる考え方でもあります。

虹は古代では珍しい色彩と理由が不明なことからよく神話に取り上げられた。

『万葉集』では、虹は「ヌジ」と書かれていました。
「ヌジ」とは“沼の主”つまり蛇や大蛇などの“ぬし”が語源という説があり、これもまた蛇のことなのですね。

また、「ヌジ」という言葉は、蛇類を表す古語ナギ(ナジ)に通じるという説も。

日本神話ではイザナギとイザナミが虹を渡って下界に来たとされる。

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