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日本のお寺やナチスの党章などに使われる「卍」マークの意味

欧米では卍(まんじ)=ナチスのハーケンクロイツ(鉤十字)の悪いイメージが根強いですが、もともとはありがたいシンボルなんです。

更新日: 2014年06月15日

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日本のお寺やナチスのシンボルの卍(まんじ)ってどんな意味?

外国人が見た日本の地図はナチスの支部だらけだったらしい。ってそれは寺や寺!!!!

海外の観光客が日本のお寺を訪れた際、この卍(まんじ)がいたるところで発見できるのでそれをナチスのシンボルと間違える人が多いそうです。この卍には一体どんな意味があるの?

卍(まんじ)はもともとインダス文明発祥

「スワスティカ」という言葉は、サンスクリット語の「スヴァスティカ」に由来し、「幸運」または「幸福」といった意味があります

サンスクリット語のスヴァスティカは、キリスト教などのお祈りに添えられる言葉「アーメン」(かくあれかし=そうなりますように)と同じ意味があるそうです。

卍はヒンドゥー教や仏教で吉兆を表すシンボル

ヒンドゥー教ではヴィシュヌ神の胸の旋毛(つむじ)、仏教では釈迦の胸の瑞相が由来

瑞相(ずいそう)は、めでたい出来事として起きる前触れ現象を意味する仏教用語です。

影響力のあった仏教国の中国で左回りの卍を正式な漢字にしたので、仏教では左回転の卍がスタンダードとされています。ヒンドゥー教やチベット仏教では左回転だけでなく、右回転の「卐」も使われています。画像はヒンドゥー教で使われる右回転のスワスティカです。

今でもインドではまんじは対象物に吉祥をもたらす法印とされ、加護を得たい物品にバラモン(祭司)がサフランを用いた染料で右手の薬指を使ってまんじを描き、これが自然に消えるまで布でぬぐったりしてははならないという風習が強く残っているそうです。画像は新車の安全祈願のために描かれた卍。

「まんじ」という言葉の由来は中国の漢字

影響力のあった中国仏教が639年に左回転「卍」を正式な漢字とし、それ以降、すべての仏教に定着したとしています

なので中国由来の仏教国では卍は左回転です。

武則天の長寿 2 年(693年)、「卍」を「萬」と読むことが定められた。吉祥万徳の集まる所の意味である。これにより卍が漢字として使われることにもなった

麻雀牌の萬子(マンズ)の萬の読みと同じです。なので本来は「卍」だけでマンと読みます。ちなみにこの漢字の部首は「十」で、書き順は複数あり6画です。

この卍あるいは卐が変化した字が「万」である

日本では「卍(まん)」の字だから「まんじ」と呼ばれるようになりました。「卍(まんじ)」は「万字」だったわけです。また「卍(万)」の別の音読みで「万国博覧会」のように「バン」とも読みます。漫画「BLEACH」の卍解(ばんかい)の読みが有名です。

中国から仏教が伝わり日本の寺院でも卍が使われるようになった

日本へは中国からの仏典伝来を通じて伝えられ、この際に右回りの卍が伝えられたため、日本の仏閣では至る所で瑞兆とされるまんじのシンボルを取り入れている

日本では、奈良時代の薬師寺本尊である中尊の薬師如来の掌と足の裏に描かれたものが現存最古の例とされています。他にも東京の浅草寺を見てみると屋根や焼香台、灯篭など多くの「卍」を見つけることができます。

地図に記載する記号は、その約束事を定めた「図式」に規定されます。卍は、「明治13年式」と呼ばれる、わが国最初の洋式図式に「佛閣」として記載されています

日本でも卍は古くから仏教のシンボルとして使われてきたので、社寺仏閣を表す地図記号として採用されたみたいです。

ヨーロッパの遺跡でも卍が発見され、それを党章に使ったのがナチス

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