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山でやまびこの声を聞くときの叫び声はなぜ「ヤッホー」なの?

山に向かって叫ぶと声が返ってくる現象の「山彦(やまびこ)」または「木霊(こだま)」に使われる叫び声はなぜ「ヤッホー!」なのか?

更新日: 2014年06月22日

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この記事は私がまとめました

山で叫ぶときに言う「ヤッホー」って何?

山や谷の斜面に向かって音を発したとき、それが反響して遅れて返って来る現象

山に登ったら、皆さんも思わず叫んでいませんか? この 「ヤッホー」 の起源は何でしょう?

かつてこの現象は、山の精あるいは山に棲む妖怪がその声を真似しているのだと考えられていました。その妖怪の名前が左の画像の「山彦(やまびこ)」で、現在は現象の名前になっています。他にもこの現象は木の精霊「木霊(こだま)」が声まねをしているとも考えられてきました。声が響くことを「こだまする」と言ったりしますね。その語源です。

日本にこの言葉が伝わったのは昭和の初期

実は日本語ではなく、外国語に由来しているそう。串田孫一編「忘れ得ぬ山1」の中の広瀬潔氏の「氷雪の富士行」に、「ヤッ ホオ!」という呼びかけが書かれていて、この山行は昭和14年のことなので、かなり昔から使われてきた言葉です。

ヤッホーの語源には諸説あって、決定的なものがなく、どれもそれらしいが万人が納得する理由がない

以下、やまびこのかけ声「ヤッホー」の語源と言われている説をいくつか紹介します。

ドイツ語の山のかけ声の「ヨッホー」がなまった説

「ヤッホー」という語源はドイツ語から来ているという説があります

ドイツ語の「johoo」という言葉で、ドイツでも山のかけ声として使用されてきたとされます

ドイツ語の読みでは「ヨッホー」や「ヨッポー」というそうです。

「ヨッホー」がなまって「ヤッホー」となった

多くの雑学書ではこの説が一番有力だとされています。

登山者が自分の居場所を知らせる合図などに発する声。また、うれしいときなどに発する歓声。

ヤッホーを国語辞典で調べてみると、やまびこのかけ声である他に登山者同士の合図の意味があると書いてあります。もともとは登山者同士の合図だったのが、やまびこの声を聞くときのかけ声としても使われるようになったと考えられます。

あるいは遠くにいる人に呼び掛ける「ホーイ」などが語源とも言われている

遠くの人にあいさつのようなかたちで「ホーイ」や「オーイ」と呼ぶと、救助を求めていると間違えられる可能性があるので、区別のために「ヤッホー」と呼ぶようになったという説です。

ヨーロッパのアルプスでヨーデルの掛け声として呼び合っていた説

「ヤッホー」というのはヨーデルで人に呼びかける時の音の表現法に由来すると言われています

独特の節回しでおなじみヨーデルでは、人に対する呼びかけとして「ヤッホー(yo-ho!)」を使う。

ヨーデルはヨーロッパのアルプス山麓の牧童が仲間と呼び交わすのに使用した、独特の裏声が元になっている

夏の間、牛や山羊を放牧するために山小屋にこもっていた牧童たちが下の村との連絡のための叫びから発達したといいます。このヨーデルのかけ声が登山者同士の呼びかけとして使われて日本に広まったと考えられます。

『おおブレネリ』の作詞者(訳詩者)は、元大阪YMCA主事で日本リクリエーション協会の会長を務めていた松田稔氏。終戦後の1949(昭和24)年頃に作詞されたという

「ヤッホ ホトゥラララ」のコーラスで有名なスイス民謡「おおブレネリ」は昭和24年頃に日本語訳がつけられました。その頃から日本では「ヤッホー」は使われていたようです。

珍説。山頂の景色を見たときの感動の言葉だった説

その語源は、様々ですが、一説には古くはヨーロッパ・アルプスで“おお神よ!”と神を讃える掛け声から、“ヤッホー”が生まれたといいます

昔、あるドイツのキリスト教宣教師が、辛い思いをして高い山に登りました。

やっぱりドイツがからんできます。

ようやく着いた頂上で、ふと周りを見ると素晴らしい景色に感動して思わず神様の名前「ヤハウェ!」と叫んだそうです

ヤハウェは、ヘブライ語の旧約聖書に出てくる神の名の読み方のひとつです。つまりヤッホーとは,英語の「God!」と同じであるというワケです。

するとこれを真似る人達によって「ヤハウェ」が「ヤッホー」になったとか・・・

モーゼの十戒にあるように昔は神の名をみだりに呼んではならないとされてきました。そのため神の名前の母音をわざと外して「YHVH」や「YHWH」と表記していました。このため後の世の人が本来の呼び方を忘れてしまったので便宜的に母音をあてたのが「ヤハウェ」です。

こだまを表す単語Echo(エコー)から来ているという説

3つ目はエッコーから来ているという説で、エッコーとはエーコーを表し、これは木霊(こだま)を意味する

日本で反響現象が妖怪によるものと考えられてきたように、西洋でも声が返ってくるのは精霊ニンフのエーコーによるものと考えられてきました。このエーコーが元になってEcho(エコー:反響。残響)という単語が使われています。

(1)トルコ    :Hey!  ヘイ!   40代後半男
 (2)イギリス  :(なし)         40代後半男
 (3)ドイツ    :Hello!  ヘロー!  20代後半女
 (4)フランス  :Echo!   エッコー! 30代前半女
 (5)スペイン  :Echo!   エッコー! 30代後半男
 (6)ポーランド :Echo!  エッコー! 20代後半男
 (7)チェコ    :Echo!   エッコー! 20代後半女
 (8)スエーデン :Echo! エッコー! 20代後半男
 (9)ハンガリー :Haho! ハッホー! 20代後半男
 (10)ギリシャ  :E !  エッ!    30代前半男

各国の山彦の掛け声を聞き取り調査した方の結果です。10カ国中実に5カ国でEcho(エッコー)という掛け声が使われているそうです。日本ではこのエッコーがヤッホーになまったそうです。でも意味を考えてみると山に向かって「やまびこーー!!」「こだまーー!!」と叫んでいることになって妙ですね・・・。

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