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次期政府専用機「ボーイング777-300ER」とは

日本政府の次期政府専用機に選定された「ボーイング777-300ER」と政府専用機の役割や装備について解説しています。

更新日: 2018年03月11日

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Parabellumさん

次期政府専用機ボーイング777-300ERに決定

政府が新たな政府専用機に米航空機大手ボーイングの大型機「777」を導入する方向で最終調整していることが20日、分かった。新機種選定では欧州航空機大手エアバスの大型機も候補に挙がっているが、飛行性能に加えて日米同盟の関係強化に向けた姿勢などを重視した。

老朽化により2019年に置き換えが予定されている政府専用機の後継機種が、ボーイング社のボーイング777型機に内定したと報道されています。内閣官房の政府専用機検討委員会が8月末までに機体と整備委託の発注先を正式決定する見通しです。

政府は12日、天皇陛下や首相の外国訪問などに使う政府専用機の後継機種を米ボーイング社の「777-300ER」に決めたと発表した。

政府専用機の選定基準

日本政府は政府専用機の提案にあたって、以下の3つの要件を提示しています。

(1)アメリカ東海岸への直航が可能なこと。
(2)天皇陛下や内閣総理大臣の輸送に必要な装備(貴賓室、執務室、秘匿通信機器等)と随行員、乗務員等の座席を確保できるスペースを有すること。
(3)将来にわたって、国内で民間航空会社等による整備体制が確保される見通しがあること。

ボーイング777とは

ボーイング777(Boeing 777、ボーイング・トリプルセブン[1])はアメリカのボーイング社が開発したワイドボディ双発ジェット機である

2014年4月の段階でJALに13機、ANAに19機のボーイング777があり、整備体制が整っている。

777は機体に2本の通路を持つワイドボディを採用しており、座席数はエンジンを2基装備の双発機としてはかなり多目の数となっている。
 機体バリエーションは外見の違いでは2パターンあり、標準タイプとなる777-200と、胴体を延長した777-300があり、それぞれに航続距離の差異のあるバリエーションが存在する。国内用の777-300の座席数は500席を越えていて、座席数は747に匹敵するものがある。

ボーイング777機は双発機(エンジンが2つ)にも関わらず、現在の政府専用機である四発機(エンジン4つ)のボーイング747"ジャンボ"に匹敵する座席数を持っている。また、双発機なので四発機のボーイング747よりも燃費が良く、航続距離も日本から北アメリカ大陸に飛行できるほど長い。

選定作業で、候補に挙がっていたボーイング中型機「787」は貴賓室や首相執務室、 随行員などに必要な十分なスペースの確保が難しいと判断。エアバスの大型機「A350」は777と同様に米東海岸にノンストップで飛行できる能力を持つが、現行機がボーイング製であることや、強固な日米同盟関係を象徴する意味合いから、米国製が望ましいと判断した。

欧州のエアバス社のA350が選定されなかった理由の一つは日米関係の重視ということです。現在の政府専用機を選定する際も日米間の貿易摩擦に配慮してアメリカ製の機体が選ばれました。

日本企業の製造分担比率も、777型機の21%に対して、350型機は1桁台だったことも考慮されたとみられる。

日本企業が製造する部分の比率がエアバスA350よりボーイング777の方が高く、政府専用機の取得にかかった費用の一部が公共事業として国内に還元されるというのも理由になった。

ボーイング777シリーズで初の軍用型ということになります。

整備は全日本空輸が担当

2019年に新たに導入が決まったのはボーイング777-300ERだ。それと共に整備や機内食の提供などを行う業者を募集し、日本航空と全日本空輸が受注を争っていた。

政府が検討した結果、コストや同型機を多数保有する全日本空輸の整備体制が充実していることから、これまで20年間整備を担当してきた日本航空から全日本空輸に委託先を変更することになった。

両社のサイトを見ると、2014年3月末時点で、日本航空は777-300ERを13機、777-300を6機保有している。一方、全日本空輸は777-300を26機保有しているものの、777-300ERについては記されていない。

全日本空輸の機体紹介には777-300ERがあることから導入しているのは間違いない。777-300の26機に777-300ERが含まれているのかもしれない。

政府専用機更新の理由

政府は1991年から、ボーイング「747-400」2機を政府専用機として運用してきた。しかし、747型機は4発エンジンのため燃料効率が良くないうえ、JALが747型機をすべて退役させたことなどから、後継機の選定が必要となっていた。

外観の塗装も刷新

2019年度から運航を開始する次期政府専用機の塗装デザインが関係者の間で関心を集めている。天皇陛下や首相らが外国訪問に利用する「日本の顔」にふさわしいものとして複数案が浮上。後継機の誕生を機に「日の丸」カラーのデザインが一新される可能性もあり、論議を呼びそうだ。

政府関係者によると、ANA側のデザイナーが考案した外装案には現行機と似たものがある一方で、「斬新なもの」も含まれているという。

整備委託先を射止めたANAのシンボルカラーは青色。政府内には「青を使うのはいいが、専用機だから(ANA機と)全く同じというわけにはいかない」との声もあり、最終決定までは曲折も予想される。

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