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facebookが無断で行っていたある「実験」が批判を浴びている

facebookがユーザーを対象に無断で実験を行なっていた事が発覚。批判が噴出している。facebookが行なった実験とは?

更新日: 2014年07月02日

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haru-tomoさん

■facebookがユーザーを対象に無断で実験を行なっていた事が発覚

Facebookが2014年6月2日にアメリカ科学アカデミー「PNAS」で、ユーザーのニュースフィードを操作して情動感染の心理学実験を行なった論文を掲載しました

facebookが行なった実験とは?

同社データサイエンティストのAdam Kramer氏を中心とする研究チームは、68万9003人のユーザーを対象にニュースフィードに掲載される友達などからの投稿を調整

ポジティブな印象を与える投稿の表示を減らしたところ、ユーザー自身のアップデートもネガティブな内容が増えた

逆にネガティブな印象を与えるコンテンツをニュースフィードから減らすと、ユーザー自身の投稿はポジティブな内容が増えたという

・facebookによって感情を操作できるか?というのが実験の主旨だったようだ

Facebookのニュースフィードに表示される投稿の感情がユーザーの投稿の感情に影響するかどうかを実験した結果がまとめられている

論文では「調査結果は、Facebook上で表示される他のユーザーの感情が自身の感情に影響することを示し、ソーシャルネットワークを介した大規模感情伝染の実験的証拠となる」と述べている

被験者として抽出されたユーザーは、知らない間にアルゴリズムを操作され、(友達のプロフィールを見に行けば読めたとはいえ)見られるはずだった投稿を見落としていたことになる

しかし、やはり無断で行なっていたため、批判が噴出

実験をユーザーに告知することなく実施していたため、「倫理的に問題があるのではないか」という声が上がっていました

米New York Timesは、「Facebookの謝罪はこれまで何度も聞いた」と厳しく批判

米Wall Street Journalには、「被験者には、事前に了解を得るのが倫理というものだ」「そんなにも簡単にユーザーを実験対象にできるなら、限度は一体どこにあるのか?」など多数の意見が寄せられた

facebookは「問題ない」というスタンスだが、謝罪はした

「この実験についてなぜ懸念を表明する人がいるかを私は理解しており、この論文の表現が引き起こした懸念について著者一同非常に申し訳なく思っている」とクレイマー氏は謝罪した

Facebookは、ユーザーが同意している「Data Use Policy(データの使用に関するポリシー)」の条項「トラブルシューティング、データ分析、テスト、調査、サービス向上を含む内部運用を目的としたデータ利用」の範囲内だと主張している

投稿のポジティブ/ネガティブは機械的に選別しており人間が投稿を読んでいるのではないこと、特定の個人のアカウントに関するデータは使用しておらず、個人データを収集していないことなどを強調した

ユーザーに無断でFacebookがユーザーを“モルモットにした”ことなのだが、この点については謝罪していない

クレイマー氏によると、今回の実験は2012年に行なわれたもので、実験の反応から学んだ多くのことは、実験を審査する社内機関の審査基準に反映させるとのことです

■アメリカでは無断でこうした実験を行う事は許されているのか?

アメリカでは政府から補助金を受け取っている大学などの機関が、人間を巻き込んだ実験を行う際には治験審査委員会の審査を受けて許可を得る必要がある

そのガイドラインの1つに「実験を行うには、実験を開始する前に被験者から許可をとらなければいけない」というものがあります

「Facebookは民間企業であるので、大学のように治験審査委員会の許可を得る必要はありませんが、多くの民間企業は治験審査委員会の定めたガイドラインを自主的に守っています。多くの人間を巻き込む実験において、被験者は実験に関する説明を実施前に受け、実験参加に同意するか否かを決める権利があるのです」と、Facebookの姿勢に対して懸念を表明

論文の掲載にあたりFacebookの論文の編集を担当したプリンストン大学心理学教授のスーザン・フィスク氏

■今回のテーマになった「情動感染」とは?

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