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アレルギーだけではなくガンにも?日常に潜むカビの危険性

室内の見た目が悪いだけでなく、何よりも放置しておくと健康を害してしまう危険性のあるカビ。また、カビが増えるとそれをエサにしているダニも増え、そのダニが引き起こすアレルギーにも深刻な症状を引き起こす場合もあり、カビを減らす予防は健康のためにも必要です。

更新日: 2016年05月31日

egawomsieteさん

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■カビの発生条件「温度・湿度・養分」

発生しやすい温度は20〜30℃。特に25℃前後で発生すると言われています。お風呂上りは、冷水で必ず風呂全体を冷やしてください。お風呂上りの風呂は放っておくと、ちょうど25度くらいになってカビに最適な温度となります。

湿度と言えばカビが活発に増殖する湿度は70%以上と言えわれてます。 梅雨時はこのくらいの湿度になりやすいので注意が必要です。水分の付着をできるだけ避ける事がカビ対策として有効になりますので、余計な水分はためないよう、そして換気扇を回すなど対処も必要です。

カビの栄養分についてですが、カビは体の垢や石鹸カスも栄養分となるのでお風呂を綺麗にしておくことこそ、大事になってきます。

■風呂に入ると頭痛がする…原因は天井のカビ

「ただでさえ蒸し暑くてイライラするのに、いくら風呂を掃除してもカビが生えるので、頭が痛みで爆発しそうになっていました。ところが、先日、ふと天井を見上げるとカビがビッシリ生えていたんです」

山崎和博さん(仮名・25歳)の症状に対して、衛生微生物研究センターの李憲俊氏は「天井に生えたカビの胞子を吸い込んでしまったのでは」と、推察する。

「風呂場は使用したあとも水滴が残るので、もっともカビが生えやすい場所のひとつです。壁のタイル目地やシリコンに生えるカビは、その内部に根を生やしていくので胞子を空気中に出すことは少ないですが、天井は別。内部ではなく空気中に向かってカビが成長していくので、空気中に胞子を振りまくことになる。吸い込むと、場合によってはひどいアレルギーを引き起こすこともあります」

さらに、天井のカビは色が薄く、生えていることに気がつきにくいという特徴もあるのだとか。

「風呂に入ると咳が出る、頭痛がするなどの症状が出てきたら、天井のカビを疑ってみるべきです」

■夏型過敏性肺炎 「長引く夏かぜ?」実はカビの仕業

梅雨に入り、カビが繁殖しやすい時期。カビの胞子を吸い込むことで、アレルギー性の肺炎を発症するのが「夏型過敏性肺炎」だ。放置していると毎年繰り返すだけでなく、次第に肺の機能が失われる。長引く夏のかぜ症状には要注意だ。

原因は「トリコスポロン」という種類のカビ。白や黄色っぽい色をしていて、室内の水回りなどの腐った木材を好んで繁殖する。「温度20-25℃以上、湿度60%以上になると急速に増殖する」と、池袋大谷クリニック(東京)の大谷義夫院長(日本呼吸器学会指導医)が説明する。

 「症状はかぜに似ていて、せきが出る、微熱が続く、何となく息苦しい。ただし、症状が現れるのはカビが増殖している夏から秋の期間限定。冬になると症状が治まるのが特徴です」

 本当のかぜなら2週間以内には治る。毎年決まって夏に、長引くかぜ症状が起こるようなら疑った方がいいという。

同じ家に住む全員が発症するわけではない。カビが放散する胞子を最低2年以上吸い続けていて、免疫抗体ができた人にアレルギー反応が起こる。だから専業主婦や高齢者など、在宅時間の長い人ほど発症リスクが高い。

 「もう1つの特徴は、アレルギー性の肺炎なので抗原(原因のカビ)から離れると症状が治まる。旅行などで3-4日外泊して症状が消えるようなら、さらにこの病気の可能性が高いです」

 ただし、胸のレントゲンを撮影しても呼吸器専門医でないと診断が難しい。適切に治療されずに放置されている患者は多いとみられている。

 「発症から5年もたつと、慢性化して肺線維症に移行する恐れがある。こうなると肺の組織が硬く縮んでしまい、季節に関係なく1年中、せきが出て息苦しい。進行すると呼吸機能低下で死に至ることもあります」

【治療はカビの除去】

慢性化する前に見つけるのが重要。疑いが強ければ、3日以上外泊してもらい症状の軽減や抗体検査の結果などから総合的に診断する。

 「根治するには、原因のカビを徹底的に除去するしかない。医師が発生場所を調べて、患者さんには短期間、他の場所に移ってもらい業者にリフォームしてもらう。家が古すぎて改装しようのない場合には引っ越しするケースもあります」

 築20年以上の木造家屋はトリコスポロンが発生しやすい。マンションでも湿度の高い3階くらいまでは要注意。木材だけでなく、枕の内容物に原因のカビが生えていた事例もあるという。

 「風呂場や台所など、水にぬれる場所はこまめに拭き取ることが大切です。また、2週間以上続く夏かぜの症状は、きちんと呼吸器専門医に鑑別してもらいましょう」

■頑固な黒カビを落とす方法

「お酢がいいと思います!カビのところに、ティッシュをお酢で濡らしたものを貼っておくところがポイントです。(中略)……その後は、ゴム手袋をはめて、食器用洗剤で洗い流すとぴかぴかになりますよ」(まあくん741さん)という意見だ。

ほかにも「水あかにはクエン酸が効果的ですよ。水にクエン酸を溶かして(水200ml:クエン酸小さじ1)スプレー容器に入れれば洗剤になります。もしかしたらカビには効果が弱いかもしれませんが、クエン酸はカビ予防にもなりますのでオススメですよ」(そらぐぅさん)と、具体的な予防法を寄せる意見も。

一般的にはカビキラーといったカビ取り剤を思い浮かべるが、皆さんそれぞれ生活の知恵を駆使しているようだ。

カビを根絶しようとする人がいる一方で、カビは落ちづらく、「手間がかかるから」と放置している人がいることもまた事実であろう。だが、カビをそのままにして生活しても問題はないのだろうか? そこでNPO法人カビ相談センターの専門研究員である高鳥美奈子さんに、カビの危険性についてお聞きした。

「この時期、最も気をつけねばならないのはカビによる空気汚染です。人は呼吸をし、そのたびに空気を取り入れるので、健康を十分意識する必要があります。空気がきれいか汚れているかで、健康状態にも影響を及ぼすことがあります」(高鳥美奈子さん)

高鳥さんの話によると、空気1立方メートルあたり500~1000のカビ胞子がある場合は、これといって汚れておらず、一般的なのだそう。ところが、数値が2000以上になると、汚れた環境として注意しなければならないそうだ。

ではこうした大量のカビの吸引、臭気と関わっていた場合、どんな病気にかかる恐れがあるのだろうか。

「カビ汚染したところでは多量の胞子が飛散します。長期暴露され続け呼吸器系に入ると喘息などのアレルゲンとして、過敏性のアレルギー症状が考えられます。
夏型過剰性肺臓炎(抗原の反復吸入によって起こるアレルギー性肺炎。夏に多いため夏型と言われる)などありますが、やはり多量の胞子暴露によります。また、臭気で反応する人もいます。臭気はシックハウス症候群として知られています」(高鳥美奈子さん)

カビの放置で一生続く病気にかかってしまうと思うと、とても怖くなってしまう。定期的な掃除を心がけ、カビを発生させないことが一番の対策だろう。特に水回りのお風呂場、洗面台はカビの餌食になりやすい。この時期は特に念入りな掃除を怠らないようにしたいものだ。

■冬なのに「みるみるカビが増殖する」部屋…特徴3つ

この季節にどの家庭でも起きるのが、結露。室内の温度と外気温との差が生じたときに、部屋内部の空気に含まれる水分が水滴となって窓につく現象です。太陽が当たらない北側、西側の部屋で起こることが多く、窓に限らず、壁紙でも結露が起きることもあります。

結露を放っておくと、水滴がどんどんたまり、そこからカビが発生してしまうのです。そんな結露を起こりやすくする部屋はどんな特徴があるでしょうか? NG事例をご紹介しましょう。

結露がカビの発生に……冬時期にカビを招きやすい部屋の特徴3つ

(1)換気をまったくしない

先程ご紹介したとおり、結露は部屋の内部と外の温度差が大きいときに起こるもの。だから外は冷え込んでいるのに、部屋の温度が暖かすぎる場合は危険です。しかも、定期的に窓を開けて部屋の空気を入れ替えしないのはNG。

1時間~数時間に1度は窓を開けて換気を行い、空気の流れをよくしてあげましょう。そのときに、あまり使っていない扉や部屋も開けて、家全体に空気が流れるようにするとよいです。

(2)洗濯物を室内干ししている

室内で洗濯物を干しているなら、洗濯物に含まれている水分が結露となると理解し、止めるべきです。また加湿器のかけすぎや、植物や水槽をたくさん置いていることも同様に、水分が蒸発して、結露を起こりやすくしています。

(3)家具を壁や窓にピッタリ置いている

家具を壁際や窓際に隙間なく置いている場合、その部分は空気の流れが悪くなり、温度差が生じて結露ができ、壁紙にもカビが生えてしまいます。家具と壁の間は、5cmほど隙間を空けて置くようにしましょう。

■我々の生活環境に普通に存在するカビ

「カビが生える条件は水分と湿度と栄養源。湿度60%以上、温度が20~30℃になるとカビが生えやすくなります。栄養素は皮脂や皮膚、ホコリ、食べカスなど。あらゆるものがカビの栄養源になります」

 なかでも、特に人体に影響を与える2大危険カビは先に触れた、アスペルギウス・フミガータス(麹カビの一種)とエキソフィアラ(黒カビ)。しかも、これらは我々の生活環境に普通に存在しているのだ。

「とはいえ、カビは感染力が弱く、免疫力の低下したガンの末期患者や小さな子供、お年寄りでなければ、真菌症(カビによる感染症)にはほぼ感染しないと考えてよいでしょう。しかし、何かの病気でステロイドを使っている人や過労などで長期的に疲れている人、また、ヘビースモーカーは要注意です。喫煙によって肺が傷つくと、そこにカビが生えやすくなってしまう。しかも、肺は一度壊れると元に戻らない臓器なのです」

■成人男性は1日1万個のカビの胞子を吸っている!?

「個人差はあるものの、ハウスダストと同様、健康な人でもカビの胞子を吸い続けることで、アレルギー反応が出ることがあります。ちなみに、1立方メートルあたりにいるカビは100~1000個といわれる。それらを成人男性の平均的な呼吸量に換算すると、一日に1万個以上のカビの胞子を吸っている計算になります」  

 度を越した汚部屋では、それ以上であることは確実だ。

「どんなに掃除をしてもカビをゼロにすることはできませんが、カビの胞子を吸っていいことはひとつもない。できるだけ減らす努力をするに越したことはないのです」

「カビが増えるとそれをエサにしているダニも増えます。ダニが引き起こすアレルギーにも深刻な症状を引き起こす場合があるのです」

 そもそも、そんな場所で一戦交えたりすると、大切な粘膜が病気に感染してしまいそうだが……。

「性病の菌と汚部屋にいる菌は別物ですが……人にはマラセチアという常在菌がいます。これは人の脂や湿気が大好きで、汗をかいたままなどの環境下で爆発的に増えることがあります。まったく洗っていない寝具でそういう行為に及んだとしましょう。その際、どちらかの脇の下や首など皮膚の柔らかいところ、汗がたまりやすい場所に、小さな傷があると、そこから菌が入り、癜風という皮膚がただれ、湿疹のような症状を起こす病気になる可能性は考えられます」

■食べかけ、残り物のカビから発ガン性カビ毒が発生⇒発ガン性物質を食す可能性

梅雨の季節。食べかけの弁当や晩ご飯の残り物などをうっかり放置などしようものなら、たちまちカビが繁殖してしまうというのに……。

 バーテンダーの田中大樹さん(仮名・23歳)の“汚部屋”は、ゴミで足の踏み場もない。そのほとんどはコンビニ弁当や飲料水のペットボトル。食べかけ、飲みかけのものも多い。「何か月前のものかわからない」という冷蔵庫のピザは、チーズに青カビが生え、部屋中にツーンとしたニオイが漂う。

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