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後方支援の恐怖、バシー海峡の悲劇

この海峡は対戦末期に制海権も制空権も抑えられたにもかかわらず最終決戦の地に時速数ノットの輸送船を送り込み次から次へと沈められた悲劇である。

更新日: 2015年08月08日

s_minaさん

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フィリピンと台湾の間に、バシー海峡はあります。
その海峡で25万人以上の日本人将兵、軍艦、輸送船二百隻がいまだに、海底に放置されています。

バシー海峡は台湾とフィリピンの間の約100kmの海峡だ。最深部の水深は約5000m。最狭部の幅は,台湾最南端の小蘭嶼(しようらんしよ)とフィリピン最北端のイアミ島との間で約85kmである。

この海峡は対戦末期に制海権も制空権も抑えられたにもかかわらず最終決戦の地に時速数ノットの輸送船を送り込み次から次へと沈められた悲劇である。

日本政府は、まず最初にフィリピンを「最終決戦の地」と呼んだ。いつしか、沖縄を「最終決戦の地」と呼ぶようになり、ついには本土決戦を「最終決戦の地」と呼んだ。

1坪あたり14名という高密度に詰め込められた輸送船は、時速10km以下という速度で推進した。アメリカ軍からは止まっている的のように見えたに違いない。

バシー海峡だけで、広島原爆を越える犠牲者が発生した。人類史上まれに見る極めて効率の良い殺人システムとなったのである。

太平洋戦争後半には、米軍潜水艦が多数配置され、多くの日本輸送船を沈めたことから輸送船の墓場と呼ばれた。

この愚かな輸送作戦で、実に25万人の命が失われた。

5千トン以上の輸送船、艦艇はほぼ200隻以上が撃沈された

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