1. まとめトップ
  2. おでかけ・グルメ

バックパッカー憧れの地☆インド・ヴァラナシが聖地の中の聖地と言われる理由

「人生観変わる」と言う人までいるインドの宗教都市ヴァラナシ。ヒンズー教徒のみならず世界中の旅人が訪れるガンジス河のほとりのこの混沌とした街は、なぜ聖地とされているのか?ヴァラナシの何が特別なのか、ちょっとだけ探ってみます。バラナシ/ベナレス/カーシー/沐浴/ガンジス河/ガンガー/ヒンドゥー教

更新日: 2014年11月19日

272 お気に入り 79848 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

965389さん

多くの旅人を魅了してきたインド。
そのインドの中でも特に特別視されるのがヒンズー教徒の聖地であり、そして世界中のバックパッカーの聖地でもある「ヴァラナシ」。

「人生観変わる」と多くの人に言わしめるこの街の「特別さ」っていったい何!?

◆ヴァラナシって?

インドのウッタルプラデーシュ州の都市。
「ヴァラナシVaranasi」の名の由来はガンジス河に合流する細い河川「ヴァルナ川Varna」と「アッシ川Assi」の間という意味。

首都ニューデリーからは寝台列車で約12時間。
1等車に乗って片道4000円ほど。
おもに国内線が発着する空港もある。

ヴァラナシはヒンドゥー教の一大聖地として、インド国内外から多くの信者、巡礼者、観光客を集めるインド最大の宗教都市

頭のてっぺんまで浸かったり、川の水を口に含んだり、祈りの言葉を唱えたりする。

男性はふんどし一枚、女性はサリーを着てはいるのが一般的。

ヴァラナシは「サドゥ」という世俗を離れた修行者が集まる街でもある。
ひげも髪も伸ばしっぱなしだったり、灰を体にぬって真っ白だったりと目立つ風貌をしている老人が多い。

ひたすら祈っていたり、ヨガをしていたり、修行の仕方は多種多様。

写真を撮らせてお金を取る偽サドゥもいるので注意。

「火葬場のために存在する街」と言われるヴァラナシ。

火葬に使われる火は数千年前にシヴァ神がつけて以来燃え続けている聖なる火だといわれている。

日が沈むと、バラモン(司祭)がプージャと呼ばれる祈りの儀式を始める。
お香が焚かれて火が灯り、一気に幻想的な雰囲気に…。

◆ヴァラナシが聖地として特別視される理由は?

▼疑問その①:なんで沐浴するの?

ガンジス河の岸辺には、バナラシだけでも大小およそ80余りの階段状のガート(沐浴場)が西岸に並んでいる。

この川の水で体を清めることで、現世での罪をすべて洗い流すことができると信じられている。

禊みたい。

ヒンドゥ教徒は人が亡くなると火葬してから、その遺骨をガンガに流します。 聖なる川、ガンガに流すことによって、罪も洗い流され、苦しい輪廻を繰り返すことなく、悟りの境地に達すると考えられている

火葬後灰になって流されるのが人生最後の沐浴、ということのよう。
乳幼児や事故死など、天寿を全うできず亡くなった人の遺体は焼かれずにそのまま川に流される。

▼疑問その②:なんでガンジス河は「聖なる河」なの?

ぴゅーっと水を吹き出す女の子が…!

これがガンジス川の女神ガンガー。








ちなみに…
「シヴァ(शिव, Śiva)は、ヒンドゥー教の3最高神の一柱。創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌに対してシヴァ神は破壊を司る。」(Wikipediaより引用)
要するに、ヒンドゥー教の神々の中でも力が強くて多くの信仰を集める神様。

ガンガーとは、三大美女神の1人で、インド神話に出てくる聖河ガンジスの女神

ガンジス河自体も女神様。
ちなみにヤムナー河やサラスヴァティー河など、河の神様はだいたい女神。

もとは天界を流れていた聖なる川が、人々の祈りによって地上を流れるようになり、その巨大さで地上を壊さぬようにシヴァ神が受け止めてくれているとされます。

流れの激しいガンジス河が天界から地上に直接降りてきて大洪水になったりしないようにシヴァが頭でクッションの役割を引き受けてくれた、という神話。

ガンガーが天界から下ってシヴァの頭に受け止められて先ほどの絵のようにシヴァの頭に住んでるみたいになったとさ。

▼疑問その③:なんで川沿いの他の街じゃなくバラナシが聖地なの?

ガンガーに面した都市の中でも、なぜベナレスが最大の聖地になったのかは諸説あって明らかではない。

いろんな説があるけど定説はない。

カーシーとは「光り輝けるところ」の意味で、神話では、ヒンドゥー教の二大神のひとり破壊の神シヴァが、女神パールヴァーティーと結婚し、新たな生活にふさわしい土地を探したとき、世界中で最も美しい場所だといわれるのがこのベナレスだった、という話が出てきます

紀元前6~5世紀に栄えたカーシー王国の首都だったヴァラナシ。
ヴァラナシはマハーバーラタにも登場する世界で最も古い都市のひとつ。
ヒンドゥー教で最も信仰されている神のひとりシヴァ神との係りが深いとされていることからヴァラナシは聖地の中の聖地とされている。

マニカルニカー・ガートと並ぶヴァラナシ最大の沐浴場・ダシャーシュワメード・ガートの柱にはシヴァ神とガンガーが描かれている。

この場所が聖地なのは、唯一ガンガーが南から北に流れているからだという説がある

ヒマラヤから流れてきたガンジス河がこの街のあたりでは逆流するように北へと流れていて、下から上へ、地上から天へ上るイメージを起こさせる。
もとはこういった地形的な特殊性から神聖視されるようになったのかもしれない。

◆そんなヴァラナシに「何か」を感じる日本人も多数

キリスト教徒である遠藤周作がその宗教観や死生観を描いた作品『深い河』の舞台に選んだのがインド・ヴァラナシ。

他にも三島由紀夫(『豊饒の海』)や沢木耕太郎(『深夜特急』)など、多くの作家、アーティストが影響を受けた。

就活に悩む女子大生がひょんなことからインドを旅する『ガンジス河でバタフライ』のハイライトは、成長した主人公がヴァラナシのガンジス河でバタフライをするシーン。

『ガンジス』という曲を書いている。
日本食レストラン「スパイシーバイツ」には直筆の詩が書かれている。

◆最後に

ボートに乗り、ガンジス川の上からガートや沐浴風景を眺めることが出来ますが、火葬場の写真撮影は厳禁ですのでご注意

遺族の気持ちなどを考えれば当然。

1 2