利潤率の漸進的な低下の傾向は、ただ、労働の社会的生産力の発展の進行を表わす資本主義的生産に特有な表現でしかない(略)資本の価値量にたいしてますます小さい割合にならざるをえないのである。

出典カール・マルクス『資本論 第3巻第1分冊』(マルクス=エンゲルス全集刊行委員会訳、大月書店)から引用

つまり、もうけるほどにもうけにくくなるという話。これは「利潤率の傾向的低下の法則」と呼ばれるもので、マルクスの提起の中で議論が続いている(そして、どちらかというと否定されている)法則です。第三部はこれの論証と、これまで産業資本ベースで考察していたものを他のあらゆる金もうけ(商人資本、地代、銀行利子、金融)に範囲を広げてこれまでの考察を適用させていきます。

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《大学入学共通テスト倫理》のためのカール・ハインリヒ・マルクス

センター試験の倫理科目のために哲学者を一人ずつ簡単にまとめています。カール・ハインリヒ・マルクス(1818~1883)。キーワード:「物象化」「生産関係」「労働者(プロレタリアート)」「社会的諸関係のアンサンブル(総和)」「労働疎外」主著『経済学批判』『資本論』『経済学・哲学草稿』『共産党宣言』

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