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【2006年】埼玉県ふじみ野市・市営プール吸い込まれ死亡事故まとめ

2006年7月31日、ふじみ野市営プールの「流れるプール」で起きた吸い込まれ死亡事故のまとめ。この事故で所沢市立小手指小2年の戸丸瑛梨香(とまるえりか)ちゃんが亡くなりました。

更新日: 2014年06月12日

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YUKACHIさん

-2006年7月31日、事故発生

ふじみ野市は2005年10月1日、旧上福岡市と旧入間郡大井町が合併して誕生。プールは1972年に旧大井町において構想され、1986年に完成した。

所沢市立小手指小2年の戸丸瑛梨香(とまるえりか)ちゃんは、母親と兄2人そして瑛梨香ちゃんの同級生の児童1人の5人でプールに来場し、遊泳を楽しんでいた

事故当時対応したふじみ野市の関係者の話:「瑛梨香ちゃんは、泳ぎは上手下手とかのレベルでなく、バタ足の練習程度だったらしい。まだ小学2年生だ……」

プールサイドにいた監視員が、遊泳客から落ちていた「吸い込まれ防止柵」を渡されたのが13時30分ごろだった。その監視員はそれが何かわからず、 管理棟2階にいた別の監視員に連絡。そしてこの監視員も管理棟1階にいた管理責任者に報告した。 管理責任者は、監視員1人を連れてプールサイドに出向き、やっとそれが吸水口の吸い込まれ防止柵であることを認識した。プール内からプールサイドに向かって左側の柵が外れていたのである。

-瑛梨香ちゃんが柵が外れた吸水口に…

▽13時40分
母親の目の前で、瑛梨香ちゃんが「流れるプール」の吸水口に吸い込まれていった

流水プールの吸水口の付近には、プールサイドに立つ監視員や他の遊泳者もいた。

瑛梨香ちゃんが吸水口に吸い込まれる際、母親が脚を掴んで娘を引き戻そうとした

しかし瑛梨香ちゃんは吸水口に吸い込まれていった。それを見た女子高校生のアルバイト監視員は「入った」とだけ言ったという。

瑛梨香ちゃんが吸水口に吸い込まれた後『ドーン』と大きな音がした

助けを求める母親の絶叫に、周囲の遊泳者達は我が子の名前を呼んで多くの遊泳者がプールから上がった

-難航する救助作業

▽13時50分
「女の子が排水口に挟まれている」と119番通報、事故発生後の10分後に消防と警察が到着、直ちにポンプ車でプールの排水を始める

排水口からおよそ10メートル入った直径30センチのパイプの中で瑛梨香ちゃんとみられる女の子を発見

瑛梨香ちゃんは吸水口の奥にあるステンレスのパイプ(直径30センチ、長さ14メートル)部分に頭を奥に向けた状態で閉じこめられていた。

報道各社は、事件現場上空に取材ヘリを飛ばした。そのため、救出現場では、ヘリから見えないように、大きなブルーシートを用意して、その下で作業を続けざるを得なかった。

▽16時45分
事故発生からおよそ3時間後に重機での解体による救助に取り掛かった

解体着手からおよそ30分後、少女の指先を確認し、それから重機で少女の体が入っていると思われる吸水管部を掘り出した。

▽19時30分
瑛梨香ちゃんの体をパイプから開放、病院に搬送するが、20時8分に瑛梨香ちゃんの死亡が確認された

瑛梨香ちゃんは頭を強く打って死亡していた

死因は、吸い込まれて脱出不可能になったことによる窒息死ではなく、急なスピードで吸い込まれ、水路壁に強く頭を打ち付けられたことによる脳幹損傷による即死であるとの検死結果が出た

【「埼玉県ふじみ野市・市営プール吸い込まれ死亡事故」のその後】

2007年3月24日に被害女児の両親と、ふじみ野市・プール管理会社との間で損害賠償の示談が成立。重機でプールサイドを掘り返す等をしたプールは使用不能となり、そのまま閉鎖。その後、解体されテニス場になっている。

【NEWS】 ふじみ野市プール事故4年、18市が管理運営を見直し - 朝日新聞 - 東松山や鴻巣など5市は、老朽化などを理由にここ数年で廃止したという。 ..

【1994年~2006年までに起きた主な吸い込まれ事故】

1994年7月 北海道、小学男子、吸水口に吸い込まれ重体。
1994年8月 鹿児島、小5男子、吸水口に吸い込まれ死亡。
1999年7月 東京、小5女児、吸水口に身体がはまり死亡。
1999年7月 山形、小6女児、吸水口に足が吸い込まれ死亡。
1999年8月 栃木、男子高校生、吸水口に足が吸い込まれ死亡。
2002年2月 和歌山、小6男子、吸水口に吸い込まれ重体。
2004年7月 新潟、小6男子、排水口に足を吸い込まれ2日後に死亡。

-参考

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