商品市場で直接に貨幣所持者に向かい合うのは、じっさい、労働ではなくて労働者である。

出典カール・マルクス『資本論 第1巻第2分冊』(マルクス=エンゲルス全集刊行委員会訳、大月書店)から引用

ちょっと地味なフレーズですが、これは商品の「もうけ」は労働者の収支を超えた働きから生じているという視点から書かれています。つまり、価値の創造は「安く買う=搾取(さくしゅ・しぼりとり)」にあると言っています。これは大分偏った見解に見えますが、20世紀に数理経済学者の置塩信雄や森嶋通夫らによって証明されている数学的定理らしいです。

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《大学入学共通テスト倫理》のためのカール・ハインリヒ・マルクス

センター試験の倫理科目のために哲学者を一人ずつ簡単にまとめています。カール・ハインリヒ・マルクス(1818~1883)。キーワード:「物象化」「生産関係」「労働者(プロレタリアート)」「社会的諸関係のアンサンブル(総和)」「労働疎外」主著『経済学批判』『資本論』『経済学・哲学草稿』『共産党宣言』

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